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北朝鮮をおとなしくさせる Taming North Korea
人口動態が国の運命を決めるとするならば、北朝鮮では、国を主導する力は、血統である。彼の前の祖父や父親と同じように、金正恩は誇大妄想的である。恐れおののくおべっか使いに囲まれながら、世界の主要国家の間での地位を切望してい…
米国務省の人権報告、日本の報道は圧迫されているか
メディアには森友学園問題追及があふれ、安倍政権支持率も多少下げた。それを見ると、先ごろ公表された「世界各国の人権問題に関する米国務省報告」2016年版の「日本の人権問題」指摘の一部に、強い異論を唱えたくなる。 報告は…
日本食のルーツは雲南に?!
歴史家 金子 民雄 茶と梅とコメの原産地 和食代表する梅干し茶漬け 最近よく聞くことは、日本に来た外国人が日本の風景を楽しむ他に、その風俗習慣というか、特に日本の食生活に関心を持ち、それが好きになったという話である。 …
米欧の潮流は主権・国益重視
インタビューfocus トランプ現象と英EU離脱の共通点 米ヘリテージ財団 ナイル・ガーディナー氏 米国でトランプ大統領が誕生し、欧州では英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めたほか、各国で右派勢力が台頭している。激変…
フリン氏、ギュレン師のトルコ送還を協議か Trump adviser Flynn discussed sending Erdogan foe to Turkey: Reports
トランプ政権のフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は昨年、トルコ政府高官と会見し、イスラム指導者ギュレン師のトルコへの引き渡しについて協議したと指摘されている。ウールジー元中央情報局(CIA)長官が24日、明らかに…
拉致40年、社会主義幻想で親北・反韓的「言論空間」を牽引した朝日
◆拉致報道に他紙黙殺 北朝鮮による拉致被害者の家族会が結成されて3月25日で20年となった。拉致発生からは40年。産経は「拉致40年 家族の慟哭」(22日付~)、読売は「闘いの軌跡 拉致家族会20年」(24~26日付)…
アートの中心ニューヨークに新天地
成熟度進んだ陶芸 人間国宝・陶芸家 伊藤赤水さんに聞く 独自の技法を次々と編み出すなど、常に挑戦を続けている人間国宝の陶芸家、五代・伊藤赤水さんの初の海外個展が、今月9日から米ニューヨークで開催されている。同展は大きな…
「真実浮上」の声、潜む思惑 韓国左派、執拗な朴氏追及
2014年4月16日、韓国南西部の珍島(チンド)沖海域で沈没した大型客船セウォル号が、事故から約3年ぶりに海中から引き揚げられたが、事故の真相を隠蔽し責任を回避したなどとして、いまだに朴槿恵前大統領を非難している左派系…
身近な水辺の生き物保全への取り組み
清流の汚濁、ため池の減少、農薬散布などで水辺の生き物の生息環境が悪化している。そんな中、都立動物園・水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)では多摩動物公園内の野生生物保全センターを核に身近…
石川県「金沢子どもはしご登り教室」
伝統の加賀鳶の「技」披露 伝統文化の保存と継承に力を入れている金沢市では、藩政時代の火消し「加賀鳶(とび)」の技を学ぶ「金沢子どもはしご登り教室」が受け継がれている。今月4日、いしかわ総合スポーツセンターで行われた演技…
受動喫煙防止法の制定を
弁護士 秋山 昭八 分煙でなく原則禁煙に 残留した煙への対策も必要 オリンピックを前にして訪日外国人に対する受動喫煙対策に端を発し、飲食店における受動喫煙対策による中小飲食店に対する営業妨害が問題とされている。 筆者…
護衛艦「かが」に中国警戒
海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)「かが」が3月22日に就役した。 「かが」は艦首から艦尾まで平らな飛行甲板を持ち、外見は空母そのものだ。海自の保有するヘリコプター搭載護衛艦は「ひゅうが」「いせ」、そして「い…
騒ぎ過ぎの「森友学園」問題、「4月総選挙」説の扱い小さかった文春
◆重要法案審議できず 13日付本欄で「『森友学園』騒動は安倍政権を揺るがす“大疑惑”に発展するのか―」と書き出し、「結局“大山鳴動してネズミ一匹”で終わるのだろう」と締めくくったが、事態は依然「大山鳴動中」だ。籠池泰典…
フィリピン副大統領、超法規的殺人を批判
フィリピンのロブレド副大統領が国連機関に向けたメッセージで、ドゥテルテ政権で多発する超法規的殺人を批判し物議を醸している。時同じくしてドゥテルテ氏への弾劾申し立てが行われるなど、大統領府は政権転覆の動きがあると指摘し警…
サウジ国王来日の意味
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 日本を「協力国」に指名 石油依存の経済構造改善へ ある意味で日本と最も近い国の国王が46年ぶりに来日した。 3月12日から15日までの4日間にわたり訪日した一行は物見遊山とは程遠いサ…
報道が過熱した豊洲の地下水“汚染”問題を冷静に掘り下げたBSフジ
◆科学的には安全確認 豊洲市場の用地売買の経緯について調査する東京都議会の百条委員会で、20日に注目されていた石原慎太郎元都知事の証人喚問が行われたが、3日の記者会見と同様に「記憶にない」を連発するなどして、不評だった…
過激派イスラム教徒の封じ込めに手を焼く英 Radical Islam gives British authorities difficulty to contain
英当局は長年、ごく一部のイスラム説教者らに触発されたごく少数だが非常に強い信念を持つイスラム教徒を封じ込めようと対策を講じてきたが、そのような中で22日に、英国会議事堂近くでのテロ事件は起きた。過激な説教者の中には、若…
「民進プレス」の紙面改革 月刊化しネット併用の試み
二大政党・政権選択に使命感 民進党の機関紙「民進プレス」が3月17日号から衣替えした。1面で日本地図の上に書かれた「次の日本」との特集タイトルの下に「民進プレスは生まれ変わります。」と大きく告示した内容は、月刊化すると…
「自由民主」で竹島問題 「全力で取り組む」と決意
日韓合意不履行に失望か 2月は領土問題に対する行事が二つある。7日「北方領土の日」と、22日「竹島の日」だ。前者は1945年終戦後に旧ソ連によって不法占拠された北方領土の返還運動によって、1980年に解決を求める国会決…
自民党の党勢拡大 党員100万人超え党大会
青年・女性ら前日行事が充実 自民党は長期政権時代を築きつつある。これは「安倍晋三首相の」と言い換え得るかも知れない。党大会(第84回、3月5日)特集だった同党機関紙「自由民主」3月14日号の4面片隅に、総裁任期3期とす…
親の言葉で傷付く子供 厳しい叱責も強い愛情
「親毒」の負の連鎖反応 一昨年の暮れのことだが、1冊の新刊書『親毒』(コスモトゥーワン)を編集者のY氏から頂いた。表紙に副題「なぜこんなに生きづらいのか」と書かれ、さらに「自分が何者かわからない!」と続く。 著者も“…
プーチン政権、国民の愛国心高揚を利用
露のクリミア併合から3年 ロシアのプーチン大統領がウクライナのクリミア半島の併合を宣言してから、18日で3年が過ぎた。欧米などによる対露経済制裁は国民生活に影響を及ぼしているが、国民の大多数がクリミア併合を支持している…
さまよい続ける日本社会
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 縦軸の「常識」確立せよ 自民党は保守政党の自覚を 日本社会の現実を細かく具体的な例を挙げて批判すれば、確かに凶悪犯罪は多数発生している。確かに「住みにくい世…