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科学・技術大国を目指す中国
米コラムニスト ロバート・サミュエルソン 研究・開発費、世界1位に 米の技術基盤の活性化を 全米科学財団(NSF)と全米科学委員会(NSB)は、米国の技術の現状に関して、隔年で作成している「科学・技術指標」を公表した。…

平昌五輪とその後の情勢
元統幕議長 杉山 蕃 対北制裁、徐々に効果 核拡散・流出の危険は増大 平昌五輪が旬日に迫り、朝鮮半島では南北閣僚級会談を通じ、双方の思惑を込めた交渉が行われ、帰趨(きすう)が注目される。今回は会談合意内容とともに、五輪…

正面装備更新進むも
F35A最新鋭ステルス戦闘機1機が1月26日、航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)に配備された。三沢基地には平成30年度末までにさらに9機が配備され、飛行隊(10機体制・隊員約200人)が新編される。中国、ロシア機への領…

平昌五輪に来る北朝鮮「美女応援団」の謎に迫るも突っ込み不足の新潮
◆いつの間にか主役に 2月9日から韓国で平昌冬季オリンピックが始まる。韓国はもとより日本のメディアもそうだが、五輪の事前報道は「南北統一チーム」や「美女応援団」ばかりで、肝心のスポーツの祭典、記録への期待、などアスリー…

トランプ氏の性格に不安募る
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 核のボタン握る米大統領 「精神的破綻」懸念する声も ドナルド・トランプ米大統領就任の1周年記念日に当たる1月20日、アメリカ連邦政府が暫定予算失効のため一部…

オバマ大統領センターの建設めぐり訴訟 Lawsuit demands answers on Obama library’s impact on environment
オバマ大統領は常に環境保護運動から支持を受けてきた。しかし、シカゴのサウスサイドにある公園の土地に豪華な大統領センターを建設しようとして批判にさらされている。 その結果、現地コミュニティーの活動家らが、オバマ氏の大統…

シリアの混乱増すと米国のクルド人政策を非難する英紙ガーディアン
◆新段階に入った内紛 シリア北部のクルド人をめぐり、隣国トルコと米国との間でさや当てが繰り広げられている。米国が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でクルド人を動員し成果を上げた一方で、存在感を増すクルド人に隣国ト…

米国のリベラルの矛盾 個人の自由、家族崩壊招く
軍の権威は左右ともに認める 昨年、「宗教国家アメリカのふしぎな論理」(NHK出版新書)を出した国際基督教大学学務副学長の森本あんりが「Voice」2月号の「著者に聞く」の中で、米大統領選挙におけるドナルド・トランプの勝…

業を雪いだ佐藤愛子氏 人間は苦悩で鍛えられる
息子から贈られた本 クリスマスを前に、息子(次男)が佐藤愛子のベストセラー「九十歳。何がめでたい」(小学館)をプレゼントしてくれた。 佐藤紅緑を父に、サトウハチローを兄に持つ彼女の名は知っていたが、多忙のあまり彼女の…

中国から郵便で密輸されるオピオイド Chinese use Postal Service to smuggle opioids
米上院議員らが18日、中国からオピオイドを購入するには、グーグル、クレジットカード、電子メールがあれば十分だと指摘、致死性の高いフェンタニルを含む大量の郵便物を「発見、対処」できていないと米国郵政公社を非難した。 上…


母に教えられた「愛する」生き方
「おかげさま」で幸せに ペルシャパレス社長 マスウド・ソバハニ氏に聞く 来日して32年、アメリカ国籍のペルシャ人、マスウド・ソバハニ氏の口癖は「おかげさまで」。バハイ教徒のため弾圧されるイランを出てアメリカで学び、結婚…

新「ミサイル防衛見直し」は不十分
極超音速ミサイルなど未対応 米軍の「ミサイル防衛見直し」(MDR)が間もなく完成するが、国防筋によると、MDR草案に国防総省高官らは、不満を抱いているという、 MDRは、現行システムの追加導入を求めている。迎撃システ…


比政権、テロ掃討に本腰
ミンダナオ島で戒厳令延長 IS系、新人民軍の壊滅へ ドゥテルテ大統領は昨年末、国内外からの批判を受けながらもフィリピン南部ミンダナオ島における戒厳令の1年延長に踏み切った。目的は南部を中心に活動するイスラム過激派と、新…


聖職者支配体制に不満爆発、イラン全土で民衆が大規模デモ
イスラム教シーア派の盟主を自任するイランで、聖職者支配体制を揺さぶる大規模デモが行われた。民衆の力を圧倒的に上回る体制側の権力によって、デモは完全に鎮圧されたものの、その火は国民の間にくすぶり続けている。 (カイロ・鈴…


孤影の中にあるパレスチナ
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 静まり返った国際社会 「アラブの大義」は政治の道具 米国のトランプ大統領が大統領選に臨むに当たり公約した項目の中に「エルサレムはイスラエルの首都であり、米国大使館もそこに置かれる」とい…


2020年再選の行方、最大の障害は不用意な言動
トランプのアメリカ 就任から1年(8) 今年の米最大の政治イベントは、11月6日に行われる連邦議会の中間選挙だが、それが終わると、話題は次のテーマに移る。2020年の大統領選だ。 トランプ大統領は再選を目指すのか。も…

18年春闘でそろって企業にデフレ脱却へ賃上げを求めた各紙社説
◆東京さえ成果を期待 17日付読売「デフレ脱却を固める賃上げに」、日経「賃上げでデフレ脱却への決意を示せ」、18日付朝日「試される経営者の見識」、東京「まずはデフレ脱却を」、22日付産経「賃上げも人材への投資だ」――。…

北朝鮮とポル・ポト政権、政治的参加の類似と相違
北朝鮮の平昌五輪参加決定で、1978年のバンコク・アジア競技大会へのカンボジア・ポル・ポト政権の参加を思い出した。 大量虐殺で「アジアのヒトラー」とも言われた政権と似ていると言えば、金正恩・朝鮮労働党委員長は怒るかも…


蜜月時代の日米同盟 首脳間の信頼、今後も鍵に
トランプ米大統領の就任以来、日米関係は、安倍晋三首相との個人的な信頼関係を土台として「蜜月関係」を築いてきた。 両首脳は、これまで5回の直接会談と17回の電話会談、両国でそれぞれ1回ずつの「ゴルフ外交」を行うなど、緊…


サッカー沖縄キャンプに過去最多の24チーム
経済効果は12億円超、県スポーツ振興に期待大 2017年度に沖縄県内でキャンプをするサッカーチームが24となり、前年度の22チームを上回り、過去最多を5年連続で更新する見通しだ。サッカーキャンプによる経済効果とスポーツ…

カナダからの教訓 A lesson from Canada
ジャスティン・トルドー・カナダ首相は、コントロールが利かなくなった移民問題を、何かコントロールに似たようなものの下に置く決定をするに際して、米国人、特にドナルド・トランプ大統領には、一撃を食らわすことができると思った。…


“赤の砦”ウィーンは渡さない
社民党、27日に市党首選 連邦右派政権への反撃目指す 音楽の都オーストリアの首都ウィーンで今月27日、与党「社会民主党」の臨時党大会が開催され、ホイプル現市長(社民党党首)の後継者を選出する。ウィーン市議会は戦後からこ…

最優先すべき待機児童解消
弁護士 秋山 昭八 低い日本の女性就業率 復職後押しする取り組みも 日本の女性就業率(15歳以上)は、最近急激に増加したとはいえ、いまだ5割弱で、主要7カ国(G7)でイタリア、フランスに次いで低い。一方、男性就業率(同…
