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日銀の金融政策は本末転倒
鈴木政経フォーラム代表経済学博士 鈴木 淑夫 物価目標にこだわるな 成長と完全雇用維持が重要 日本の株価が、バブル崩壊直後の1990年代初めの水準まで回復した。この基本的な原因は、日本の企業収益が回復したことにあるが、…

デュアルユースのすすめ
東京・市谷の防衛省に隣接するホテルで、防衛装備庁主催の「技術シンポジウム2017」が11月14日から2日間の日程で開かれた。 防衛装備庁は、平成27年10月1日に発足した組織で、装備品等について、開発及び生産のための…

「潔白」を証明しようとせず居直る山尾議員をしつこく追い掛ける文春
◆“嫌がらせ”のレベル 週刊文春(11月23日号)が「禁断愛騒動」の山尾志桜里衆院議員を追い掛け回している。同誌は今月12日、大阪のイベントに出演していた山尾氏と“お相手”の倉持麟太郎弁護士の姿を捉えていた。しかし、2…

習近平一強体制の光と影
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 強国追求で他国犠牲に 過度の礼賛、個人崇拝の懸念 中国では、5年に1度の最大政治イベント・共産党第19回大会(19大)が10月18~25日の間に開催され、習近平2期指導部が発足した。19大…

スマートフォンの使用で10代の自殺が増加 Teen suicides rise with smartphone use
ティーンエージャーの自殺率が、スマートフォンの所有とソーシャルメディアの使用とともに上昇していることが研究結果で明らかになった。テクノロジーと10代の自傷行為の間に憂慮すべき関連があることを示すものだ。 研究者たちは…

「加計」報道で煽った揚げ句「国民の疑念」に固執するNHK「時論公論」
◆首相介入の証拠なし 今年春から続いてきた加計騒動は、学校法人「加計学園」による獣医学部新設が認可されたことで収束する気配である。この問題を「安倍たたき」に利用してきた野党や左派メディアは結局、行政手続きに安倍晋三首相…

露が中距離核戦力条約に違反
ロシアのゲラシモフ参謀総長が同国の国営メディアで、最大射程4000㌔の精密誘導ミサイルの部隊が配備されていると明言し、1987年中距離核戦力(INF)全廃条約のロシア軍による重大な違反が明確になった。 ゲラシモフ氏は…

「公明」の衆院選分析 6議席減に「力量不足」
小池都知事に手のひら返し 公明党は衆院選で35議席から29議席へ6議席減らした。この後退は敗北といえる。しかし、機関誌「公明」12月号で選挙結果を扱った「第48回衆院選の結果分析/8小選挙区で激戦突破。比例代表は新人2…

「自由民主」の衆院選検証 ポピュリズム煽るTVに警鐘
政局報道で立憲に票が集中 衆院選後の自民党の機関紙「自由民主」は、選挙結果を受けた「第48回総選挙分析と検証」を国際医療福祉大学医学部総合教育センター教授の川上和久氏に委ね、11月7日号と同14日号で上・下の連載をした…


「赤旗」のロシア革命百年 レーニン時代を未だ美化
一党制含めスターリン批判 日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、1917年のロシア革命(10月革命)から100年となる11月7日付で、「ロシア革命100年と社会主義を考える」と題する特集を4面~5面にわたり掲載した。 …

イラクとの和解に米の支援求めるクルド Kurds seek U.S. help for peace with Iraq
トランプ政権は、イラク政府と同国の少数派クルド人との間の、クルド独立への動きをめぐる対立の交渉による解決にもっと尽力すべきだ――ワシントンのイラク・クルド人代表はインタビューでこう語るとともに、現在の停戦は続かない可能…


土器・土偶は「再生のシンボル」
「縄文人の心」を読む 日本考古学協会理事 大島直行氏に聞く 日本の縄文時代が国内外から関心を集めている中、日本考古学協会理事で前北海道考古学会会長の大島直行氏は、「縄文人の世界観」について独自の視点で読み解き、縄文人の…


