退任で見えた「真のオバマ氏」
チャールズ・クラウトハマー 2017/1/25 コラム|北米・中南米 [会員向け]
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
オバマ大統領は静かに去ることはなかった。騒々しい最後だったが、それも、静かに入ってくることをよしとしない後継者と、オバマ氏自身のいつまでも続く情緒的なさよならツアーにかき消されてしまった。だが、オバマ氏が最後にしたことは、ノスタルジックでも、センチメンタルでもなかった。その中の二つはまさにショッキングだった。
しかし、そんなことは分かっていたはずだ。2015年のホワイトハウス特派員晩餐(ばんさん)会で、やっておきたいことのリストがあるかどうかについて「リストに入れたいことはある」と冗談を言っていた。
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