「極点社会」の回避策を急げ


秋山 昭八

高い東京の家賃、未婚率

弁護士 秋山 昭八

 日本創生会議が言い始めた新語「極点社会」は、地方が人口減と流出で消滅し、都市だけが残る社会をいうと言われている。老人の減少から介護の女性たちも都会へ流れ、当然のことながら男性とのすれ違いで、女性側からも結婚難であり、子供も育てられないといった危機感が言われている。

 戦後、焦土と化した都会の人々はゼロからの出発で懸命に生き、高度経済成長の波に乗り、大半が中流家庭を満喫した。成熟社会に入って、のんびりできると思ったものの、デフレ社会で、特に若人の就職難から格差社会に至っている。


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