シーレーン防衛を日米台で 中国の侵略・覇権阻止でシンポ
中国の侵略・覇権阻止を謳(うた)った「尖閣・沖縄そして台湾」シンポジウムが11日、東京都内で開催され、台湾安保協会副理事長の李明峻氏らが東アジアの安全保障の視点から中国の覇権指向のリスクと如何(いか)に立ち向かうのか論…

軍事行動に自信持つ米国
今回、トランプ大統領は韓国国会での演説で「(朝鮮戦争で)3万6000人の米国人が戦死し、15万人が負傷」してまで守った韓国を命掛けて守ると述べ、韓国国民に心強いメッセージを与えた。さらに、残酷な悪党の体制は絶対容認しな…

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イスラエル、米露ヨルダン停戦合意に反対
イスラエルは12日、米露がシリア南部の停戦協議を進めたとしても、イランの侵略を防ぐために、必要に応じてシリア領内への軍事攻撃を行うと警告した。イスラエルのネタニヤフ首相は、米露ヨルダン3カ国が仲介したシリア南西部での前…

県民投票煽る翁長県政の末路
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 何ら権能ない政治ショー 失敗なら県民に責任負わす 先般の総選挙で沖縄県(4小選挙区)は、翁長(おなが)雄志知事派が3勝、自民党は1勝という結果になり翁長知事や革新は、「オ…

大筋合意のTPP11に「保護主義圧力に先手」などと評価した各紙
◆日本の努力を称賛 離脱した米国を除く環太平洋連携協定(TPP)署名11カ国が、閣僚会合で新協定に大筋合意した。焦点となっていた米国が戻るまで現協定の実施を先送りする「凍結扱い」は20項目。新協定は11カ国のうち、6カ…

パリ協定の“常任理事国” 、中国より日本が務めるべきだ
今年夏から秋にかけ、世界中に激しい自然災害や異常気象のニュースがあふれた。「史上最悪」「数十年ぶり」といった形容句があふれた。米国はハリケーンと山火事のラッシュで、自治領プエルトリコは、9月に続き、10月にも過去100…


名大附属高、平和を学ぶ「研究旅行」30年
「信頼」を訴え続けるガイドの新島メリーさん 沖縄戦を体験した証言者が少なくなっている中で、沖縄屈指の名ガイドと言われ、40年以上、「平和」や「信頼」の大切さを語り続けているのが新島メリーさん(70)だ。同じく30年前か…

アンカラ(トルコの首都)で鳴り響く轟音 Rumbling in Ankara
ノスタルジアはいろいろな感情を強く駆り立てるものだ。新しい夢を数々見る中で現れる昔の恋人のこと、あるいは、かつての姿を記憶にとどめている帝国の名残を持つ新しい支配者のこと、そのような支配者の想像の世界では、再びそれにな…


韓国・文政権、捜査の本丸は李元大統領か
韓国・文在寅政権が公約1号に掲げる「積弊清算」と関連し、前の保守政権時代に対する検察捜査が進められている。先日は世論操作疑惑で元国防相が逮捕されたが、本丸は李明博元大統領だとする見方が広がっている。政権交代を機にした政…

日本は国連改革の先頭に立て
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 時代遅れで偏った機関 米国のユネスコ脱退は正当 このたびアメリカ合衆国とイスラエルがユネスコから脱退すると報道された。その理由としてはユネスコがパレスチナ問題に関し、政治…

ここまで知れば大丈夫 インフルとパンデミック
有隣病院院長・工藤宏一郎氏 臨床医の立場から知識伝授 このほど、東京都中央区の一橋講堂で開かれた都民講座で「ここまで知れば大丈夫 インフルエンザとパンデミック」と題して有隣病院院長の工藤宏一郎氏は臨床医の立場からインフ…
