米国のリベラルの矛盾 個人の自由、家族崩壊招く
軍の権威は左右ともに認める
昨年、「宗教国家アメリカのふしぎな論理」(NHK出版新書)を出した国際基督教大学学務副学長の森本あんりが「Voice」2月号の「著者に聞く」の中で、米大統領選挙におけるドナルド・トランプの勝利について、キリスト教神学者ならではの興味深い分析を行っている。
米国においては、経済的に成功することは「アメリカン・ドリーム」を成し遂げること。その体現者であるトランプは、米国人の宗教観からすると、「神から特別な祝福を受けている存在」と見なされるのだという。
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