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中国、パキスタンに軍事施設建設
ジブチに続き、原油ルートの戦略拠点に 中国は、紅海の入り口、バブルマンデブ海峡近くに位置する戦略的重要地点ジブチに国外初の軍事基地を設置したが、現在、パキスタンのグワダルで第2の軍事施設の建設を進めている。この二つの基…
パレスチナ統一政権樹立へ和解
ファタハとハマス、10年の分裂終結へ イスラエルは警戒続ける パレスチナ自治政府のアッバス議長が率いるファタハと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義組織ハマスが12日、仲介役を務めるエジプトの首都カイロ…
北朝鮮にさらなる圧力を
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 要注意の対話・交渉路線 極力避けるべき軍事力行使 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって、米朝間で激しい言葉の応酬が続き、緊張が高まっている。北朝鮮からの核の脅威は新たな局面に…
財政健全化と成長で「責任ある経済政策」主張も難しさ語らぬ各紙
◆二兎を同時に求める 衆院選も22日の投開票まであとわずか。各党とも自党政策のアピールや他党批判に舌戦を展開しているが、新聞は、経済問題では約5年間の安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非を中心に「責任ある」政策論議…
住民投票の宴のあと
民族独立の大困難時代 スペイン人と結婚し、バルセロナに住む日本人女性から嘆きメールが届いた。先のカタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票が、社会と民主主義をいかに破壊したかを訴え、市民戦争にならないか心配していた。…
核保有で高まる崩壊の可能性
北朝鮮が核を掴(つか)んで放棄しない理由は72年間、孫の代まで継承してきた長期政権を守るためである。ルーマニアのチャウシェスク、イランのフセイン、リビアのカダフィーの長期政権は核を持ってないから崩壊したと、北朝鮮は教訓…
改憲勢力優勢 、「9条」で国民の理解を促せ
2017衆院選 国難と選択(下) 今回国政選挙初登場の希望が、「9条を含めた憲法改正の議論」を公約の3本柱の一つに掲げて大きな一石を投じている。小池代表は「希望の党の存在が、これからの憲法改正に向けた大きなうねりを作る…
沖縄県議会、ヘリパッド使用禁止を求める決議
米軍ヘリの事故に抗議、「辺野古移設反対」は盛り込まず 米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが11日夕、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先である名護市辺野古から北東に約40㌔離れた東村高江の民間牧草地に緊急着陸し炎上…
カナダ国境の惨状 Hell on the (Canadian) border
カナダは不法移民の急増に見舞われている。そして、不法移民の中でも、少なからざる人数を占めるのが、大統領選挙戦でヒラリーに投票した怒れる有権者だ。トランプが選挙に勝つようなことがあったら、北(カナダ)に移ってやる、と大口…
3党連立に不協和音、メルケル独首相の組閣難航も
メルケル独首相は今週、9月24日の連邦議会選挙(下院)の結果を受け、第4次メルケル政権の発足にいよいよ取り掛かる。メルケル首相の与党「キリスト教民主・社会同盟」(CDU・CSU)の主導の下、リベラル派政党「自由民主党」…
解放軍掌握急いだ習主席
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 将軍の汚職摘発、若手抜擢 習人脈優遇で士気に影響も 習近平主席への権力集中と礼賛が進む中で、18日からの中国共産党第19回党大会で2期目習近平政権が発足する。しかしこれまでの習政権のメディ…
二大政党制、問われる「改革保守」の中身
2017衆院選 国難と選択(中) 解散前日の先月27日、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党が結党会見を開き、「寛容な改革保守」を掲げた新党が誕生した。この翌日には野党第1党であった民進党の「合流」劇が続き、一時…
米で新構想、無人機で北朝鮮ミサイル迎撃
北朝鮮の核・ミサイル開発が進展していることを受け、米国で無人航空機を使って北朝鮮の弾道ミサイルを破壊する構想が提案されている。北朝鮮の弾道ミサイルを発射直後の「ブースト段階」で、無人機が空対空ミサイルで迎撃するという構…
無人機用いたミサイル防衛構想
米ハドソン研究所上級研究員 アーサー・ハーマン氏に聞く 北朝鮮の弾道ミサイルを無人航空機で迎撃する構想のメリットや今後の見通しなどについて、米シンクタンク「ハドソン研究所」のアーサー・ハーマン上級研究員に聞いた。 (聞…
世界に通じるエンターテインメントの人材育成を目指す
吉本興業初の認可校「沖縄ラフ&ピース専門学校」来春開校 吉本興業は2018年4月に沖縄県那覇市にエンターテインメント総合専門学校「沖縄ラフ&ピース専門学校」(2学科4コース)を開校する。吉本興業として初めての認可校とな…
「与党圧勝」を予測する各紙報道による「アナウンス効果」に油断は禁物
◆度々外れる事前予測 先週、各紙が衆院選の序盤情勢調査を報じた。「自公両党で300議席をうかがう」(読売12日付)、「自民単独過半数を大きく上回る」(朝日12日付)などと、いずれも与党勝利を予測している。 朝日の12…
不透明な自動車産業の未来
米コラムニスト ジョージ・ウィル 技術革新で新車種開発 規制したがる監督機関 鉄を曲げ、メッキを施し、20世紀の米国を魅了した自信に満ちた、ステータスの象徴としての自動車。その自動車産業は、ゼネラル・モーターズ(GM)…
ドゥテルテ氏の支持に陰り
超法規的殺人に不信強まる フィリピンで就任以来、国民の圧倒的な信頼を集めてきたドゥテルテ大統領の支持率に陰りが出始めている。このほど発表された世論調査で、支持率が過去最低になったことが分かった。警官による超法規的殺人疑…
戦後2番目に長い景気は疑問
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 6・3%にすぎぬ成長率 漸く持続的成長の局面に 総選挙を控え、2012年12月に発足した安倍晋三政権の下で、日本のマクロ経済が、どのように推移してきたか振り返ってみたい。…
基礎力・教養力としての国語力の充実を訴える東洋経済の特集
◆問題の漢字を読めず 近年、日本語の乱れや国語力の低下を指摘する声がある。札幌のある塾の講師がつぶやいた。「数学の問題を解くにしても、問題の漢字が読めない。文章題では文章を数式に直す読解力がない。数学以前に国語力の問題…
衆院選公示、政権選択から安倍政権5年の通信簿付けに性格が変わる
◆希望の失速が顕わに 10日に公示され、22日に投開票される第48回衆院選が始まった。衆院の総定数が前回より10減の戦後最少465(小選挙区選289、比例選176)の議席獲得に、12日間の短期決戦である。 各紙は休刊…
やり直せる社会の実現を
沖縄大学教授 宮城 能彦 安定志向の価値観に疑問 入試と就活で人生決めるな 学校という、世間から隔離されている温室の世界で仕事していると、世の中の動きを身体で感じることが少なくなっていく。 私の場合は村落や街に出て人…
米国の先端技術狙う中国
中国は、先端技術を手に入れるために米企業との協力を強めている。主要技術大国になるための取り組みの一環だ。 米情報当局者は、このところの中国の米企業への接近について「全国的に推進する経済改革の一環として、米国の企業、研…