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敢えて“蔑視”で問う“無能” 月刊朝鮮に陸奥宗光「蹇蹇録」

困難な韓国の外交情勢  現在、韓国では日本政府の対韓政策に対する危機意識が高まっている。安倍晋三首相と朴槿恵(パククネ)大統領との間で、就任以来1度も首脳会談が開かれないという異常事態が続いているのを受け、与党内に「対日…

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江戸時代の旺盛な知識欲 日本で読まれた李朝「懲毖録」

東郷平八郎ら李舜臣評価に  「韓国外交がおかしい」という言葉をよく聞く。米国と中国という2大国の間で「あいまい外交」を展開しているというのだが、結局それは、安全保障は米国との同盟に依存し、経済は中国に頼るという「二股外交…

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真っ当な国会安保審議を 「戈を止むるを武となす」

期待外れの不毛な議論  国会は政治とカネの問題、農水政務官の破廉恥沙汰、NHK会長の言動が何の彼のと、スキャンダル追及に明け暮れて徒らに会期を空費している。そして今度は安倍首相の「我が軍」発言が槍(やり)玉に上げられた。…

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矛盾露呈する米の中東政策

「イスラム国」対策でイランと連携 イエメンではスンニ派軍を支持  米オバマ政権の中東政策の矛盾が表面化している。中東ではイスラム教のスンニ派とシーア派の宗派対立があらゆるレベルで深まっているが、米国はイスラエルの反発に耳…

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日台の信頼築いた八田與一

拓殖大学日本文化研究所客員教授 濱口 和久 台湾教科書に載る日本人 烏山頭ダム建設事業の功績  日本の大学の大学院で会計学を学び、今年3月、台湾に帰る留学生と食事をする機会があった。そのとき「あなたが尊敬する日本人は誰で…

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「黒田日銀」金融緩和2年、「短観」足踏みで各紙に日銀への注文目立つ

◆論評テーマは3通り  新年度がスタートした。経済面では税制が変更になったり、年金額が変わったり、食料品などの一部ではまた値上がりもした。今年4月は消費税増税から1年、黒田東彦(はるひこ)日銀総裁による「異次元」金融緩和…

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辺野古移設議論は平行線、菅官房長官・翁長知事の初会談

移設の原点、抑止力認識で違い  菅義偉(よしひで)内閣官房長官が4日に沖縄入りし、翌日、翁長雄志(おながたけし)知事と初めて会談した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を推進する政府と移設に強く反対する県。こ…

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A challenge to Congress 連邦議会への申し入れ

A challenge to Congress When Richard Nixon signed the legislation establishing the Environmental Protection Ag…

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中国に押し入る北朝鮮強盗

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 国境を越えた殺人事件 検問厳しい豆満江岸で取材  3月26日から3泊4日の日程で中国と北朝鮮の国境調査に行って来た。今回で47回目の中朝国境調査旅行で、入国管理でまた拘束されるかもしれな…

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緊急条項で改憲しなくてもと国民保護法まで持ち出した朝日の方便

◆説明と合意説く日経  戦後70年にして憲法改正の動きが本格化してきた。安倍晋三首相は国会発議とその賛否を問う国民投票の実施時期を2016年夏の参院選後とする認識をすでに示している。首相が改憲への政治日程を明らかにしたの…

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韓国で歴史教科書めぐり保革対立

分厚い「従北」学界の壁 執筆陣の多数占める  左翼史観が色濃く反映されているとの指摘がある韓国の高等学校歴史教科書をめぐり、これを修正させようとする政府・保守派と執筆側の革新系 教育関係者との確執が表面化している。以前か…

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子供への向精神薬処方の法規制必要

発達障害者支援法施行10周年 市民の人権擁護の会日本支部最高顧問 南 孝次氏に聞く  自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎(こうはん)性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害などの発達障害者支援法が今月1日、施行から…

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不透明な沖縄知事第三者委

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 運営は県民税で非公開 いずれ裁判になる「辺野古」  米軍普天間基地の辺野古(へのこ)移設をめぐる沖縄県と日本政府の対応が、新たな段階に入った。  就任3カ月を迎えた翁長(お…

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日韓の理解・融和を願い、札幌市で講演会

「今こそ思想を学ぶ価値がある」  戦後、最も関係が冷え込んでいる日本と韓国。互いに新政権になっても未だに首脳会談が開かれず、異常な事態が続いている。関係改善には何よりも対話が必要だが、そのためには草の根レベルでも両国の文…

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報ステ騒動を詳報した文春と官邸の「メディア操縦」に着目した新潮

◆脱線した古賀茂明氏  久しぶりに、なんだかんだ言っても予定調和でまとめていたテレビ番組が、確信犯によるハプニングで、ぐだぐだになった「放送事故」を視(み)た。  3月27日のテレビ朝日「報道ステーション」で、元経産省官…

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イスラエル選挙で強硬派勝利に警戒表したエルサレム・ポストなど

◆右派リクードが勝利  イスラエルの総選挙が3月17日に行われ、右派の現与党リクードが勝利した。投票直前まで中道左派労働党を中核とする統一会派「シオニスト連合」が勝利するとみられていたが、予想を覆し、リクードが30議席を…

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比大統領、レームダック化の懸念

 就任以来、高い支持率を維持してきたアキノ大統領だが、警官44人が犠牲となったテロリスト追跡作戦におけるイスラム勢力との戦闘をめぐり、国民の支持率が急落。上院を中心に国会議員からの批判も高まるなど、政治的な混乱に見舞われ…

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スマホの代わりに文庫本を

評論家 太田 正利 向学心欠かせぬ大学教育 読書積み重ね成果上げよう  「デカンショ、デカンショで半年暮らしゃ…」とは旧制高校でよく唄われていたもの(因(ちな)みに、これは、デカルト、カント、ショーペンハウワー)だが、今…

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AIIB参加見送りは正解 中国の新秩序戦略を受け入れず

 1990年代前半、ワシントンで米議員らから言われた。「日本ももう少し、人権や民主主義重視の外交をしてほしい」  日本は、日米首脳会談の共同文書などでは、民主的価値を共有する両国は…などと見栄を切るが、外交の実践ではその…

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与那国町住民投票紀行記 「反対派は外から来る」

《 沖 縄 時 評 》 ◆自衛隊配備賛成を求めて  去る2月22日、沖縄県与那国町で自衛隊配備の是非を問う住民投票が行われた。  結果は、632票対445票で賛成派が反対派に187票の差をつけて勝利した。同町の通常の選挙…

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安保法制整備について 事実踏まえ冷静な議論を

出鱈目な反対や疑念  自民・公明の両党は3月20日、安全保障法制整備に関する与党協議会で「安全保障法制整備の具体的な方向性について」を取りまとめた。  これは、与党として、現時点における法整備の具体的な方向性について、一…

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