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トランプ氏の大統領令の正当性
平成国際大学教授 浅野 和生 公約実行のための手段 印象操作行うマスメディア トランプ大統領が、1月20日の就任以来、選挙戦中の公約を実現させるために次々に大統領令を発したことで世界の耳目を集めた。トランプ大統領にして…
トランプ氏のパレスチナ政策「軌道修正」で失望伝えるイスラエル紙
◆就任前は入植を容認 米政権がイスラエルの入植活動に関する政策の転換とも取れる方針を明らかにし、波紋を呼んでいる。トランプ大統領は選挙戦当時から親イスラエル色を鮮明にし、米大使館のテルアビブからエルサレムへの移転を表明…
核ドクトリンの見直し迫られる米国 U.S. urged to revamp nuclear doctrine
オバマ政権の核ドクトリンは、増大するロシアと中国による核の脅威を考慮に入れて、変更しなければならない。国防総省の元核兵器専門家はこう指摘した。 バージニア州のシンクタンク、全米公共政策研究所の共同設立者キース・ペイン…
翁長雄志沖縄県知事の3度目の訪米
《 沖 縄 時 評 》 副知事辞任など難問にふた、「辺野古」万策尽き米国頼み 翁長雄志沖縄県知事とオール沖縄会議の訪米団(団長・呉屋守將共同代表)が1月30日夕、普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止を米政…
米国防長官の来日 同盟重視を確認できるか
平和研が反撃力を提言 プラトンは「富が保証する快楽を何よりも欲し、金儲け仕事をするのが本来である人物が思い上がって、その素質もないのに国家の統治者となれば国を滅ぼす」と戒めている。 金がすべてで、如何(いか)に儲(も…
トランプ米政権、南シナ海の「海上封鎖」否定せず
トランプ米大統領が国務長官に指名したレックス・ティラーソン氏が、南シナ海で軍事拠点化を進める中国の人工島への接近を阻止する「海上封鎖」を示唆したことが注目を集めている。通商問題などで譲歩を引き出すために強い姿勢を示して…
明快だったトランプ演説
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 主権尊重し積極的外交 公平さと配慮欠く日本の報道 昨年12月8日、民主国家として合法的に選出されたドナルド・トランプ氏が本年1月20日、正式に第45代アメリカ大統領に就任した。私…
トランプ氏のNSC改編はブッシュ政権と同じ Donald Trump’s National Security Council reorganization copies previous GOP president
トランプ大統領の国家安全保障会議(NSC)プリンシパル委員会の改編、統合参謀本部議長の関与をめぐる命令は、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の2001年2月のものと同じだ。 この改編は、劇的な変化というよりも、前の共和党…
「朴教授無罪」など2つの判決で、韓国の法治に疑問符を付けた産経
◆日韓間に寒風が吹く 日本と韓国の間は今、激しい寒風が吹き荒れている。両国の関係は平成27(2015)年末のいわゆる慰安婦問題をめぐる日韓合意以前に逆戻りしたかのように冷え込み、先行きが憂慮されるのである。 何より韓…
新孤立主義に向かう米新政権
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 世界のリーダーを放棄 国益の定義 大きく転換 立て続けに大胆な大統領令を出し、挑発的な閣僚指名を行い、トランプ大統領に疑念を抱いていた保守派も刺激を受けている。しかし、就任演…
ドナルド・トランプの第一の仕事 Donald Trump’s Job One
約束は、するのは簡単だが、守るのは難しい。ドナルド・トランプは、米国の第45代大統領として宣誓した時、連邦議会議事堂の西正面から少なからぬ約束をした。大統領は職務遂行に先立ち「合衆国憲法を維持し、擁護し、防衛する」と宣…
法の精神護った韓国裁判官
朴裕河教授への判決が良識 桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 韓国の裁判官が法の精神を護り良識と司法の独立性を示した。新聞報道によると「韓国の朴裕河・世宗大学教授(59)が著書『帝国の慰安婦』で『自発的な売春』とい…
進む中国の空母艦隊建設
元統幕議長 杉山 蕃 「遼寧」で経験・資料得る 日本は対艦ミサイルの強化を 昨年12月下旬から今年1月中旬にかけて、中国空母「遼寧」が随伴艦8隻を率い、宮古水道から外洋に出て台湾沖を南下、バシー海峡を通り南シナ海の海南…
イラクの「イスラム国」空爆で制限見直しへ ISIS airstrike limits in Iraq come under review; Mattis looks at Mosul
マティス国防長官に近い軍事顧問らは、オバマ政権がイラクの「イスラム国」(IS)への攻撃で課した空爆への制約を緩和することを検討している。現職、元職の米政府当局者が明らかにした。 情報筋によると、交戦規程の改定案の核心…
沖縄が「最下位維持」する県民所得の算出基準のずさんさ報じた産経
◆基準違い比較できず 産経24日付の記事には思わず「えっ」と声が出てしまった。政府は各都道府県で計算方式が異なるずさんな県民所得の算出基準を戦後初めて統一する方針を決めたと報じていたからだ。 ということは、戦後70余…
映画『沈黙―サイレンス―』を観て
信仰、真理考えるきっかけに 帝塚山学院大学名誉教授 川上与志夫氏に聞く マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』が1月21日から公開されている。原作に自分の信仰課題と同じ問題意識を見いだし、映画化を決めて…
存在感増す右派ルペン氏
先行き見えない仏次期大統領選 中道右派フィヨン氏に架空雇用疑惑 今春に大統領選を控えるフランスでは、昨年暮れの中道右派の予備選で正式統一候補に選ばれたフランソワ・フィヨン元仏首相の妻の架空雇用疑惑が持ち上がり、大統領選…
トランプ大統領のアメリカ
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 国益追求のみの一国主義 敵味方はっきり分け国民分断 ドナルド・トランプ新米国大統領は、就任演説でトランプ大統領下のアメリカが大きく変質することを改めて宣言し…
女性自衛官も一線進出
第33回土光杯全日本青年弁論大会が1月7日、東京・大手町のサンケイプラザホールで開催された。私も防衛大の4年生の時に弁士として出場した経験を持っている。卒業後は土光杯OB会事務局長に就任し、毎年欠かさず大会を見学してい…
100年前と似た「終末」
インタビューfocus 韓国情勢 混迷の深層 拓殖大学教授 呉善花氏 昨年末、釜山日本総領事館前に少女像が設置されたことで再び関係が急速に冷え込む日本と韓国。国政介入事件で浮き彫りになった朴槿恵政権の問題点や次期大統領…
水辺の生き物、楽しく育てよう
葛西臨海水族園で教諭たちの講習会 4月になると、ピカピカの1年生が通学し始める。また、進級でクラス替えがあったり、学校に躍動感がみなぎる季節になる。教室で初めて飼育する子供たちが失敗しない飼育や、飼育のための基礎知識と…
幼稚園と保育園の質向上の拠点に
国立教育政策研究所・幼児教育研究センターが発足 近年、国内外で就学前教育への関心が高まってきている。1月16日、国立教育政策研究所・幼児教育研究センター発足記念シンポジウムが文部科学省内の講堂で開かれた。幼児教育の研究…
韓国ウオッチャー大御所2人の結論は「距離を取る」だと報じる新潮
◆「関わらない」を主張 日本と韓国について「今年の両国は、戦後類を見ないほどの“決裂状態”に陥ることは間違いなさそうだ」と週刊新潮(2月2日号)が書いている。 釜山領事館前の「慰安婦像」、竹島への設置の動きに加えて、…