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地中海東部に展開する露海軍
ロシア研究家 乾 一宇 4個艦隊が交代で常駐 シリア空爆に空母艦載機使用 世界は混沌(こんとん)の時代に入った。予測不能といわれるトランプ米新政権、我流を通す中国、難民・テロで揺れる西欧、このような中、ロシアが着々と地…
改革期待する米国民、成否は共和党との関係次第
トランプ政権始動(2) 米国社会の「分断」を抱えたまま船出するトランプ大統領の政権運営は、厳しいものになる――。米メディアのみならず、日本でもこうした声は多い。各種世論調査の支持率は40%前後で、就任直前の大統領として…
子供の主体性重視する算数・数学授業研究会
東京学芸大学竹早地区附属学校園、特色出そうと教員奔走 幼・小・中教育の連携を取りながら、教育活動を行う東京学芸大学竹早地区附属学校園で算数・数学授業研究会が1月14日開かれた。竹早地区算数・数学部では、子供の主体性の育…
親子の介護で実家周辺の共助意識を強調すべきだったアエラ介護特集
◆連絡時に既に認知症 超高齢化社会を迎え、介護問題は疾(と)うから雑誌記事の定番の一つとなっているが、アエラ1月23日号は、「親をリスクにしない」をメインタイトルに、同問題で22ページの大特集。タイトルは「介護により親…
大統領の麻薬戦争を警官が悪用
フィリピンで韓国人が拉致され行方不明となっていた事件で、警官が関与する身代金目的の誘拐であったことが明らかとなり、大きな波紋を呼んでいる。犯行に関与した警官が、麻薬捜査を偽って韓国人を連れ去っていたことも分かっており、…
激動の16年、中国はどう見た?
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米新政権誕生を最重要視 新華社10大ニュースから分析 2016年は激動の年であり、実際、米大統領にD・トランプ氏当選を筆頭に、年初から台湾での蔡英文(民進党)総統選出、北朝鮮の2回におよぶ…
トランプ政権始動、「予想外」の保守路線
トランプ政権始動(1) 「第2のレーガン」となるか ドナルド・トランプ新米大統領の就任でついに幕を開けた「トランプ時代」の行方を展望する。(ワシントン・早川俊行) トランプ氏が大統領選で事前予想を覆し勝利したことは大…
オバマ政権からリベラル政策失敗の教訓導き出した「プライムニュース」
◆偏向した米世論調査 トランプ新米大統領が就任した。テレビの時事番組のテーマは過去1週間、トランプ氏一色だった。そのプレゼンスに陰りが見えるとはいえ、米国は世界のリーダー国。しかも、ホワイトハウスの主が民主党から共和党…
トランプ氏、情報機関を改革へ Trump to reform intelligence
トランプ次期政権の国家安全保障政策の優先事項の一つに、官僚化され、一部で批判されているように政治化された米情報機関の改革がある。 トランプ氏は最近、英国の元情報当局者が作成したにせ文書の公開をめぐって、情報当局者らと…
「民進」に目玉政策 「教育」が経済政策の基本
「ベーシックインカム」も 政権時代に公約実現で行き詰まった教訓を持つ民進党が、衆院選に向け目玉政策づくりを進めている。機関紙「民進プレス」1月6日号と1月20日号から見てみたい。 蓮舫代表は同紙1月6日号で、旧民主党…
「公明」のポピュリズム批判 反グローバリズムに警鐘
劇場型・小池都政とは連携 公明党の機関誌「公明」2月号は、特集1「『大衆とともに』公明党が希望を開く」に山口那津男代表の新年巻頭インタビューなど。特集2「世界で広がる反グローバリズム」に宮家邦彦キヤノングローバル戦略研…
共産党の「野党連合政権」 自力より民共共闘に活路
党大会で初の他野党出席 衣の下の鎧(よろい)を共産党は気にしなくなった。衆院選に向け、選挙協力を交渉材料に共産党の連立政権入りを他の野党に認めさせる運動にかかることを第27回党大会(15日~18日)で決めた。これは安保…
日教組腐敗の連鎖 不倫で委員長辞任に驚愕
想像以上に堕ちた組織 昨年の日教組の腐敗にはあ然とした。週刊新潮(2016年10月20日号)に日教組の岡本泰良(やすなが)委員長の不倫記事が載り、新聞各紙(産経11・3、読売11・4)が岡本氏の進退問題を取り上げたこと…
米で大麻合法化が加速
「200億㌦産業」か「有害薬物拡大」か 昨年11月の米大統領選では大麻(マリフアナ)合法化がさらに一歩進んだ。現在、米国では8州で娯楽用大麻が、28州で医療用大麻が合法化されている。大麻をめぐっては健康や社会に有害との…
日本文化と乖離した個人主義
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 敵対せぬ「私」と「国家」 家族主義的統治が日本の伝統 憲法13条の「国民は個人として尊重される」を疑わずして受け入れている不勉強な政治家が相当数現存している…
トランプ氏と中国、「関与」から「競争」の時代に
2017激動の世界を読む(14) 米ジョージ・メイソン大学教授 コリン・デュエック氏(下) トランプ次期米大統領は、台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行い、「一つの中国」原則にも縛られない姿勢を示した。トランプ氏の対中国…
米軍の覇権復活へ国防費増額求めるマケイン氏 McCain plans massive boost in defense spending to restore military dominance
マケイン上院議員は16日、今後5年間、国防予算を年間850億㌦以上増額するよう求め、これは米軍の覇権を取り戻すための第一歩に過ぎないと語った。 白書に詳細に記された上院軍事委員長マケイン氏のこの計画は、重要な指標であ…
訪日2400万人超を論じる中で異彩放つ日経「旅館を成長産業に」
◆観光立国への通過点 昨年の訪日外国人旅行者数が2000万人寸前だった前年より22%増え、2403万人となった。政府が「ビジット・ジャパン・キャンペーン」をスタートした15年前は500万人強。1036万人と初めて100…
逆風の中で新政権発足
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 就任前から大統領気取り 焦点定まらない移行チーム 新たに選出された大統領は就任後の100日、好意的な扱いを受け、少なくとも高邁(こうまい)な理想を掲げることが許されてきた。だ…
トランプ外交、中東政策再構築へ対露接近
2017激動の世界を読む(13) 米ジョージ・メイソン大学教授 コリン・デュエック氏(上) トランプ次期米大統領の外交政策は、オバマ大統領と比べどう変わるか。 オバマ氏は内政目標の実現を優先するため、海外における米軍プ…
陸自配備が焦点 宮古島市長選スタート
南西諸島防衛に影響大、翁長陣営が県内選挙初の分裂 任期満了に伴う宮古島市長選が15日告示され、4人が立候補した。22日に投開票される。軍事的拡張を続け不当な海洋進出を進める中国の船舶がわが国の領海を頻繁に侵犯する中、陸…
希望の変化 A change of hope
時は矢のように飛ぶ。月ごとでは大した変化は無しに。しかし、変化のペースは早まって、一夜のうちに昔のすべてのことが、再び新しく見えたりする。2016年の大統領選は、突然の、息をのむような希望と夢の激変だった。米国人が、根…
伝統的金融政策に戻る欧米
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 進む米国長期金利の上昇 米大統領「口先介入」リスクも 欧米先進国の金融政策が、大きく動き始めた。米連邦制度理事会(FRB)は、リーマン・ショック後の景気回復が進み、失業率…