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3党連立に不協和音、メルケル独首相の組閣難航も

 メルケル独首相は今週、9月24日の連邦議会選挙(下院)の結果を受け、第4次メルケル政権の発足にいよいよ取り掛かる。メルケル首相の与党「キリスト教民主・社会同盟」(CDU・CSU)の主導の下、リベラル派政党「自由民主党」…

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解放軍掌握急いだ習主席

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 将軍の汚職摘発、若手抜擢 習人脈優遇で士気に影響も  習近平主席への権力集中と礼賛が進む中で、18日からの中国共産党第19回党大会で2期目習近平政権が発足する。しかしこれまでの習政権のメディ…

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二大政党制、問われる「改革保守」の中身

2017衆院選 国難と選択(中)  解散前日の先月27日、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党が結党会見を開き、「寛容な改革保守」を掲げた新党が誕生した。この翌日には野党第1党であった民進党の「合流」劇が続き、一時…

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米で新構想、無人機で北朝鮮ミサイル迎撃

 北朝鮮の核・ミサイル開発が進展していることを受け、米国で無人航空機を使って北朝鮮の弾道ミサイルを破壊する構想が提案されている。北朝鮮の弾道ミサイルを発射直後の「ブースト段階」で、無人機が空対空ミサイルで迎撃するという構…

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無人機用いたミサイル防衛構想

米ハドソン研究所上級研究員 アーサー・ハーマン氏に聞く  北朝鮮の弾道ミサイルを無人航空機で迎撃する構想のメリットや今後の見通しなどについて、米シンクタンク「ハドソン研究所」のアーサー・ハーマン上級研究員に聞いた。 (聞…

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世界に通じるエンターテインメントの人材育成を目指す

世界に通じるエンターテインメントの人材育成を目指す

吉本興業初の認可校「沖縄ラフ&ピース専門学校」来春開校  吉本興業は2018年4月に沖縄県那覇市にエンターテインメント総合専門学校「沖縄ラフ&ピース専門学校」(2学科4コース)を開校する。吉本興業として初めての認可校とな…

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「与党圧勝」を予測する各紙報道による「アナウンス効果」に油断は禁物

◆度々外れる事前予測  先週、各紙が衆院選の序盤情勢調査を報じた。「自公両党で300議席をうかがう」(読売12日付)、「自民単独過半数を大きく上回る」(朝日12日付)などと、いずれも与党勝利を予測している。  朝日の12…

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米コラムニスト ジョージ・ウィル

不透明な自動車産業の未来

米コラムニスト ジョージ・ウィル 技術革新で新車種開発 規制したがる監督機関  鉄を曲げ、メッキを施し、20世紀の米国を魅了した自信に満ちた、ステータスの象徴としての自動車。その自動車産業は、ゼネラル・モーターズ(GM)…

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ドゥテルテ氏の支持に陰り

超法規的殺人に不信強まる  フィリピンで就任以来、国民の圧倒的な信頼を集めてきたドゥテルテ大統領の支持率に陰りが出始めている。このほど発表された世論調査で、支持率が過去最低になったことが分かった。警官による超法規的殺人疑…

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戦後2番目に長い景気は疑問

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 6・3%にすぎぬ成長率 漸く持続的成長の局面に  総選挙を控え、2012年12月に発足した安倍晋三政権の下で、日本のマクロ経済が、どのように推移してきたか振り返ってみたい。…

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基礎力・教養力としての国語力の充実を訴える東洋経済の特集

◆問題の漢字を読めず  近年、日本語の乱れや国語力の低下を指摘する声がある。札幌のある塾の講師がつぶやいた。「数学の問題を解くにしても、問題の漢字が読めない。文章題では文章を数式に直す読解力がない。数学以前に国語力の問題…

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衆院選公示、政権選択から安倍政権5年の通信簿付けに性格が変わる

◆希望の失速が顕わに  10日に公示され、22日に投開票される第48回衆院選が始まった。衆院の総定数が前回より10減の戦後最少465(小選挙区選289、比例選176)の議席獲得に、12日間の短期決戦である。  各紙は休刊…

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やり直せる社会の実現を

沖縄大学教授 宮城 能彦 安定志向の価値観に疑問 入試と就活で人生決めるな  学校という、世間から隔離されている温室の世界で仕事していると、世の中の動きを身体で感じることが少なくなっていく。  私の場合は村落や街に出て人…

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米国の先端技術狙う中国

 中国は、先端技術を手に入れるために米企業との協力を強めている。主要技術大国になるための取り組みの一環だ。  米情報当局者は、このところの中国の米企業への接近について「全国的に推進する経済改革の一環として、米国の企業、研…

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韓国核武装論の迷走

米・中朝での取引を警戒  米朝間の緊張が高まっている。核実験、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して、軍事的圧力を加え得るという威嚇で米国は対応している。  両者とも譲らず、誰かが止めに入るか、どちらかが折れるかしなければ…

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北対話に固執する文大統領

「トランプ癇癪」招く利敵行為 コリアパッシングを憂慮  トランプ米大統領のアジア歴訪が11月に控えている。日本訪問では数少ない世界指導者の中の“親友”の一人である安倍晋三首相が出迎えてくれるのかどうか、総選挙の結果次第で…

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中国のサイバー脅威 経済スパイで技術革新達成

進化している攻撃力  2015年に中国当局が示した今後10年における製造業の発展のロードマップ「メイド・イン・チャイナ2025」の主目的は、中国の知的財産権保護にある。当計画は電気自動車、ロボティクス、半導体、人工知能な…

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マンダレイ・ベイ・ホテル銃乱射事件に乗じる Exploiting murder at Mandalay Bay

 悲劇を利用するとなると長くはかからない。長くかかったためしはない。ラスベガスのマンダレイ・ベル・ホテルの舗装道路の血が洗い流される前に、さらなる銃規制に対する予想された要求がメディアに火を付けた。無辜(むこ)の民の命を…

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中国、国外ウイグル人へ強権

迫害下の新疆ウイグル 日本ウイグル連盟会長 トゥール・ムハメット博士に聞く  中国による新疆ウイグル自治区のウイグル人への弾圧と中国化政策が進められている。宗教の自由や民族のアイデンティティーを奪われ、ウイグル人の人々が…

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北朝鮮を擁護するロシア

「対話」を主張し影響拡大 「原爆保有」聞いたプーチン氏  ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワで開かれたエネルギーフォーラムで演説し、北朝鮮が原爆を保有していると、2000年初め頃に当時の金正日総書記から直接伝えられた…

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米シンクタンク、中国の圧力でシンポ中止

汚職暴露の郭文貴氏が講演予定 懸念される言論の自由への介入  中国共産党幹部の汚職や不正を次々と暴露している中国人実業家、郭文貴氏が4日に講演する予定だった米シンクタンク、ハドソン研究所主催のシンポジウムが中国の圧力によ…

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台北からナポリ、東京五輪へ

平成国際大学教授 浅野 和生 大成功の「台北ユニバ」 台湾は「台湾」と表記すべし  8月31日午後4時、台北市の総統府前を出発した「世大運英雄大遊行」の隊列は、1時間半をかけて市内を横断し、台北市政府前に到着した。蔡英文…

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米でオピオイド蔓延が深刻化

 米国でオピオイド系薬物の乱用が深刻化している。鎮痛剤として1990年代から多くの患者に処方されてきたが、長期間にわたって大量に服用したことで依存症に陥る人が続出。オピオイドを処方されなくなった後も違法な薬物に手を染める…

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