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民進抱える希望の党 確固とした安保政策提示を
徒党であった民進党 かつて民主党が政権にあった頃、私は本欄に『徒党に堕する民主党』と題して卑見を述べたことがある。その中で憲政の神様と言われた尾崎行雄の衆議院における演説の一節を引いた。 「博徒が作るが如き、ただ自分…

金正恩氏は米国との戦争望まず-CIA高官 CIA official: Kim doesn’t want war with U.S.
中央情報局(CIA)の高官は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は「非常に理性的」であり、一連の挑発で東アジア全域に緊張を引き起こしたが、米国との戦争を望んではいないと指摘した。 CIAに新設されたコリア・ミッション・セ…


米軍岩国基地、朝鮮半島にらんだ要衝の地
岩国市議会議員 前野弘明氏に聞く 米軍再編に伴い神奈川県の厚木基地から山口県の岩国基地(米海兵隊岩国航空基地)への空母艦載機部隊の移転が今夏から始まった。これまでの米軍関係者を含め艦載機の兵士や家族、軍属含めて1万人規…

トランプ発言は対北心理戦
2003年、イラク戦争で、米軍は潜伏するフセイン大統領親衛隊(最大2万人超)に投降勧告のビラを大量散布した。ビラの内容は「降伏する兵士は皆最大限優遇する」というもの。その結果、フセイン親衛隊の兵士も多く米軍に投降した。…


中国がNZで世論工作
中国は、民主主義体制の弱体化という目標のために、国外の中国系住民を動員し政治活動を行わせることで、世論の誘導を行っている。米シンクタンク、ウィルソン・センターの研究員アンヌマリー・ブレイディ氏が研究報告「法宝(万能の宝…

「オール沖縄」の偽善を糺す
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 保守を詐称“有志の会” 背後に共産党の巧妙な戦略 衆議院選挙が騒々しくなると、何と来年11月の沖縄県知事選挙で、既に論理も戦術も崩壊している「オール沖縄」で翁長知事の再選…


独立へ自信強めるクルド人
イラク北部住民投票、賛成9割 イラクの少数民族クルド人は9月25日、周辺国や世界の主要国が強く反対する中、住民投票を行い、賛成92・71%で独立の意思を内外に誇示した。クルド自治政府のバルザニ議長は、圧倒的多数の独立支…

「ツケノミクス」とアベノミクス批判に終始した毎日「日本の岐路」
◆選挙戦の構図明確に 衆議院が解散され、選挙戦が事実上スタートした。かつて政権を奪取し、国政を進めた野党第1党、民進党(当時、民主党)の「希望の党」への合流、分党騒動もどうやら落ち着き、選挙戦の構図が次第に明確になって…

フン・セン氏とスーチーさん、民主主義の死と正念場
民主主義拡大を期待しながら40年、東南アジアを見詰めてきた私は、最近落胆の連続である。 最大の落胆はカンボジアだ。民主主義が死につつある。 フン・セン首相の野党やメディア、NGOへの弾圧は今夏、頂点に達した。最大野…

アメリカを守るための三度目の正直? Once more,to protect America
三度目の正直になる時もあれば、スリーストライクでアウトになる場合もある。トランプ大統領は、暴力が多発する国から米国への渡航者に規制を課してみて、先人のちょっとした知恵を試している。国民は最近、テロ攻撃を受けていないが―…


米朝が対話模索?強い警戒感も
米国のティラーソン米国務長官が、北朝鮮と対話を模索していると明らかにした。その直後、トランプ大統領は自身のツイッターで北との対話方針を否定したが、北による米本土への核攻撃が現実味を増す中、米国が対話に乗り出すのは時間の…

米経済蝕むオピオイド中毒
アメリカン・エンタープライズ研究所客員 加瀬 みき 白人中年男性の患者急増 企業負担増、地方財政も破綻 アメリカ経済は順調なように見える。株価は上向きだし、失業率も4%台に下がり、連邦準備制度理事会(FRB)は6月に利…

講座「ぐんぐん洗濯が上手になる!!」
繊維の素材、洗い方の基本に忠実に 食事中にスープやタレが飛んでお気に入りの服にシミができた、そんな時、最初に何をする? そんな疑問に応える講座「ぐんぐん洗濯が上手になる!!」が、このほど、多摩消費生活センター実験実習室…

自公VS希望に「共産など」加え三つ巴の構図作り出した朝日の思い入れ
◆玄人筋も先が読めず 「政界は一寸先は闇」。この台詞(せりふ)で知られるのは故・川島正次郎氏だ。佐藤栄作政権下で自民党副総裁を長年務め、しばしば「政界の舞台回し」を演じた。それを今日的に言えば「小池劇場」。演出、主演と…


補選で共和党の分断あらわに
米コラムニスト E・J・ディオンヌ 主流派と戦うバノン氏 民主は劣勢から反攻なるか アラバマ州で上院の共和党予備選が26日行われ、スティーブ・バノン氏が支持する候補が、トランプ大統領が支持する候補を破った。共和党が分断…

米国大統領国連演説に思う
元統幕議長 杉山 蕃 IRBM迎撃できぬ日本 米朝開戦なら北朝鮮「消滅」 前回の寄稿直後、北朝鮮は、水爆実験を実施世界中の耳目を集めた。今回は度重なる暴挙に、国連安保理も素早く対応し、石油の全面禁輸を主張する米国と、必…


米、中国との競争を最優先
どう見る北の脅威 米戦略予算評価センター所長 トーマス・マンケン氏 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる米朝対立をどう見る。 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、極めて明確な目標を持っている。それは権力の座にとどまることだ。…

未婚率急増に対し匿名氏の発言とらえ安手の分析に終始した週刊朝日
◆4人に1人が未婚男 週刊朝日9月25日号の「未婚・独身男が増えている裏事情」は「国立社会保障・人口問題研究所の調べで『50歳まで一度も結婚したことのない男性』が4人に1人に。2035年には3人に1人になるとの試算だ。…

憲法や安保問題を避け安易なテーマで劇場型政治を助長する各番組
◆小池氏の巧みな戦術 9月28日の臨時国会の冒頭で衆院が解散され、選挙戦が事実上スタートした。安倍晋三首相は、解散理由に消費税増税の使途変更と北朝鮮情勢への対応を挙げ、「国難突破解散」と命名した。 しかし、連日テレビ…

トランプ氏の税制改革は米国の財政赤字を拡大すると専門家が指摘 Analysts: Trump tax reform will increase U.S. deficit
財政監視団体は27日、トランプ大統領の税制改革案は数兆㌦の赤字を増やす可能性が高く、経済成長で財政への影響を最小限に抑えるという予測は楽観的過ぎると指摘した。 共和党の提案に最も肯定的な財政タカ派団体の評価も、その枠…

帝国復興目指す中国共産党
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 派閥争いも脅威は不変 日印関係強化が“野望”阻む 最近、日本の新聞などメディアでは10月18日から開幕する中国の共産党大会について毎日のように報道されている。さまざまな具…

LGBTと教育 危険な親の価値観軽視
保護者の教育権に言及なし 作家の石井光太が、いわゆる「LGBT」(性的少数者)をテーマに、「潮」の9、10月号の2回にわたってルポしている(「本来の自分で生きる――LGBTが集う場所」)。 取材の中心は、愛媛県で当事…

虐待の“連鎖”断つ 親への支援が不可欠
里親、養子縁組の促進も 全国の児童相談所(児相)で対応した相談件数が初めて10万件を突破したのは、平成27年度だった。それが昨年度は12万件を超えた。約6万件となったのは23年度から5年間で倍増したことになる。 この…
