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勝負決めるのは「思想戦」

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (19) 米世界政治研究所所長 ジョン・レンチャウスキー氏 これまでの米国の対中政策をどう見る。  1970年代初めにニクソン大統領とキッシンジャー大統領補佐官が中国に扉を開いたのは…

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御婚約をめぐる“騒動”再燃も聞こえてこない眞子殿下と小室氏の肉声

◆新しい内容ない文春  御(み)代替わりが迫ってきているというのに、気掛かりなことが残っている。もちろん、どうしても整理しておかなければならないということではないが、御退位御即位に影を落とすようなことであれば避けねばなら…

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弱腰外交が韓国を増長

 昨年12月に起きた韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題は、日本政府が今月21日に「最終見解」を示し、韓国との協議を打ち切った。  これで問題は終息すると思ったが、韓国は新たに24日、海自…

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「いのちが、私している」の視点を

名寄市立大学教授 加藤 隆 「Be」は絶対的呼びかけ 自分中心の生き方を変えよう  親しい友人仲間と話をしていると、昨今の職場事情が伝わってくる。そこには何か共通項とでも言えるような風景が垣間見える。一つは、親が我が子に…

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中国資金に依存させ影響力

米ハドソン研究所上級研究員 ジョナス・パレロ・プレスナー氏 中国は他国で影響力を拡大する工作活動に力を入れているが、その特徴は。  民主主義国家において、人権問題や新疆ウイグル、チベット、台湾など中国共産党にとって敏感な…

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米国人拘束は米政治の分断を狙ったロシアの策略か Arrest of American seen as Russian plot to divide

 ロシアが元米海兵隊員のポール・ウィラン氏をスパイ容疑で拘束したことは、ワシントンの党派対立を激化させることを狙ったロシア政府の大きな企ての一部だという。米中央情報局(CIA)モスクワ支局のトップを務めた人物によると、プ…

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照射問題で公開画像分析し韓国側が隠した“何か”に迫った「報プラ」

◆漁船と違う遭難船舶  昨年12月20日に能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で韓国駆逐艦「広開土大王(クァンゲト・デワン)」から海上自衛隊哨戒機P1が火器管制レーダー照射を受けた問題で、防衛省はP1が記録した電…

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自決命令の「赤松神話」、那覇市職労が捏造に加担

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (40)  曽野綾子さんは『ある神話の背景』で見事にミステリー作家ぶりを見せている。このような評価を下すのは曽野さん本人も読者の皆さんも意外に思うかもしれない。…

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性的少数者と少子化

恋愛苦手な若者が増える  LGBT問題を取り上げる上で、重要だと思われるのは少子化との関連だ。前述の論考で、田中和生は「最近の大学生を相手にしていて話題にしにくいのは、恋愛の話である」「恋愛は苦手だと口にする学生が増えて…

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人間の区分けと「差別」 性別表示を避ける大学

個人の性的問題の政治化  自己の性自認と生物学的な性別に違いのある性同一性障害者が戸籍上の性別を変更する場合、性別適合手術を要求している法律の規定について、最高裁はこのほど「合憲」との判断を示した。  妥当な判断だが、一…

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人類の進歩妨げる知財窃盗

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (17) 米ヘリテージ財団特別客員研究員 スティーブン・ムーア氏 トランプ米大統領の中国貿易問題への対応をどう見る。  米国は長年、中国を途上国として扱い、米国の市場を開放して、経済…

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中国軍が衛星破壊ミサイルを配備

 中国軍が衛星攻撃兵器(ASAT)を複数の部隊に配備、訓練を行っていることが、国防総省・国家航空宇宙情報センター(NASIC)の報告書「宇宙での競争」から明らかになった。米国の人工衛星を破壊できる兵器であり、宇宙での米国…

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シリア撤退と「新・米国の覇権」

 2018年12月19日に突如としてトランプ米大統領がシリアからの米軍2000人を撤退させると発表した。そしてトランプ大統領はアフガンからも1万4000人の米兵のうち7000人を撤退させる方針だという。  これはトランプ…

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南部国境のテロリスト ‘Terrorism’ at the southern border

 ザビウラー・ヘマットは、2016年度に南西部国境で拘束された41万5816人の不法移民とは違い、国境警備隊員が昨年、拘束したアフガニスタンからの移民84人の範疇(はんちゅう)にも入らない。  ヘマットに米当局が特に関心…

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歌で日韓の懸け橋に

歌人生 歌手 半田 浩二氏に聞く  『済州エアポート』で歌手デビュー(1988年)を果たした半田浩二(はんだこうじ)氏は、韓国からも出演オファーがきた。当時は韓国で日本の曲を日本語で歌うことは許されていなかった。だが結局…

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ポル・ポト政権崩壊40年 カンボジア、民主主義の危機

 カンボジアは昨年、国連カンボジア暫定機構(UNTAC)による総選挙が行われてから25周年を迎えた。その四半世紀を経て、カンボジアの民主主義は危機を迎えている。(池永達夫) フン・セン首相、開発独裁へ総仕上げ  シハモニ…

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驚くべき海軍増強ペース

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (16) 米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(下) 中国は米国に代わる世界の超大国の座を目指しているのか。  少なくとも中国は米国をアジアから排除しようとしていること…

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イスラエル、シリアのイラン武器庫を空爆

軍事プレゼンス確立を懸念  シリアでのイランの軍事プレゼンス確立を懸念するイスラエルは、シリアのイラン関連施設を攻撃したと発表した。トランプ米政権がシリアに駐留する米軍部隊約2000人の撤収を開始したとされる中、イランに…

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御代替わりの年に思う

哲学者 小林 道憲 国民の営み映し出す天皇 日本の共通意志を代表し統合  今年は、天皇の退位と即位のある記念すべき年である。やがて新元号も公布され、平成も終わりを告げる。  思えば、波乱の多い平成であった。特に、わが国は…

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日立英原発事業凍結で原子力の人材・技術維持に強い危機感の保守系紙

◆輸出案件ゼロの公算  日立製作所が、英国で進めてきた原子力発電所の建設計画の凍結を決めた。安全対策などで事業費が想定を上回る3兆円規模になり、同社が事業継続の条件とする出資集めのめどが立たなくなったためで、同事業の売却…

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貿易戦争は戦略的ツール

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (15) 米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(上) 米国の対中政策は、トランプ政権下でどう変化したか。  対中政策の基本的な前提が劇的に変わった。ニクソン政権以来、対…

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国際メディアにあふれ続ける 「強制」「性奴隷」「奴隷労働」

 仏誌ルモンド・ディプロマティクの最新朝鮮特集号を読み、考え込んでしまった。「国際有力メディアでこうなら、歴史戦の壁は本当に高いな」  同誌は定評ある国際問題誌だ。特集号は20世紀初め以来の半島の歴史を、27の小論文でた…

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共産党の本質見誤った米

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (14) 元ロサンゼルス・タイムズ紙北京支局長 ジェームズ・マン氏  「新冷戦」の様相を呈する米中対立をどう見るか。識者に聞いた。  (聞き手=編集委員・早川俊行) 2007年の著書…

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