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ウクライナ大統領選、30人が立候補
現職ポロシェンコ氏は苦戦 ウクライナ大統領選(3月31日投票)の立候補受け付けが2月3日に締め切られ、30人の候補が出そろった。過半数の支持を集め得る候補はいない。現職のポロシェンコ氏も苦戦気味であり、混戦となるもよう…
「第2次冷戦」が加速する年に
東洋学園大学教授 櫻田 淳 「開放性」に付け入る中露 西方世界との軋轢は不可避 後世、2019年の国際政治上の様相は、昨年に愈々(いよいよ)、顕(あきら)かになった第2次冷戦の潮流が加速する事実を以(もっ)て語られるか…
平和条約は不法占拠清算後に
きょう39回目の「北方領土の日」 北方四島は日本固有の領土 きょう第39回「北方領土の日」を迎えた。わが国の領土である択捉(えとろふ)、国後(くなしり)、色丹(しこたん)、歯舞(はぼまい)の北方四島は、ソ連が1945年…
早期解決求める元島民
きょう39回目の「北方領土の日」 外交交渉後押しへ国民世論喚起を 北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 平塚利晃氏に聞く 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談がここ数年、頻繁に開催されることもあって、…
日欧EPAで各紙が自由貿易強化の意義強調する中、後ろ向きの東京
◆米中の対立に危機感 日本と欧州連合(EU)による経済連携協定(EPA)が1日発効し、世界貿易の約4割を占める巨大な自由貿易圏が誕生した。相互に貿易品目の9割超の関税を撤廃し、通関手続きも簡素化。知的財産権の保護を厳格…
シリア撤収後の再派兵は困難、トランプ氏に警告 Warnings for Trump: No going back after troops leave Syria
イラク、レバノン、ソマリアなどに派遣された米軍が一時的に撤収することは過去40年間に何度かあった。米軍は戦闘が起きるたびに再派遣されるからだ。 しかし、アナリストらによると、トランプ大統領が提案しているシリア撤収は、…
弔い合戦の歴史戦、北方領土の主権は譲れない
先日、中村登美枝さん(92)の訃報を受けた。 2次大戦終戦の1945年、19歳の中村さんは朝鮮北部に侵攻したソ連軍に追われ、朝鮮最北端から10カ月かかり38度線にたどり着く。途中で両親が死亡、3~16歳の孤児12人(…
第2回米朝首脳会談の危うさ Peril in a second summit
何十年も凍結状態にあった朝鮮半島の現状――これは、日本や中国を含む北東アジアを氷のように冷たい抱擁のまま身動きできなくしてきたものだが――その氷が解けて砕ける兆候が出始めている。 トランプ大統領は、北朝鮮の指導者、金…
戦争へのAI導入目指す中国
中国人民解放軍(PLA)国防大学の軍事専門家が、将来のハイテク戦争は従来の破壊から、人工知能(AI)を使った高速で大規模な破壊作戦へと移行するとPLAは、考えていると強調、コンピューターで問題を解決するための方法や手順…
文氏側近を政権守れず
韓国与党の大統領候補ら実刑 求心力低下?派閥争いも 前回の韓国大統領選挙で側近などとして文在寅氏の当選に尽力し、2022年の次期大統領選への出馬が取り沙汰される与党「共に民主党」の金慶洙・慶尚南道知事(51)と安熙正・…
韓国の選択は米日しかない
同盟国の間にも突発的な事態は発生するが、同盟国としての対処の仕方がある。 1994年6月、環太平洋合同演習(リムパック)で日本の護衛艦が米艦載機A6機を標的と誤認し撃墜したことがある。しかし、事態は日本の遺憾表明で早…
平和条約交渉、日露で温度差
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 安倍首相は功を焦るな 「加速で合意」と言わぬ露側 ロシアのプーチン大統領は旧臘(きゅうろう)20日、モスクワのワールド・トレード・センターで年末恒例の大型記者会見を開いた。今回は14回…
行政・校長・担任・保護者など“チーム学校”での取り組み必要
沖縄大で「SSWの現状と課題」シンポ 文部科学省が平成26年、「子供の貧困対策大綱」の中で、スクールソーシャルワーカー(SSW)による教育相談体制の整備充実を定めてから5年が経(た)とうとしている。SSWの学校教員との…
フレイルを予防するために
東京都健康長寿医療センター神経画像研究チーム 石橋賢士研究員 『「フレイル」ってなに?~自立した老後を過ごすための予防、診断、対策~』をテーマに東京都健康長寿医療センター研究所主催の老年学・老年医学公開講座が東京都北区…
核不拡散条約が有効であるかのように主張する朝日の空想的平和主義
◆中国の軍拡に対処 「自由を与えよ、然(しか)らずんば死を」。アメリカ独立戦争の指導者パトリック・ヘンリーの言として知られる。 「鎖と隷属の対価で購(あがな)われるほど、命は尊く、平和は甘美なものだろうか。全能の神に…
左傾化民主にシュルツ氏反旗
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 大統領選出馬を検討 中間層が置き去りに スターバックスのハワード・シュルツ前会長が、独立系候補として大統領選に出馬する可能性を示唆したことに民主党が怒っている。反トランプ勢力が分断され…
レーダー照射事案に思う
元統幕議長 杉山 蕃 不審な韓国艦艇の行動 監視活動の行動基準整備必要 昨年12月中旬、日本海の我が国の排他的経済水域(EEZ)内で生起した海自哨戒機(P1型機)に対する韓国駆逐艦による火器照準電波発射について、双方…
いずも「空母化」どう進める
狙いは太平洋の防空強化 広大な空域にプラットホーム 昨年の12月に「防衛計画の大綱(防衛大綱)」と「中期防衛力整備計画(中期防)」が閣議決定された。中でも注目を集めているのは、海上自衛隊の「いずも型」護衛艦の改修だ。事…
海・空自衛隊に多くの宿題
香田洋二・元自衛艦隊司令官の話 現代の軍事作戦において航空戦力は必須。その選択肢の一つとしての、STOVL機の艦上運用という意味では評価できる。 ただ現段階では、現場の海・空自衛官の声が十分に反映されていないように思…
中国に「宣戦布告」した米
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (25) 拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷司氏 米中新冷戦は、どの程度続くことになるのか。 短期で終わると思う。昨年10月4日のペンス米副大統領の演説は「現在版ハル・ノート」だった…
平成経済30年史をひもとくエコノミスト、日本の生存戦略を探る東洋経済
◆拭えぬ将来への不安 2012年12月に誕生した第2次安倍政権が打ち出したアベノミクスによる景気拡大が戦後最長を記録しつつある。これまで長期にわたる景気回復は“いざなみ景気(02年2月~08年2月)”の73カ月と言われ…
国連「敵国条項」と日中関係
日本大学名誉教授 小林 宏晨 削除には応じない中国 救済措置は「集団的自衛権」 第2次世界大戦終結直前に国際連合が成立した。国連は戦争の、つまり第2次世界大戦の、しかも戦勝諸国の産物である。この事実を象徴する国連憲章が…
科学強国・中国は人類の悪夢
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (24) 評論家 黄文雄氏 米中関係は、これから新冷戦時代を迎えることになるのか。 冷戦という言葉は、的確ではない。米中は互角のパワーを所持しているわけではないからだ。米国の力は圧…