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改憲派は死滅、改悪派だけ残る
大月短期大学名誉教授 小山 常実 9条2項削除言う党皆無 永久属国化→滅亡路線の選択 10月22日、衆議院議員選挙が行われた。自民党が圧勝したため、安倍政権が継続することになり、当面の北朝鮮危機を乗り切るには一番よい状…
憲法改正へ守勢から攻勢に
衆院選大勝 安倍政権への提言 平成国際大学教授 浅野和生 東アジアの安全保障情勢が緊迫している。北朝鮮の核開発に加えて、強軍と強国で中華民族の夢実現を目指す習近平の中国を見れば、近い将来に緊張が緩和される可能性は小さい…
解放された女性たちのため、戦後70年談話を実践する時
過激派「イスラム国」(IS)は、イラクのモスル、シリアのラッカなど「首都」や拠点を失い、領土的には壊滅的状態になった。もちろん単純には喜べない。テロネットは世界に拡散し、アフリカ、東南アジア、欧米で拠点作りが企てられて…
オバマ任命判事には「平和の十字架」の大きさが問題 Size matters, to these judges
国の歴史を消去するキャンペーンが続いている。単なるばかげた連中に代わって、間抜けらが登場して、暴虐が相次いでいる。フィラデルフィアにある米国第4巡回控訴裁判所の3人制の判事団は、知恵を尽くして、第2次世界大戦の戦死者の…
侮れぬ中国の「大言壮語」
元統幕議長 杉山 蕃 高い目標掲げ国民鼓舞 「高邁な理念」不在の衆院選 今月は我が国の衆議院選挙が行われ、安倍政権の信任を問うこととなった。選挙結果は小池新党の不振、自民・公明の堅調さが際立つ結果となった。他方、隣国の…
韓国・文大統領、外交にも国内政治の論理
韓国の文在寅大統領は先週、日本、米国、中国、ロシアの周辺4カ国に派遣する特命全権大使に青瓦台(大統領府)で信任状を授与した。これで遅れていた対4カ国外交が本格始動することになったが、文大統領は4大使に国内の「政治的基準…
「養育格差」改善のカギは家庭の安定
人格教育フォーラムで鍋田氏が講演 人格教育の実践を志す教師や教育関係者が集い、第28回人格教育フォーラム(主催・一般社団法人・平和政策研究所「圓一」編集委員会)が東京都千代田区の弘済会館でこのほど開かれた。今回の講演は…
毎年恒例、小松市内の中学校が「勧進帳」を上演
「歌舞伎のまち」石川県小松市で 10校で持ち回り、裏方含め1年間の成果披露 「歌舞伎のまち」で知られる石川県小松市では、市内の中学校が毎年秋、持ち回りで歌舞伎「勧進帳」を上演している。今年の当番校は安宅中学校で、義経や…
与党圧勝を無視した論調を張り憲法を歪めて安倍政権を批判する朝日
◆恨み節噴出の「希望」 総選挙の「総括」が続いている。圧勝した与党から「謙虚」の言葉が聞かれたので、敗者は反省の弁かと思いきや、恨み節ばかりだ。希望の党のことである。 初めて開かれた両院議員総会で小池百合子代表(都知…
安らかに眠れ、ジョンソン軍曹
米コラムニスト キャサリン・パーカー 哀悼の電話めぐり議論に 死者の名忘れた大統領 よくないニュースが多い中、せめてものいいニュースがあるとすれば、ラデービッド・ジョンソン氏の名前を誰も忘れられなくなったことだ。 ジ…
集中砲火浴びる米IT企業
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 官民・左右から非難の声 露の選挙介入で問題点露呈 アメリカをはじめ世界の文化や伝達、情報交換手段を一新したフェイスブックなどのIT企業への非難の声が政府ばか…
大国の自然災害対策の不備な実情を垣間見せたNW日本版山火事記事
◆900平方キロが焼失 10月初旬、米国カリフォルニア州で恐るべき山火事が起きたことは、日本のメディアでも現場の映像を含め、かなり大きく取り上げられたから、憶(おぼ)えている読者も少なくないと思う。ニューズウィーク日本…
行き過ぎた「分析知」の弊害
