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分断とリスク好むトランプ氏

米コラムニスト デービッド・イグナチウス アジア歴訪に備える各国 政策判断のため特徴把握  トランプ大統領は来月、アジアを訪問する。特に重要な外遊だ。外国の情報機関は、この型破りで、リスクをいとわない、支配的な大統領につ…

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冷戦下の「ミグ25事件」の教訓

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 「防衛出動」発令されず 北核・ミサイル対策は万全か  北朝鮮による核・ミサイル発射(実験)が繰り返されている。現時点では日本列島への直接的被害や…

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9条論で自家撞着の共産

 この原稿が紙面に掲載される頃には、今回の衆議院選挙の結果はほぼ確定しているだろう。  ここで結果についてとやかく論評する気はない。  ただ選挙期間中、日本共産党や社民党が、相変わらず日本国憲法(第9条)改正反対の主張を…

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韓国軍慰安所「歴史的スクープ」めぐり文春と新潮のバトルが勃発か

◆文春の報道は捏造?  ライバル誌が報じたスクープ記事を検証する…。週刊誌の双璧である週刊文春と週刊新潮の間で一つの記事をめぐって“バトル”が繰り広げられようとしている。  焦点の記事は週刊文春が2015年4月2日号で報…

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有権者が気付かぬ最重要選挙

エルドリッヂ研究所所長、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 危機管理できる政権を ビジョンを持つ為政者選べ  何カ月も噂(うわさ)されていた9月末の衆議院解散とそれに伴う総選挙は本日22日に行われる。政治学者として日…

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メディアへのリークからツイートの嵐へ―トランプ氏がホワイトハウス情報の流れを変える From press leaks to tweetstorms: Trump changes flow of White House information

 ホワイトハウスが組織的に情報をリークして政策の観測気球を打ち上げる古い慣習は、大統領がツイッターで直接アイデアを飛ばす形に取って代わられた。このやり方は、北朝鮮戦略から国歌斉唱時に膝をつく選手に対するナショナル・フット…

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選挙番組で“モリカケ”追及も墓穴を掘った「報ステ」と「NEWS23」

◆論理の稚拙さを露呈  「反安倍」色の強いテレビ朝日とTBSの選挙報道が、左派野党寄りの偏向スタンスを取ったところで、今さら驚きはしない。しかし、その意図に反して、安倍晋三首相をやり込めるどころか、逆に反安倍論理の稚拙さ…

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近く廃刊?「民進プレス」 「希望の党」全力で支援

立憲参戦で野党版“応仁の乱”  民進党の機関紙「民進プレス」は第3金曜日が発行日だ。10月は20日。衆院選も終盤大詰めだ。  そこへ1面に「党員・サポーター、そして国民の皆さまへ」と題した前原誠司代表の、9月28日両院議…

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苦戦伝えた「赤旗」 比例票求め連日大見出し

「共闘」歓迎するも痛痒  昨年の参院選で「民共共闘」を実現し、「野党統一候補」の支援に紙面を費やした共産党機関紙「しんぶん赤旗」(日刊)だが、今回の衆院選で中盤から終盤にかけて断トツに目立つのは「比例は共産党」の見出しと…

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政策訴える「自由民主」 希望より「新党ブーム」批判

政策訴える「自由民主」 希望より「新党ブーム」批判

立憲・共産共闘に言及なし  衆院解散から総選挙終盤までの間、自民党の機関紙「自由民主」は10月10日付、17日付、24日付(実際の発行は日付の1週間前の火曜)が出た。党総裁の安倍晋三首相が打った解散であり、自ら選挙に問う…

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教師による児童いじめ 政治化した教育界の異常

自殺問題と教育の荒廃  月刊誌「ビューポイント」8月号に、いじめ・自殺撲滅運動に関わる記事が載っていた。NPO法人「再チャレンジ東京」理事長・平林朋紀氏をインタビューした記事で、平林氏は、バブル経済崩壊当時に自殺する経営…

