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安らかに眠れ、ジョンソン軍曹

米コラムニスト キャサリン・パーカー 哀悼の電話めぐり議論に 死者の名忘れた大統領  よくないニュースが多い中、せめてものいいニュースがあるとすれば、ラデービッド・ジョンソン氏の名前を誰も忘れられなくなったことだ。  ジ…

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集中砲火浴びる米IT企業

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 官民・左右から非難の声 露の選挙介入で問題点露呈  アメリカをはじめ世界の文化や伝達、情報交換手段を一新したフェイスブックなどのIT企業への非難の声が政府ばか…

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大国の自然災害対策の不備な実情を垣間見せたNW日本版山火事記事

◆900平方キロが焼失  10月初旬、米国カリフォルニア州で恐るべき山火事が起きたことは、日本のメディアでも現場の映像を含め、かなり大きく取り上げられたから、憶(おぼ)えている読者も少なくないと思う。ニューズウィーク日本…

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行き過ぎた「分析知」の弊害

名寄市立大学教授 加藤 隆 孤独に苛まれる子供たち 「関係知」の知恵語る梵我一如  我々がよく目にする植物について二つの言い方で描写してみたい。一つ目。「典型的な場合、雌蕊(しずい)は1本、雄蕊(ゆうずい)は6本。6枚に…

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帰国した数千人の「イスラム国」戦闘員が各国に危険をもたらす Thousands of Islamic State fighters returning home pose global risk

 過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域が縮小する中、ISと共に戦うためにシリアとイラクの拠点に集まった数千人の外国人戦闘員が本国に戻ったことが、民間治安情報会社の広範な調査で明らかになった。調査では、外国人戦闘員を…

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「バルフォア宣言」100周年でパレスチナの無策を非難した英誌

◆“二枚舌外交”の一環  イスラエルの独立につながった「バルフォア宣言」から100年を迎える。宣言が作成された11月2日には、ネタニヤフ首相がパレスチナの旧宗主国英国を訪れ、メイ英首相と共に記念の祝賀会に参席する予定だ。…

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米国社会の分裂 LGBT運動の激化と反発

日本における法整備への警鐘  米国で起きることは将来、日本でも起きると言われる。かつてその時間差は20年とも10年とも言われたが、今はもっと短いだろう。  1960年代に、性の解放運動が起きた米国。90年代半ばになると、…

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TBSのイヤホン事件、ネットで偏向報道の検証可能に

ネットで偏向報道の検証可能に  論壇に期待される役割の一つに、新聞・テレビの偏向報道に対する監視がある。選挙報道については、特にそれが重要だ。  月刊誌11月号で偏向報道をテーマした論考で目立ったのは、元時事通信社特別解…

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共産党の衆院選敗北 葛藤生む立憲民主との共闘

共闘叫び独自の運動  今回の総選挙で、日本共産党は議席を21議席から12議席へと後退させた。注目すべきは、共産党の獲得した約440万票というのは、共産党の強固な組織票である、革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会…

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メキシコの麻薬カルテルがドローン爆弾 Terror from skies as Mexican cartel attaches bomb to drone

 メキシコ警察は先週、手製爆弾(IED)と遠隔起爆装置を搭載した自爆ドローンを運んでいた男4人を発見した。アナリストらは、麻薬カルテルがドローン兵器化の方法を把握していることが明らかになったとみている。  これは憂慮すべ…

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健康長寿の元は社会貢献にあり

高齢社会を生きる 全日本プロバス協議会会長 中村實氏に聞く  人生100歳時代を迎え、健康長寿の維持が重要な課題になっている。それには日常的な健康管理とともに、趣味やボランティアなどで社会とのつながりを維持することが大切…

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中国人実業家・郭文貴氏巡り トランプ米政権内で対立も

送還求め親中派が圧力  情報筋によるとセッションズ氏は、この春の会合で政府高官らに対し、郭氏が送還されることになれば辞任すると語ったという。政権内で郭氏をめぐって激しい対立が生じていることは明らかだ。  中国は、ホワイト…

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無人機が「対北SDI」に

どう見る北の脅威 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏 北朝鮮の脅威にどう対処すべきか。  北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるには、圧力と対話だけでは不十分だ。北朝鮮が発射したミサイルをすべて叩(たた)き落とす能力…

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在キューバ米外交官の相次ぐ健康被害、トランプ政権は大使館閉鎖も検討

国交回復後では最悪の関係に  キューバに駐在する米国の外交官やその家族らが相次いで聴覚障害や頭痛、めまいなどの健康被害を訴えている問題で、トランプ政権はキューバが外交官の保護を定めたウィーン条約に違反しているとして批判を…

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若者の生活習慣に潜むわな

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 セロトニン欠乏症の危機 よく噛んで偏らぬ食生活を  昨今の欲望氾濫(はんらん)の世相にあって若者世代の生活習慣の様相は、危機的状況に置かれているのではなかろうか。  1980年代(…

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少子化と地方創生こそ重要だ

衆院選大勝 安倍政権への提言 エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ  今回の衆院選は、野党の混乱と再編の中で自公連立政権が「圧勝」したとのイメージで報道されているが、果たしてそうなのか。あれほど…

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衆院選与党勝利、敗退した希望の存在意義で大局観示した読売と小紙

◆自ら墓穴掘った希望  第48回衆院選(22日投開票)は自民党が追加公認3人を含め、284議席を確定する圧勝となった。大きな争点となった憲法改正は、連立を組む公明党と合わせた与党313議席に達し、改正の国会発議に必要な3…

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衆院選で韓国各紙、「戦争できる国へ」に過度な警戒心示す

文政権の安保失政には嘆き節  自公連立与党が改憲発議に必要な国会総議席の3分の2以上を超える313議席を獲得した衆議院選挙の結果を受け、韓国では各紙社説が過度と思われるほどの警戒心を露(あら)わにした。  発行部数最多で…

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改憲先延しは政治の怠慢

衆院選大勝 安倍政権への提言 元拓殖大学教授 吉原恒雄  第4次安倍晋三内閣が来月1日に発足するが、最大の課題は憲法改訂である。景気回復、財政再建等も国政上重要課題だが、憲法改訂は安倍首相でなければ期待できないからだ。 …

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衆院選沖縄4区 翁長知事派の仲里氏落選

「オール沖縄」の一角崩れる  衆院選が22日、投開票され、沖縄選挙区では米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止を掲げる革新系「オール沖縄」の前職3人が当選したが、無所属前職が議席を失い、翁長雄志知事にとっ…

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国の存亡の危機に良心の呵責か Guilty conscience, mortal peril

 第2次世界大戦後の長い年月、ドイツは欧州の安定と抑制にとって力ある存在であったが、今や、ドイツは、新たな「欧州の病人」かもしれない。  最近行われたドイツの選挙は、アンゲラ・メルケル率いる多数党、キリスト教民主同盟(C…

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ソ連の対日参戦、米軍が主導

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 米ソで綿密に計画練る ヤルタ密約の内幕明らかに  戦後の日本とロシア(ソ連)の間の最大の懸案事項は「北方領土問題」で、いまだに問題解決の糸口さえ見えない。安倍首相の意気込みにもかかわらず…

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「国難」の少子高齢化問題に「家族」の強化策を論じず解せない保守紙

◆公約に「家族」抜ける  総選挙で安倍政権が信任された。喧噪(けんそう)な宣伝合戦が終わり、各党の公約を振り返ってみると、すっぽり抜け落ちていた課題が浮き上がってくる。それは「家族」をめぐる施策だ。どの党もほとんど言及し…

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