名寄市立大学教授 加藤 隆 孤独に苛まれる子供たち 「関係知」の知恵語る梵我一如 我々がよく目にする植物について二つの言い方で描写してみたい。一つ目。「典型的な場合、雌蕊(しずい)は1本、雄蕊(ゆうずい)は6本。6枚に…
帰国した数千人の「イスラム国」戦闘員が各国に危険をもたらす Thousands of Islamic State fighters returning home pose global risk
過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域が縮小する中、ISと共に戦うためにシリアとイラクの拠点に集まった数千人の外国人戦闘員が本国に戻ったことが、民間治安情報会社の広範な調査で明らかになった。調査では、外国人戦闘員を…
「バルフォア宣言」100周年でパレスチナの無策を非難した英誌
◆“二枚舌外交”の一環 イスラエルの独立につながった「バルフォア宣言」から100年を迎える。宣言が作成された11月2日には、ネタニヤフ首相がパレスチナの旧宗主国英国を訪れ、メイ英首相と共に記念の祝賀会に参席する予定だ。…
米国社会の分裂 LGBT運動の激化と反発
日本における法整備への警鐘 米国で起きることは将来、日本でも起きると言われる。かつてその時間差は20年とも10年とも言われたが、今はもっと短いだろう。 1960年代に、性の解放運動が起きた米国。90年代半ばになると、…
TBSのイヤホン事件、ネットで偏向報道の検証可能に
ネットで偏向報道の検証可能に 論壇に期待される役割の一つに、新聞・テレビの偏向報道に対する監視がある。選挙報道については、特にそれが重要だ。 月刊誌11月号で偏向報道をテーマした論考で目立ったのは、元時事通信社特別解…
共産党の衆院選敗北 葛藤生む立憲民主との共闘
共闘叫び独自の運動 今回の総選挙で、日本共産党は議席を21議席から12議席へと後退させた。注目すべきは、共産党の獲得した約440万票というのは、共産党の強固な組織票である、革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会…
メキシコの麻薬カルテルがドローン爆弾 Terror from skies as Mexican cartel attaches bomb to drone
メキシコ警察は先週、手製爆弾(IED)と遠隔起爆装置を搭載した自爆ドローンを運んでいた男4人を発見した。アナリストらは、麻薬カルテルがドローン兵器化の方法を把握していることが明らかになったとみている。 これは憂慮すべ…
健康長寿の元は社会貢献にあり
高齢社会を生きる 全日本プロバス協議会会長 中村實氏に聞く 人生100歳時代を迎え、健康長寿の維持が重要な課題になっている。それには日常的な健康管理とともに、趣味やボランティアなどで社会とのつながりを維持することが大切…
中国人実業家・郭文貴氏巡り トランプ米政権内で対立も
送還求め親中派が圧力 情報筋によるとセッションズ氏は、この春の会合で政府高官らに対し、郭氏が送還されることになれば辞任すると語ったという。政権内で郭氏をめぐって激しい対立が生じていることは明らかだ。 中国は、ホワイト…
無人機が「対北SDI」に
どう見る北の脅威 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏 北朝鮮の脅威にどう対処すべきか。 北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるには、圧力と対話だけでは不十分だ。北朝鮮が発射したミサイルをすべて叩(たた)き落とす能力…
在キューバ米外交官の相次ぐ健康被害、トランプ政権は大使館閉鎖も検討
国交回復後では最悪の関係に キューバに駐在する米国の外交官やその家族らが相次いで聴覚障害や頭痛、めまいなどの健康被害を訴えている問題で、トランプ政権はキューバが外交官の保護を定めたウィーン条約に違反しているとして批判を…