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AT&T買収で言論の自由の制限に懸念 AT&T buy raises fears of limiting free speech

 AT&Tとタイム・ワーナーとの合併案に、一部の保守派は言論の自由に影響が及ぶのではないかと警戒している。  トランプ氏と敵対するCNNばかりか、通信手段とコンテンツを運用する巨大で左寄りのコングロマリットが誕生する見通…

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地上の“地獄”で43年間、北送船主導した朝総連は解体を

脱北者の自由往来 モドゥモイジャ代表 川崎栄子さんに聞く  北朝鮮には、拉致された日本人の帰還問題が有名だが、実はそのほかにも、日本人に関わる問題が存在している。それが在日の夫と共に北朝鮮に行った日本人妻の問題、在日、日…

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中国民主化「自由ある人」が  ウーアルカイシ氏が来日講演

 28年前の中国天安門事件時に、民主化運動の学生リーダーだった台湾在住のウーアルカイシ氏が来日。同氏は都内の拓殖大学で14日に講演し、「自由ある人は自由なき人に責任を負う」と訴え、日本がその責任を果たすよう要請した。主催…

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中国、パキスタンに軍事施設建設

ジブチに続き、原油ルートの戦略拠点に  中国は、紅海の入り口、バブルマンデブ海峡近くに位置する戦略的重要地点ジブチに国外初の軍事基地を設置したが、現在、パキスタンのグワダルで第2の軍事施設の建設を進めている。この二つの基…

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パレスチナ統一政権樹立へ和解

ファタハとハマス、10年の分裂終結へ イスラエルは警戒続ける  パレスチナ自治政府のアッバス議長が率いるファタハと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義組織ハマスが12日、仲介役を務めるエジプトの首都カイロ…

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北朝鮮にさらなる圧力を

元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 要注意の対話・交渉路線 極力避けるべき軍事力行使  北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって、米朝間で激しい言葉の応酬が続き、緊張が高まっている。北朝鮮からの核の脅威は新たな局面に…

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財政健全化と成長で「責任ある経済政策」主張も難しさ語らぬ各紙

◆二兎を同時に求める  衆院選も22日の投開票まであとわずか。各党とも自党政策のアピールや他党批判に舌戦を展開しているが、新聞は、経済問題では約5年間の安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非を中心に「責任ある」政策論議…

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住民投票の宴のあと

民族独立の大困難時代  スペイン人と結婚し、バルセロナに住む日本人女性から嘆きメールが届いた。先のカタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票が、社会と民主主義をいかに破壊したかを訴え、市民戦争にならないか心配していた。…

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核保有で高まる崩壊の可能性

 北朝鮮が核を掴(つか)んで放棄しない理由は72年間、孫の代まで継承してきた長期政権を守るためである。ルーマニアのチャウシェスク、イランのフセイン、リビアのカダフィーの長期政権は核を持ってないから崩壊したと、北朝鮮は教訓…

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改憲勢力優勢 、「9条」で国民の理解を促せ

2017衆院選 国難と選択(下)  今回国政選挙初登場の希望が、「9条を含めた憲法改正の議論」を公約の3本柱の一つに掲げて大きな一石を投じている。小池代表は「希望の党の存在が、これからの憲法改正に向けた大きなうねりを作る…

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沖縄県議会、ヘリパッド使用禁止を求める決議

沖縄県議会、ヘリパッド使用禁止を求める決議

米軍ヘリの事故に抗議、「辺野古移設反対」は盛り込まず  米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが11日夕、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先である名護市辺野古から北東に約40㌔離れた東村高江の民間牧草地に緊急着陸し炎上…

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カナダ国境の惨状 Hell on the (Canadian) border

 カナダは不法移民の急増に見舞われている。そして、不法移民の中でも、少なからざる人数を占めるのが、大統領選挙戦でヒラリーに投票した怒れる有権者だ。トランプが選挙に勝つようなことがあったら、北(カナダ)に移ってやる、と大口…

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