孤影の中にあるパレスチナ
渥美 堅持 2018/1/25 Viewpoint|中東・北アフリカ [会員向け]
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持
米国のトランプ大統領が大統領選に臨むに当たり公約した項目の中に「エルサレムはイスラエルの首都であり、米国大使館もそこに置かれる」というエルサレム宣言が存在していたことは知られていたが、それが大統領就任1年を前に宣言されるとは誰も思わなかった。世界は国連を通してこの宣言を封印、この問題の当事者とも言えるパレスチナ自治政府も、問題解決者として仲介役を引き受けている米国の役目を拒否し、その怒りを表現した。
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