異次元金融緩和を巡る対決
鈴木 淑夫 2015/4/14 経済|Viewpoint [会員向け]
野口氏、浜田氏が著書で
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫
最近、異次元金融緩和の効果を巡って正反対の評価を下す2冊の注目すべき本が出た。野口悠紀雄著「金融政策の死」(日本経済新聞社、2014年12月刊)と浜田宏一・安達誠司著「世界が日本経済をうらやむ日」(幻冬舎、2015年1月刊)である。後者は共著であるが、浜田(以下、人物の敬称略)の一人称で書かれているので、この本は浜田の見解と見てよいであろう。
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