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市長選結果を受け入れず民主主義を否定する沖縄タイムスの阿部氏

◆「敗者は民主主義」?  「敗者は日本の民主主義」。こんな見出しの解説記事に思わず「えっ!?」と唸(うな)ってしまった。  沖縄県名護市の市長選挙で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職、稲嶺進氏が移設容認派の与党候…

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広辞苑「日中共同声明」解説に誤り

平成国際大学教授 浅野 和生 国交締結ではなく正常化 台湾の帰属でも事実を誤認  「辞典といえば広辞苑」「日本語辞典の代名詞」とは、去る1月12日に10年ぶりの改訂新版が出た広辞苑の帯のうたい文句である。出版社も商売だか…

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一般教書演説への支持生かせず

米コラムニスト マーク・ティーセン ロシア疑惑に関心が集中 喜ぶ民主党とマスコミ  トランプ大統領は先週、一般教書演説を行った。視聴者のうち、民主党員の43%を含む75%が演説に好意的な反応を示した。大統領は通常、一般教…

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欧州に徴兵制復活の動き

 産経新聞(2月2日付)に「欧州徴兵制復活の動き」という特集記事が掲載された。特にこの記事で注目したのが、スウェーデンの動きだ。  北欧の中立国であるスウェーデンは、2010年に徴兵制を廃止したが、ウクライナ危機以降、バ…

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沖縄・名護市長選の勝因は公明党の「根こそぎ作戦」だと分析する文春

◆新潮は“進次郎効果”  秋の沖縄知事選の前哨戦として重要な意味を持つ名護市長選は新人の渡具知(とぐち)武豊氏が「オール沖縄」で翁長雄志知事らの支援を受けた辺野古移設反対の現職稲嶺進氏を大差で破った。  週刊新潮(2月1…

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ユダヤ流マネー教育とは

獨協大学教授 佐藤 唯行 裕福さは神の愛の証し 懸命に稼ぎ慈善活動に励む  子供たちにお金との付き合い方を教える子供向けのマネー教育が日本でも徐々に注目されている。この点について「金儲(もう)けの達人」と称されるユダヤ人…

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朝から同性愛者の子づくり手段を扱うNHK「けさクロ」のグロテスク

◆適当な放送時間帯か  朝は出勤前、登校前の親と子供たちが朝食を取り、部屋にはテレビがついているのが、家庭の日常的な光景だ。そのような時間帯に7日のNHKニュース「おはよう日本」の「けさのクローズアップ」(けさクロ・7時…

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左向けの扇動的なレトリックを放つ民主党の大統領志望者たち Democratic presidential aspirants unleash incendiary rhetoric in race to left

 2020年の民主党大統領予備選は、極端に左寄りのレトリック競争の様相を呈している。これまでのところ、最も扇動的な攻撃でフロントランナーの地位を得ようとしているのがコーリー・ブッカー上院議員だ。  ニュージャージー州選出…

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裴振栄記者の「日本の歴史紀行」

明治維新評価の裏に政権批判  日韓関係が1965年の国交正常化以来最悪と言われる中で、日本を訪れる韓国人観光客が史上最多となった。日本を貶(おとし)め世界で反日を叫ぶ一方で、その国を訪れて文化を楽しむという心理はなかなか…

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保革対立が先鋭化する韓国 左右の論客が誌上で論戦

「北主導の統一」で認識の相違  韓国で保守と革新の対立が先鋭化している。文在寅(ムンジェイン)政権が平昌冬季オリンピックで北朝鮮と合同チームを構成したり、国連の制裁にもかかわらず、大量の応援団を受け入れ、便宜供与している…

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過熱する情報戦争 露の意図的なサイバー攻撃

脅威に対応する米欧  現在、ロシアを含め、政治的、法的、メディア、インテリジェンス、心理的かつサイバー戦争といった手段を利用することにより、自国の戦略目標を達成すべく、重要な情報戦争能力を高める国が目立つ。  本稿ではロ…

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対ベネズエラ強硬姿勢に慎重な中南米各国 Latin America wary of harder line on Venezuela

