「黒田日銀」金融緩和2年、「短観」足踏みで各紙に日銀への注文目立つ
◆論評テーマは3通り
新年度がスタートした。経済面では税制が変更になったり、年金額が変わったり、食料品などの一部ではまた値上がりもした。今年4月は消費税増税から1年、黒田東彦(はるひこ)日銀総裁による「異次元」金融緩和から2年でもある。その日銀からは1日に、3月の短観が発表され、景気が製造業を中心に足踏み状態であることが示された。
新聞各紙は社説でそれぞれに、こうした節目に当たってのテーマを取り上げ論評している。増税による景気への影響が長引き、政府への注文もさることながら、大胆な金融緩和を続ける日銀の姿勢に対しても、それ以上に厳しい指摘が目立った。
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