対麻薬戦への対応 、日本外交に求められる新工夫
山田 寛 2016/9/24 コラム|山田寛の国際レーダー [会員向け]
「麻薬犯罪者は殺せ」。フィリピンのドゥテルテ新大統領の対麻薬戦「戦果」は、着々増大している。警察作戦で殺害した麻薬関係者は9月上旬までで1105人。ほか自警団などによるものなど、人権団体が超法規殺人と批判するものを合わせ、死者は3000人以上に上る。70万人以上の麻薬使用者・関係者が震え上がって「投降」(自首)し、世論も強硬作戦に拍手を送っているようだ。
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