法の精神護った韓国裁判官


ペマ・ギャルポ

朴裕河教授への判決が良識

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ

 韓国の裁判官が法の精神を護り良識と司法の独立性を示した。新聞報道によると「韓国の朴裕河・世宗大学教授(59)が著書『帝国の慰安婦』で『自発的な売春』といった描写により元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損罪に問われた裁判で、ソウル東部地裁は25日無罪を言い渡した」とあった。私は昨年10月に韓国を訪問した時、朴教授の学問的な著作が不当なバッシングを受けているのを見聞した。中には朴教授を「売国奴」扱いするような表現も飛び交っていた。


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