イラン核合意再建に向け進展 警戒強めるイスラエル
森田 貴裕 2022/3/03 写真|中東・北アフリカ [会員向け]
中東で核拡散の危険も
合意文書の草案は第1段階として、ウラン濃縮度を5%に制限している。しかし、イランのメディアによると、イランのエスラミ原子力庁長官は「ウラン濃縮度の上限は現在、最大60%で継続している。間接協議で制裁が解除されたとしても、ウランを20%まで濃縮し続ける」と語った。
ウランの濃縮度を20%に高めれば、兵器級の90%の高濃度ウランを比較的短期間で製造できる。濃縮度を60%に高めれば、核兵器製造に必要な核物質を獲得するまでの期間が大幅に短縮される。
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