米経済蝕むオピオイド中毒


加瀬 みき

アメリカン・エンタープライズ研究所客員 加瀬 みき

 アメリカ経済は順調なように見える。株価は上向きだし、失業率も4%台に下がり、連邦準備制度理事会(FRB)は6月に利上げ、10月から資産縮小も実施する。しかしその一方で、オピオイドと呼ばれる鎮痛剤の乱用による中毒患者や死者が急増し、社会や経済に暗い影を落としている。


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