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展望開けぬ当面の日本経済

経済ジャーナリスト 尾関 通允 国際協調にヒビ割れも 利子収入減で個人消費停滞  日本経済の今後の展開に強く関わる内外の環境条件は、すこぶる複雑かつ不透明で見通し難になったまま推移している。いつだったか現首相が「アベノミ…

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米国第一主義と日本、同盟の本質直視する機会に

トランプ政権始動(5)  「米国第一主義」を掲げるドナルド・トランプ米大統領の就任を受け、日本では日米関係の先行きを悲観する見方が強い。トランプ氏が早速、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を決めたことも、その印象を一段…

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トランプ氏の軍再建案、人材確保が障害に Manpower shortage threatens Donald Trump’s hopes to rebuild military

 トランプ大統領は、米軍は「空洞化」していると指摘、再建の意向を表明したが、軍再建には資金よりも人材という大きな壁が立ちはだかっている。  政府は野心的な軍備増強を提示、予算の捻出をめぐって協議しているが、その一方でトラ…

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トランプ大統領就任演説に「米国第一」では繁栄失うと批判した各紙

◆論調は軒並み厳しい  ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任した。演説では「米国第一」を宣言し、国益を重視する姿勢を改めて鮮明にした。  トランプ新政権のスタートに対し、各紙社説の論調は軒並み厳しいものになった。…

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退任で見えた「真のオバマ氏」

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 機密暴露の米兵に減刑 イスラエル非難決議に賛同  オバマ大統領は静かに去ることはなかった。騒々しい最後だったが、それも、静かに入ってくることをよしとしない後継者と、オバマ氏自身…

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「米国第一」の経済政策、米企業の競争力に悪影響も

トランプ政権始動(4)  トランプ米大統領は20日の就任演説で、「きょうから新たなビジョンがこの地を支配する。これからは米国第一の方針だけだ」と、米国第一主義を打ち出した。米国第一主義が最も顕著に具現化されるのは経済政策…

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安慶田副知事辞任、問われる翁長知事の任命責任

安慶田副知事辞任、問われる翁長知事の任命責任

前教育長が疑惑の全容証言、自民は「百条委」で攻勢へ  沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は、2015年の教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう県教育委員会に依頼した疑惑を受け、県政を混乱させた責任を取って辞任した。と…

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CNNにとっての厳しい教訓 CNN learns a hard lesson

 ドナルド・トランプがいかなる人間であるにせよ、彼は新しいタイプの政治家である。彼は、報道陣を恐れない。彼は、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト――または、CNN(ケーブル・ニュース・ネットワークの略)ニュース―…

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対中国・北朝鮮政策、制裁と軍事プレゼンス強化へ

トランプ政権始動(3)  「アジア・ピボット(基軸移動)」「リバランス(再均衡)」などの政策を打ち出したオバマ前大統領だったが、ここ8年で東アジアの安全保障環境は一段と悪化した。  この状況にワシントン・ポスト紙は「中国…

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世界中を揺さぶるトランプ氏 Donald Trump’s grand entrance on global stage rattles nerves around world

 ドナルド・トランプ氏の北大西洋条約機構(NATO)への疑念、英の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)支持にEUのエスタブリッシュメントは憤慨した。「一つの中国」政策に異議を唱え、中国政府は「火遊び」だと警告した。北米自…

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刑法犯の大幅減に役立った防犯カメラ設置への反対煽った朝日、東京

◆「監視カメラ」と強調  刑法犯は昨年、戦後初めて100万件を下回った(警察庁発表=各紙19日付夕刊)。2002年のピーク時には285万件に上り、「治安崩壊」とまで言われただけに大幅減は慶事である。官民挙げての取り組みの…

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寄付文化、日本はこれから

難民支援 特定非営利活動法人・国連UNHCR協会ファンドレイジンググループ団体統括 中村 恵氏に聞く  紛争や迫害で避難を余儀なくされた人の数は第2次世界大戦後、6500万人を超えた。その半数は18歳未満の子供たちだ。避…

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保守再結集か親北回帰か 韓国、大統領選モード突入

見通せぬ「反日」修正  昨年の国政介入事件から混乱が続く韓国でマスコミと世論の関心の的が次期大統領選に移り始めた。朴槿恵大統領に対する弾劾審理の行方が見通せない中、候補者たちは活発に有権者へのアピールに動いている。 (ソ…

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地中海東部に展開する露海軍

ロシア研究家 乾 一宇 4個艦隊が交代で常駐 シリア空爆に空母艦載機使用  世界は混沌(こんとん)の時代に入った。予測不能といわれるトランプ米新政権、我流を通す中国、難民・テロで揺れる西欧、このような中、ロシアが着々と地…

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改革期待する米国民、成否は共和党との関係次第

トランプ政権始動(2)  米国社会の「分断」を抱えたまま船出するトランプ大統領の政権運営は、厳しいものになる――。米メディアのみならず、日本でもこうした声は多い。各種世論調査の支持率は40%前後で、就任直前の大統領として…

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子供の主体性重視する算数・数学授業研究会

東京学芸大学竹早地区附属学校園、特色出そうと教員奔走  幼・小・中教育の連携を取りながら、教育活動を行う東京学芸大学竹早地区附属学校園で算数・数学授業研究会が1月14日開かれた。竹早地区算数・数学部では、子供の主体性の育…

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親子の介護で実家周辺の共助意識を強調すべきだったアエラ介護特集

◆連絡時に既に認知症  超高齢化社会を迎え、介護問題は疾(と)うから雑誌記事の定番の一つとなっているが、アエラ1月23日号は、「親をリスクにしない」をメインタイトルに、同問題で22ページの大特集。タイトルは「介護により親…

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大統領の麻薬戦争を警官が悪用

 フィリピンで韓国人が拉致され行方不明となっていた事件で、警官が関与する身代金目的の誘拐であったことが明らかとなり、大きな波紋を呼んでいる。犯行に関与した警官が、麻薬捜査を偽って韓国人を連れ去っていたことも分かっており、…

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激動の16年、中国はどう見た?

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米新政権誕生を最重要視 新華社10大ニュースから分析  2016年は激動の年であり、実際、米大統領にD・トランプ氏当選を筆頭に、年初から台湾での蔡英文(民進党)総統選出、北朝鮮の2回におよぶ…

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トランプ政権始動、「予想外」の保守路線

トランプ政権始動(1) 「第2のレーガン」となるか  ドナルド・トランプ新米大統領の就任でついに幕を開けた「トランプ時代」の行方を展望する。(ワシントン・早川俊行)  トランプ氏が大統領選で事前予想を覆し勝利したことは大…

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オバマ政権からリベラル政策失敗の教訓導き出した「プライムニュース」

◆偏向した米世論調査  トランプ新米大統領が就任した。テレビの時事番組のテーマは過去1週間、トランプ氏一色だった。そのプレゼンスに陰りが見えるとはいえ、米国は世界のリーダー国。しかも、ホワイトハウスの主が民主党から共和党…

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トランプ氏、情報機関を改革へ Trump to reform intelligence

 トランプ次期政権の国家安全保障政策の優先事項の一つに、官僚化され、一部で批判されているように政治化された米情報機関の改革がある。  トランプ氏は最近、英国の元情報当局者が作成したにせ文書の公開をめぐって、情報当局者らと…

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