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波乱予想させる新年経済、低成長の中で消費増税
昨年末の株価の乱高下は、迎えた2019年の日本経済に波乱の展開を予想させる。終わりの見えない米中貿易戦争、中国経済をはじめとした世界経済の減速化、国内では成長力の乏しい状況の中、10月には消費税の10%への引き上げが実…


試練の年迎える日本外交
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 難題の北核・米中関係 G20での首相の手腕に期待 今年の国際情勢はどのように展開していくのだろうか。その中で、日本はどのように外交の舵(かじ)を切っていくべきなのか。国際政治は…


メディアの信頼回復急務
世界日報 ワシントン・タイムズ社長対談 提携関係の強化も確認 トランプ米大統領が大手メディアと対立し、ソーシャルメディアを通じて国民に直接情報発信を続けていることは、新聞など既存メディアの役割や報道姿勢について大きな問…

デジタルが変える学校教育の未来
聖心女子大学非常勤講師 榎本竜二氏 デジタル以外に体験的学習も必要 教員を目指す学生・大学院生をはじめ、教育問題に関心のある人のための人材育成講座「こんぺいとうゼミ」(主催=NPO法人BOON、内山葉月理事長)がこのほ…


沖縄尚学高、米ワシントン州立大と連携協定
グローバル社会を見据える 沖縄尚学高校(名城政次郎校長)はこのほど、米国のワシントン州立大学(WSU)と高大連携協定を締結した。日本の高校が米国の公立大学と提携するのは前例のないことだ。沖縄尚学が取り組むグローバル教育…

個人社会か伝統的家族を守るのか高まるリベラル紙と保守紙の論争
◆平成を回顧する特集 平成から新たなみ代へと移る歴史的な年が明けた。新時代の一歩を刻む、希望溢(あふ)れる新年としたいものだ。 年末の新聞には平成30年間の回顧モノが溢れたが、目を引いたのは毎日30日付の「平成という…


耐用年数切れた「専守防衛」
東洋学園大学教授 櫻田 淳 太平洋への関与不可欠 「空母」艦隊擁し米豪と協力を 安倍晋三内閣は、向こう5年の防衛政策の大枠を定めた「防衛計画の大綱」を閣議決定した。華春瑩(中国外務省副報道官)は、この「防衛計画の大綱」…


ばかげたヌンチャク所持逮捕
米コラムニスト マーク・ティーセン 違憲判決で州法無効に 「武器所持の権利を制限」 私はニューヨークで、ヌンチャクを所持していたとして逮捕されたことがある。この法律が無効になってうれしい限りだ。 連邦判事が先週、ヌン…

「世界は未曽有のリバランスを経験している」と警告するNW日本版
◆世界分断の恐れ指摘 年の瀬に来る年を占う―。ニューズウィーク日本版(1月1・8日号)が「イシューズ2019」を特集した。冒頭の「世界が直面する未曽有のリバランス」を元英首相のゴードン・ブラウン氏が書いており、整理させ…


接近するウクライナとトルコ
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 戦略的同盟関係を構築へ 軍事関係深化に苛立つロシア ロシアとのウクライナの関係がまた、急激に悪化した。ロシアが2014年春に併合したクリミア半島の周辺海域で11月25日、ロシア国境警備…

トランプ支持者にようやく国防総省の門戸が開かれる Trump supporters finally see open door to Pentagon
ワシントンでジェームズ・マティス国防長官の辞任を残念に思わないグループがある。トランプ大統領の支持者たちだ。彼らは国防総省のポストから排除されていたと感じている。 内部関係者によると、マティス氏の首席補佐官、ケヴィン…

ファーウェイ副会長逮捕めぐりフジ「報プラ」の疑惑と擁護の両極端
◆サンモニで米の懸念 中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長が、カナダで逮捕されたニュースが流れたのは6日のこと。「イラン制裁違反」の容疑で米国当局がカナダに要請し、米中首脳会談がアルゼンチンであった…

LGBT運動の到着点 脱規範化で家族解体
同性婚だけでなく「複数婚」も 毎年、年末になると、社会、政治、経済、国際情勢などの各分野で、日本の未来を左右するテーマについて解説する出版物が書店に並ぶ。例えば、今年は「2019年日本はこうなる」(三菱UFJリサーチ&…

韓国を主体思想派から守れ
今、韓国の自由民主主義が危ない。韓国で共産主義勢力が台頭し、自由と民主主義を主張する人たちが人権弾圧されている。日本の心ある人は、韓国で自由と民主主義を守ろうとする人たちを支援し、日韓連携で韓国の自由と民主主義を守り、…

大江・岩波裁判の誤算、訴えるべきは『鉄の暴風』
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (36) 集団自決訴訟「大江・岩波」裁判は『鉄の暴風』と沖縄タイムスも被告として訴えるべきだったが、原告側の不手際で「大江・岩波」の勝利に終わった。 裁判の…

NASA、月に帰還へ NASA puts return to moon in crosshairs with ambitious timetable
米航空宇宙局(NASA)ではこのところ、月への帰還という新たなミッションの話が盛り上がりを見せている。 NASAは、月を周回する宇宙ステーション「ゲートウェー」を2024年までに設置し、2026年以降にステーションか…


日韓友好の道 若者の未来を拓く交流を
檀国大学校理事長 張 忠植氏に聞く 11月15日、東京・国立市で開かれた第15回くにたちふれあいコンサート「日韓親善友好の音楽の調べ」に韓国・檀国大学校の音楽教授らと参加、自身も伸びやかな声で「この道」など披露した張忠…


中国のウイグル人、民族浄化の危機に直面
中国政府は10月、イスラム教徒の少数民族、ウイグル族の事実上の収容施設に法的根拠を与えた。過激主義の影響を受けた人々に職業訓練や思想教育を行う再教育施設としているが、収容所内での虐待・拷問などの証言が相次ぎ、国際社会か…


南北が反日共闘行事、訪朝要請に鳩山元首相前向き
迷走する北非核化 (下) 今年の新年辞で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が打ち出した対話路線は、韓国・文在寅政権が検証もせずこれを無条件に歓迎することで、北非核化の進展があいまいなまま韓国と北朝鮮が歩調を合わせ米国に制裁…


シリアから米軍撤収、イランの勢力拡大に懸念
トランプ米大統領は19日、シリアにおけるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)への掃討作戦が完了したとして、駐留する米兵約2000人を撤収すると発表した。シリアからの米軍撤収は、トランプ大統領の長年の公約とはいえ、イ…

平成最後の天皇誕生日に「天皇とは」を説く産経の洞察に富む「主張」
◆一般参賀の人出最多 「この20年、長い天皇の歴史に思いを致し、国民の上を思い、象徴として望ましい天皇の在り方を求めつつ、今日まで過ごしてきました」(平成21〈2009〉年11月。即位20年に当たり) 「譲位の日を迎…


沖縄の県民投票実施に疑問
沖縄大学教授 宮城 能彦 安易に賛否答えられず 失敗だった平成8年の投票 玉城デニー沖縄県知事は11月27日に名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を来年2月14日告示、同24日投開票と発表した。 「県民が意思…


親北史観根強い韓国、軍の教育も対北より反日
迷走する北非核化 (中) 先月、北朝鮮による韓国進攻で始まった朝鮮戦争(1950~53年)などの展示物があるソウルの戦争記念館で韓国の安保危機を憂う集会があった。元国会議長や国防相経験者らが相次ぎ登壇、北朝鮮に非核化を…
