ウクライナ大統領 イスラエル国会で演説
武器供与求める
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、イスラエル国会でオンライン演説し、イスラエル政府にウクライナへの武器供与を求めた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナのユダヤ人関連施設などにミサイル攻撃の被害が出ていることを強調。イスラエルの防空システム「アイアンドーム」が強力だとし「あなた方は必ずウクライナ人やウクライナのユダヤ人の命を救うことができる」と述べ、武器供与を改めて求めた。また、ロシアに対する西側諸国の制裁に参加するよう求めた。
イスラエルは、ウクライナとロシア双方と良好な関係を保ち、停戦交渉の仲介役を試みている。ロシア軍の侵攻以来、ウクライナが繰り返し求めてきた武器供与を拒否しており、西側諸国の対ロシア制裁には参加していない。
イスラエルのラピド外相は、ゼレンスキー氏に対し「われわれは、ウクライナの人々にできる限りの支援を続ける」と述べた。
(エルサレム・森田貴裕)