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中国国防費、好戦的な「兵営国家」の脅威
中国の2017年の「公表国防予算」が初めて1兆元(約16・5兆円)を突破することが確実となった。習近平政権の「強軍路線」を反映したものである。この「公表国防費」には兵器開発費、装備輸入費などは含まれていない。国際社会で…


1人1台タブレット端末に教育的効果は十分確認
千葉大学教育学部附属中学校のICT授業研究会 千葉大学教育学部附属中学校(丸山研一校長、生徒数454人)は、「1人1台タブレット端末の教育的効果と運用上の課題」を主題にしたICT授業研究会をこのほど行った。学校全体で1…

「司法のエリート」弁護士業界の環境・事情の変遷を特集した2誌
◆合格者増え競争激化 わが国で3大国家資格といえば、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士と言われてきた。もっともこれは俗説であって明確な根拠があるわけでなく、医師、弁護士、公認会計士と言われることもある。とにかくどれも超難…


アブサヤフ、ドイツ人を拉致・斬首
フィリピン南部を拠点に活動するイスラム過激派アブサヤフが、人質となっていたドイツ人男性を斬首して殺害した。アブサヤフは国軍の警備が難しい海上で、スピードボートを使って船舶を襲撃して船員の外国人を拉致。高額な身代金を要求…

米国が変える欧州統合の姿
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 臨機応変の協力体制へ 一律的深化はもはや不可能 欧州はトランプ米大統領の外交安全保障への姿勢、特にロシアとの関係の不透明さ、自由民主主義や言論の自由を尊重し…

反ユダヤ犯罪への米国の対応に及び腰の政府を非難するイスラエル紙
◆非難控える米に反発 米国でユダヤ人墓地が破壊されたり、ユダヤ人コミュニティーセンターが爆破の脅迫を受けたりする事件が相次いでいることが、改善が期待されている米国とイスラエルの関係にも影を落としている。一方でトランプ大…

NATOの国防費は増えていない Despite Trump claims, NATO defense dollars not exactly ‘pouring in’ yet
トランプ大統領は、28日夜の議会演説で北大西洋条約機構(NATO)防衛を約束し、欧州の同盟国を喜ばせたようだが、一方で、加盟国から資金が「流れ込み」、各国の国防予算が増え、自身の同盟国への批判は報われたと主張し、同盟国…


今度は「金正恩の料理人」? 藤本健二氏、平壌に店オープン
特報’17 北朝鮮で故金正日総書記の専属料理人をしていた藤本健二氏(仮名)が今年に入り、首都・平壌に料理店をオープンしたことが分かり話題を呼んでいる。出店は最高指導者、金正恩委員長の公認の下でなされたとされ、今後、北朝…


ロシアの戦略目標、米民主主義への不信を助長
米軍再建への課題-元上級将校の提言(4) F・ブリードラブ元欧州連合軍最高司令官 今回の大統領選は国内に分断を招いたが、ロシアとの関係についてしっかりした議論が行われるという、いい点もあった。 言うまでもなく、ロシア…


ブラジルで「配車サービス」戦国時代に
ブラジルで急成長する米国発の配車サービスの「Uber」。世界有数の拠点としてUberの世界戦略に欠かせない存在となっているが、ブラジルならではの課題やライバルの進出に直面、転換期を迎えようとしている。(サンパウロ・綾村…

日米首脳蜜月、アジアは歓迎
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国の低姿勢は一時的 日本は防衛費「1%」見直しを 安倍晋三首相とトランプ米大統領の会談は両国の同盟を一層強化し、両首脳の関係もさらに深化する結果を内外に示すことができた。ティラ…


デジタル兵器、小さなエラー挿入で無力化も
米軍再建への課題-元上級将校の提言(3) A・ホール陸軍サイバー研究所所長 2002年、韓国、昇格したばかりの少尉は、自身が率いる大隊の初めての実弾訓練があっという間に大混乱となる光景を目の当たりにした。 大隊の18…

ロシアの介入めぐり特別検察官任命要求強まる Calls grow for special prosecutor on Russia meddling despite no evidence
下院情報特別委員会のデビン・ヌネス議長(共和、カリフォルニア州)は27日、トランプ陣営がロシア当局者と接触したという証拠は見たことがないと主張したが、特別検察官の任命を求める声は高まるばかりだ。 民主党員らは、冷戦の…

トランプ氏のメディア敵視たしなめる産、感情過多で説得力欠く毎
◆他人事ではない軋轢 何も今に始まったことではないが、米国でトランプ政権とメディアの対立が激化し、両者の溝は深まる一方の事態を憂慮する声が上がり始めている。最近では先月24日のホワイトハウスの定例記者会見が記者懇談会に…

安定性を欠くトランプ外交
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 2つの路線と政策 リスク考慮、「敵」も慎重に トランプ大統領の外交政策の中心には、大変な矛盾がある。一方には、経験豊かで、判断力があり、伝統を守る人々がいる。米国で1945年…


ISが31カ国に拡散、情報版マンハッタン計画を
米軍再建への課題-元上級将校の提言(2) ブルース・ローラー退役陸軍少将 クラウゼウィッツは、戦争とは他の手段による政治だと指摘した。暴力と死を伴う戦争は、従来の政治的、外交的手段で国が守れなくなった時のための最終手段…

このままだと不幸が増えるドライバー行政 Unhappy motoring ahead
長年、国のハイウエーや脇道での交通事故死は、ゆっくりとはいえ確実に減少していたのだが、これからの数年間、死亡者や負傷者の数が上昇し続けるならば、それは政府の監視態勢の失敗のせいである可能性がある。 全米安全評議会(N…

自主防災組織の活性化図れ
拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 急務のリーダー養成 若者を取り込む工夫も必要 今年の3月11日で、1万8000人を超える死者・行方不明者を出した東北地方太平洋沖地震(東日本大…


米軍再建への課題 失われる優位
米軍再建への課題-元上級将校の提言(1) カーター・ハム退役陸軍大将 自動的な歳出削減撤廃が不可欠 米国防費の一方的削減を続けたオバマ前政権とは対照的に、トランプ大統領は国防費の大幅増額を約束している。米紙ワシントン・…

CPACから放り出されたオルト・ライト Alt-right ethno-nationalists tossed from CPAC, boundaries drawn
保守派指導者らは23日、民族主義の「オルト・ライト」に宣戦を布告した。その幹部の1人を保守政治行動会議(CPAC)から追い出し、民族主義者、性差別主義者、反ユダヤ主義的な発言はいらないと訴えた。 CPACのステージ上…

家族の絆より「個」を強調し家庭教育支援法案をやり玉に挙げる朝日
◆「個か家族か」の争点 トランプ大統領が保守派活動家らの会合で「(昨秋の大統領選は)保守派の価値観の勝利だった」と演説している(本紙26日付)。それで民主党(現民進党)が政権奪取した2009年総選挙を思い出した。 宮…


新渡戸精神で地域おこし
遠友再興塾代表 山崎健作氏に聞く 北海道大学の前身である札幌農学校の教頭として就任したクラーク博士は、多くの教育者を輩出していった。その一人が新渡戸(にとべ)稲造であった。札幌農学校の教授として赴任してきた新渡戸は、経…


臆測乱れ飛ぶ金正男氏殺害
北の犯行濃厚も動機は不明 今月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で起きた北朝鮮の最高指導者、金正恩労働党委員長の異母兄、金正男氏の殺害事件。現地警察の捜査が進むにつれ、犯行は北朝鮮が背後で組織的に行った疑いが…