 ティラーソン国務長官は、中南米歴訪で、ベネズエラに対する圧力を強めることを強調、社会主義体制ベネズエラの原油の輸入停止の可能性を示すだけでなく、トランプ政権は軍事クーデターも受け入れ可能であることを示唆した。  ティラ…

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沖永良部島と西郷隆盛、島で成熟させた「敬天愛人」思想

鹿鹿児島県和泊町・西郷南洲記念館職員 宗 淳氏に聞く  鹿児島県の沖永良部島は、島津久光の怒りを買った西郷隆盛が約1年半、島流しにされた地。この間、西郷は生涯で最も勉学に励み、子供たちの教育や島民の指導から、「敬天愛人」…

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ロシア大統領選、プーチン氏再選にイスラエルが協力

ユダヤ系インテリ層が支援へ 対ヒズボラでロシアの了承  イスラエルのネタニヤフ首相は1月29日、モスクワでプーチン大統領と会談し、ナチスとの戦いで赤軍が果たした役割を高く評価した。ネタニヤフ首相の言動は、ロシアのユダヤ系…

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米資金がテロ組織に

イラン支援のヒズボラなど、前政権が懐柔策で支払い  米政府は、オバマ政権時にイランに支払われた17億㌦の一部が、イランが支援するテロ組織の手に渡っていたことを突き止めた。情報筋によると、イランはこの資金を、レバノンを拠点…

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イスラエル、イランの影響力拡大を警戒

ネタニヤフ氏、露大統領と会談 レバノンにミサイル工場建設か  イランがレバノンで、精密誘導システムを開発している可能性が指摘される中、イスラエルのネタニヤフ首相は先月29日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、「イ…

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金正恩体制の脆弱さを露呈

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 予測通りの「新年の辞」 核・ミサイル開発の継続確認  北朝鮮問題の研究・解説を生業(なりわい)としている者にとって、毎年1月1日に発表される金正恩委員長の「新年の辞」は必読文献であり資料…

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株価の乱高下で早くも試練の新FRB議長の手腕を問う日経社説

◆長期金利上昇を嫌気  史上最高値を繰り返していた米国株式市場は、このところ株価が大きく乱高下する荒れた展開になっている。  発端は1月の米雇用統計で民間部門の平均時給が前年同月比2・9%上昇し、約8年半ぶりの高水準とな…

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逆方向の「歴史の終わり」へ、国際NGO報告から

 年明け、「フリーダムハウス」(FH)や「ヒューマンライツ・ウォッチ」(HRW)など、有力国際NGOの2018年版調査報告書を読み、気がふさいだ。  FHは1970年代から世界各国・地域の民主・自由度を客観的に調査し、総…

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米が準備する“鼻血作戦”

 北朝鮮は昨年12月、習近平中国国家主席の特使を門前払いするなど米・中の対話プロポーズを拒み続けたが、年が明けてからは平昌五輪参加をはじめ融和ムードを造成し米国の軍事行動にブレーキを掛けようと懸命だ。  先日は李容浩外相…

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町中がパニックに(注) Panic in the streets

 ドナルド・トランプは「中国は」「われわれを殺そうとしている」と、2016年の大統領選挙戦中にたびたび言っていた。彼は、中国の攻撃的貿易と産業政策のことを言っていたのだが、それは米経済に破滅的損害を与えると非難したのであ…

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安倍改憲案の致命的欠陥

大月短期大学名誉教授 小山 常実 可決は正式の属国化宣言 自衛戦力と交戦権を肯定せよ  昨年10月、『自衛戦力と交戦権を肯定せよ』(自由社)を出版した。この本は、交戦権(臨検・拿捕の権利、敵領域で戦う権利、占領行政の権利…

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EU経済の好調あと2年続く?

独、伊など政治に不安要素 昨年、ポピュリズム台頭乗り切る  欧州連合(EU)の経済は昨年、10年ぶりの成長率2・5%を記録した。ユーロ圏経済は、英国のEU離脱を控え、通商交渉が本格化する中、昨年吹き荒れたポピュリズムの台…

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