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「与党圧勝」を予測する各紙報道による「アナウンス効果」に油断は禁物
◆度々外れる事前予測 先週、各紙が衆院選の序盤情勢調査を報じた。「自公両党で300議席をうかがう」(読売12日付)、「自民単独過半数を大きく上回る」(朝日12日付)などと、いずれも与党勝利を予測している。 朝日の12…


不透明な自動車産業の未来
米コラムニスト ジョージ・ウィル 技術革新で新車種開発 規制したがる監督機関 鉄を曲げ、メッキを施し、20世紀の米国を魅了した自信に満ちた、ステータスの象徴としての自動車。その自動車産業は、ゼネラル・モーターズ(GM)…


ドゥテルテ氏の支持に陰り
超法規的殺人に不信強まる フィリピンで就任以来、国民の圧倒的な信頼を集めてきたドゥテルテ大統領の支持率に陰りが出始めている。このほど発表された世論調査で、支持率が過去最低になったことが分かった。警官による超法規的殺人疑…

戦後2番目に長い景気は疑問
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 6・3%にすぎぬ成長率 漸く持続的成長の局面に 総選挙を控え、2012年12月に発足した安倍晋三政権の下で、日本のマクロ経済が、どのように推移してきたか振り返ってみたい。…

基礎力・教養力としての国語力の充実を訴える東洋経済の特集
◆問題の漢字を読めず 近年、日本語の乱れや国語力の低下を指摘する声がある。札幌のある塾の講師がつぶやいた。「数学の問題を解くにしても、問題の漢字が読めない。文章題では文章を数式に直す読解力がない。数学以前に国語力の問題…

衆院選公示、政権選択から安倍政権5年の通信簿付けに性格が変わる
◆希望の失速が顕わに 10日に公示され、22日に投開票される第48回衆院選が始まった。衆院の総定数が前回より10減の戦後最少465(小選挙区選289、比例選176)の議席獲得に、12日間の短期決戦である。 各紙は休刊…

やり直せる社会の実現を
沖縄大学教授 宮城 能彦 安定志向の価値観に疑問 入試と就活で人生決めるな 学校という、世間から隔離されている温室の世界で仕事していると、世の中の動きを身体で感じることが少なくなっていく。 私の場合は村落や街に出て人…

米国の先端技術狙う中国
中国は、先端技術を手に入れるために米企業との協力を強めている。主要技術大国になるための取り組みの一環だ。 米情報当局者は、このところの中国の米企業への接近について「全国的に推進する経済改革の一環として、米国の企業、研…

韓国核武装論の迷走
米・中朝での取引を警戒 米朝間の緊張が高まっている。核実験、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して、軍事的圧力を加え得るという威嚇で米国は対応している。 両者とも譲らず、誰かが止めに入るか、どちらかが折れるかしなければ…

北対話に固執する文大統領
「トランプ癇癪」招く利敵行為 コリアパッシングを憂慮 トランプ米大統領のアジア歴訪が11月に控えている。日本訪問では数少ない世界指導者の中の“親友”の一人である安倍晋三首相が出迎えてくれるのかどうか、総選挙の結果次第で…

中国のサイバー脅威 経済スパイで技術革新達成
進化している攻撃力 2015年に中国当局が示した今後10年における製造業の発展のロードマップ「メイド・イン・チャイナ2025」の主目的は、中国の知的財産権保護にある。当計画は電気自動車、ロボティクス、半導体、人工知能な…

マンダレイ・ベイ・ホテル銃乱射事件に乗じる Exploiting murder at Mandalay Bay
悲劇を利用するとなると長くはかからない。長くかかったためしはない。ラスベガスのマンダレイ・ベル・ホテルの舗装道路の血が洗い流される前に、さらなる銃規制に対する予想された要求がメディアに火を付けた。無辜(むこ)の民の命を…


中国、国外ウイグル人へ強権
迫害下の新疆ウイグル 日本ウイグル連盟会長 トゥール・ムハメット博士に聞く 中国による新疆ウイグル自治区のウイグル人への弾圧と中国化政策が進められている。宗教の自由や民族のアイデンティティーを奪われ、ウイグル人の人々が…


北朝鮮を擁護するロシア
「対話」を主張し影響拡大 「原爆保有」聞いたプーチン氏 ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワで開かれたエネルギーフォーラムで演説し、北朝鮮が原爆を保有していると、2000年初め頃に当時の金正日総書記から直接伝えられた…


米シンクタンク、中国の圧力でシンポ中止
汚職暴露の郭文貴氏が講演予定 懸念される言論の自由への介入 中国共産党幹部の汚職や不正を次々と暴露している中国人実業家、郭文貴氏が4日に講演する予定だった米シンクタンク、ハドソン研究所主催のシンポジウムが中国の圧力によ…

台北からナポリ、東京五輪へ
平成国際大学教授 浅野 和生 大成功の「台北ユニバ」 台湾は「台湾」と表記すべし 8月31日午後4時、台北市の総統府前を出発した「世大運英雄大遊行」の隊列は、1時間半をかけて市内を横断し、台北市政府前に到着した。蔡英文…


米でオピオイド蔓延が深刻化
米国でオピオイド系薬物の乱用が深刻化している。鎮痛剤として1990年代から多くの患者に処方されてきたが、長期間にわたって大量に服用したことで依存症に陥る人が続出。オピオイドを処方されなくなった後も違法な薬物に手を染める…

希望の党に矛先を向け左派勢力への肩入れ続ける朝日のご都合主義
◆メディアの世論操作 総選挙が公示された。投票日までどんな展開を見せるのか、先の読みにくい今選挙だ。そんなとき、メディアはラベリング(レッテル貼り)などで世論操作をやり、有権者を巧妙に誘導しようとする。 細川連立政権…


「沖縄県民が自ら米軍に基地を提供した」
野党自民党側が沖縄県議会で証拠挙げ翁長知事を追及 沖縄県の翁長雄志知事は就任以来、「沖縄県民は自ら(米軍に)基地を提供したことは一度もない」と県内外に発信している。だが、これは歴代3知事の発言と全く食い違っているだけで…

米朝の“舌合戦”は猿芝居か
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 朝鮮半島の伝統的戦い “頭突き”炸裂の執念捨てず アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の“舌合戦”を見ていて思い出したことがある。今から47年前に韓国に留学した時のことである…


銃犯罪の防止へ行動を
米コラムニスト ファリード・ザカリア 銃規制との間に相関関係 「頭がおかしい」は責任逃れ 「病的で、頭のおかしい男だ」-トランプ大統領は、米国内で起きた銃撃事件の犯人についてこう語った。このような言葉は、事件が起きるた…

晩節汚さぬ引退が大事
いよいよ明日から衆議院総選挙が始まるが、自民党・民進党を中心に与野党のベテラン議員の多くが立候補せずに政界から引退した。 引退してからも、たびたびマスコミを賑(にぎ)わしているのが、一足先に引退した鳩山由紀夫元首相だ…

“小池劇場”ばかりに目を奪われ希望の党の政策を追及しない新潮
◆見出しで知れる内容 見出しを見ただけで、本文を読まずとも内容が知れるのは、編集の腕なのか、それとも中身がないのか? 週刊新潮(10月12日号)は希望の党を立ち上げた小池百合子東京都知事を特集し、「小池百合子の希望・横…
