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軍事バランス変える人工島、拡張する中国ランドパワー

緊張 南シナ海(1)  日本の大動脈シーレーンが脅かされている。南シナ海における中国の脅威が増大し、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国が警戒を強め、オバマ米政権も重い腰を上げた。米比日から各国の動きをリポートする。  …

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示唆に富んだ共和党討論会

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 進む大統領候補の淘汰 トランプ氏は外交でミス  【ワシントン】CNBCの共和党討論会のどたばたは、面白くて目が離せなかった。FOXビジネス・ネットワーク(FBN)の討論会は充実…

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フィオリーナ氏支持がカーソン氏に移行/Fiorina backers flee to Carson as voters seek top insurgent alternative to Trump

 共和党大統領候補カーリー・フィオリーナ氏は秋に入って支持を伸ばしていたが、有権者全体の支持が元神経外科医ベン・カーソン氏にシフトしたことを受けて、このところ低迷している。  有権者が、共和党の指名争いで最良の非主流派候…

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米海軍の南シナ海自由航行

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 紛争化は抑制する米中 仲裁の役割果たし得る日本  去る10月27日に第7艦隊所属のイージス艦・ラッセンが南シナ海のスービ(渚碧)礁・人工島から12カイリ以内をデモ航行した。中国は強く反発し、…

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社会へ同化難しいアラブ移民

 フランス・パリで13日に起きた同時多発テロは、死者129人、負傷者300人以上という同国で戦後最大規模のテロ攻撃となった。パリ市内および北郊外の国立競技場など6カ所で同時に起きたテロ攻撃に対して、政府は71年ぶりとなる…

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韓国教科書国定化、政権退陣デモに北朝鮮の影

「歴史クーデター」扇動文が酷似  「朴槿恵退陣!国定化中断!」  先週末、韓国の朴槿恵政権が進める労働改革や中学・高等学校歴史教科書の国定化に反発した労働組合のメンバーら約6万8000人(警察推計)がソウル中心街に繰り出…

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仏同時テロ事件と重なった朝日コラムの憲法・緊急事態条項反対論

◆どの国にもある条項  フランスで凶悪な同時テロ事件が発生した。オランド大統領は非常事態を宣言し、厳戒態勢を敷いている。東京で同じような無差別テロが発生すればどうだろう。安倍首相は仏大統領のように非常事態宣言を発せるだろ…

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倉田百三と西田天香 名作『出家とその弟子』を生む

一燈園・燈影学園長 相 大二郎氏に聞く  倉田百三が大正7年に岩波書店から出した戯曲『出家とその弟子』は青年たちの共感を呼んで大ベストセラーとなり、各国語に翻訳されロマン・ロランも絶賛した。親鸞と弟子唯円の愛と罪をめぐる…

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バチカンに再び魔の手 「第2のバチリークス」発覚

機密文書盗難で2人逮捕  カトリック総本山のバチカン(ローマ法王庁)司法当局は2日、バチカン関係者の2人を機密文書盗難と漏洩(ろうえい)容疑で逮捕したと発表した。バチカン放送独語電子版によれば、1人はスペイン教会神父のル…

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近親愛憎の心理

今回、日中韓首脳会談は冷え込んだ3国関係を溶かすきっかけとなった。今後、首脳会談を定例化し3カ国が持ち回りで開催することに合意したことが成果である。  英国、フランス、ドイツは隣国同士で「30年戦争」「100年戦争」を繰…

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有力になる「写楽、写楽説」

文芸評論家 菊田 均 強力だった別人説30件 「謎」の面白さが生む諸著作  東洲斎写楽(写楽)の正体については、四半世紀前ぐらいまでは「謎」とされていた。「写楽の正体は不明」が常識だった。私自身も、だれか別の人物が写楽と…

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「こころの教育」テーマに札幌市内でシンポ

北海道人格協議会が主催、「道徳の教科化」教諭ら討論  生徒のいじめによる自殺が後を絶たない。一方、政府は平成30(2018)年度から道徳を特別教科とし、他の教科と同じように国の検定教科書を用い、数値では表さないものの評価…

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民主化強制は失敗、アラブ世界に必要な「発展」

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(4)  ――ムスリム同胞団のエジプトにおける現状はどうか。政府からの強い圧力の下に彼らは「イスラム国(IS)」や過激派により近づいているの…

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パリ同時テロ、自前の防諜機関創設が不可欠

吉原恒雄・元拓殖大教授(安全保障論)に聞く  ――今回のテロでIS(「イスラム国」)が犯行声明を出し、オランド仏大統領もISの犯行と断定した。ISの狙いをどう見るか。  狙いは、欧米諸国のISへの軍事的反撃や資金・要員獲…

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ビジネス界から日韓関係の本音で誤解を指摘したダイヤモンドの特集

◆日本は全体的に嫌韓  3年半ぶりに日韓首脳会談が行われたが、冷え込んだ関係を改善に向かわせる契機にはなっていない。首脳会談前に週刊ダイヤモンド(10月31日号)が「嫌韓報道では絶対見えない本音の日韓経済」を特集した。 …

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憲法制定経緯と国会の改憲不作為を言うべき「ニッポン人のギモン」

◆解説員がバラエティ  3日にNHKが放送した「ニッポン人のギモン『日本国憲法』」は、あえて疑問を深めない内容だった。番組の触れ込みは「安保法制をめぐる議論などから出てきた日本国憲法に関する様々な“ギモン”。憲法を解釈す…

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伊犁事件調査した明治軍人

歴史家 金子 民雄 日本にない宗教民族闘争 「南京虐殺」の風説生む大陸  世界には日本人によく理解できないものがあるようだ。その一つが民族紛争。狭い島国に単一民族が居住しているから、互いに争ったり殺し合いをする民族闘争と…

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米中東政策への不信 アフガン、イラクでテロ拡大

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(3)  ――エジプトは米国から大量の軍事支援を受けている。もしエジプト政府がロシアとより接近した場合、米国は関係を切る可能性はあるのではな…

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スー・チーさん これからが正念場

原理主義より柔軟性を  世界的に民主主義国が増えない中、ミャンマー総選挙で、アウン・サン・スー・チーさんの「国民民主連盟」(NLD)が超大勝した。スー・チーさんは通算15年も軟禁、投獄された苦難の末、とうとうここまで来た…

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露の戦略的立場強化、イランとサウジの仲介も

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(2) ――エジプトとサウジ間には誤解はないのか。  サウジはシリアのアサド政権に強く反対し、アサド政権を崩壊させようと努力している。シリア…

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米など同盟国へのスパイ報道に揺れる独/Germany rocked by new reports of spying on U.S., allies

 ドイツのメルケル政権は、米国がドイツに対して電子的な情報収集活動を行っていたことを激しく非難したが、今度は自国のスパイ活動報道で動揺している。独情報機関が米国の軍需企業、連邦捜査局(FBI)、フランスの外交官、複数の国…

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エジプトとロシア、シリア国家維持では利益共通

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(1) 混迷を深めるシリア情勢に、アサド政権と連携したロシアが本格介入した。このことは中東全体の行方に大きな影響をもたらす可能性がある。エジ…

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潘基文待望論、次期韓国大統領候補に名

「二元的政府制」論が浮上  外交、南北、経済、何もかもうまくいかない韓国の朴槿恵(パククネ)大統領には、早くも「レイムダック」化が囁(ささや)かれている。同時に政界ではまだ2年先になる大統領選に向けて、早くも候補探しや“…

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