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戦後金融政策の試練と挑戦

鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 発展、挫折、新たな挑戦 ギリシャ化寸前に朝鮮動乱  戦後70年間、日本の金融政策は試練と挑戦の連続であった。  敗戦直後、金融政策はハイパー・インフレーションの抑制(金融収縮)…

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安倍首相戦後70年談話に読売、日経、産経が「前向き」「常識的」と評価

◆格調高かった「談話」  終戦記念日の8月15日に、こんな記憶が蘇(よみがえ)った。  白い病衣を着た傷痍軍人が駅頭で軍歌をアコーディオンで奏で、汗もぬぐわず、ひたすら頭を下げて寄付を募っている。その光景を子供らが奇異と…

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予備のない日本の防衛力

戦後70年 識者は語る(8) 旧陸軍第18軍参謀、元参議院議員 堀江正夫氏(2)  ――昭和27(1952)年夏の入隊後、どんな活動をしたのか。  入隊して(神奈川県横須賀市の)久里浜でオリエンテーションの教育を受けて、…

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国を危うくする反安保世論

軍事評論家 竹田 五郎 日米同盟は日本の命綱 マスコミが法案阻止を煽動  安全保障関連法案は参議院において審議中である。国民の理解を得て、成立することを切望する。しかし、世論は法案に反対が優勢である。戦後、平和教育の偏向…

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スリランカ総選挙 首相の座狙う前大統領

ラジャパクサ派が勢力拡大なら 中国傾斜に後戻りも  インド洋で重要な地政学的位置を占める島国スリランカで17日、議会の総選挙(定数225、任期6年)が実施される。年初の大統領選でシリセナ大統領にまさかの敗北を喫したラジャ…

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憲法9条の変遷 「自衛隊」も憲法適合性が前提に

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(11) 日本大学名誉教授 小林宏晨  日本国憲法は、占領下の異常状態の下で検閲を含む占領体制の様々な超憲法的制約の中で制定された。このため日本国民の憲法制定権力が行使されたと見なす…

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聞こえのいい推薦文?実利に乏しい文春の「手術が巧いがん外科医」

◆推薦人の実名は出ず  週刊文春8月13・20日号に「本当に手術が巧いがん外科医リスト」と題して107人のがん外科医がリストアップされている。従来「いい病院」「評判のいいドクター(医者)」…などの“番付”特集は週刊誌の定…

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朝鮮戦争前に自衛権認めたマッカーサー

戦後70年 識者は語る(7) 旧陸軍第18軍参謀、元参議院議員 堀江正夫氏(1)  ――戦後の占領期に日本は「戦力」の不保持を明記した憲法を制定したが、冷戦が本格化する中でマッカーサー連合国最高司令官の姿勢が変わった。 …

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憲法の変遷論 憲法解釈が決定的な役割果たす

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(10) 日本大学名誉教授 小林宏晨  日本国憲法の平和主義は、その前文と第9条に基づいており、現在でも与野党を問わず、平和主義そのものに反対する政党は存在しない。  しかも日本の憲…

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湾岸戦争 6カ月要した「錦の御旗」

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(9) 日本大学名誉教授 小林宏晨  1990年8月2日、イラク軍による対クウェート侵略戦争が開始された数時間後に国連安保理事会は第1回目の660号決議を行った。そこで安保理は、イラ…

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光復70年に葛藤残す韓国 単独建国反対の金九を記念

光当たらぬ李承晩初代大統領  韓国は今年「光復70周年」を迎え、それを記念して切手が発行された。図柄は独立運動家の金九(キムグ)が描かれている。金九は「1940年から47年まで大韓民国臨時政府の主席」だった人物だが、これ…

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日韓50年に金鍾泌氏証言録 違う公開「金-大平メモ」

竹島めぐる諸説などに関心  韓国現代史の生き証人と言えば、金鍾泌(キムジョンピル)元首相が筆頭に挙がる。この人がもし日本に生を受けていれば、確実に首相になって国を率いていたほどの人物である。1961年、朴正煕(パクチョン…

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異次元緩和 今年度中に手仕舞いを

戦後70年 識者は語る(6) 元日銀理事、元衆議院議員 鈴木淑夫氏(4)

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「失われた20年」の教訓で97年度緊縮政策の失政を語らぬ日経社説

◆「政治」に苦言は尤も  あと2日で15日の終戦記念日を迎える。ちょうど戦後70年である。  今年は大きな節目の年として、新聞でも各種の特集記事を掲載し、70年を様々な角度から振り返っている。  社説でも同様で、いくつか…

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GDP第2四半期、4.6%減 景気後退強まるロシア

欧州産食品の禁輸措置強化 輸入食料品、6日間で474㌧廃棄  原油安などによる輸出減少に加え、ウクライナ問題を受けた欧米による経済制裁がロシア経済に追い打ちをかけている。ロシア国家統計局が10日に発表した4~6月期の国内…

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お墓を親しむ日本の家族制度

在米外交評論家 那須 聖 助け合い強い社会の基 米国の夫婦制度にない長所  元来、日本は家族制度の国であり、アメリカは夫婦制度の国である。  ところが、戦争に負けた国には勝った国の制度や考え方が入ってくるのが常道であって…

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朝鮮戦争 安保理勧告に応じた多国籍軍

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(8) 日本大学名誉教授 小林宏晨  集団的自衛権の最も典型的な用例として、朝鮮戦争と湾岸戦争を上げる。  朝鮮戦争は、1950年6月25日、中華人民共和国ではなく、中華民国(台湾)…

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97年度の緊縮財政 楽観的見通しで大失敗

戦後70年 識者は語る(5) 元日銀理事、元衆議院議員 鈴木淑夫氏 (3)

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法的制限 国際司法裁判所の見解に疑念も

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(7) 日本大学名誉教授 小林宏晨  現在では武力攻撃は国連憲章違反とされている。しかも国連憲章第103条は「国際連合加盟国のこの憲章に基づく義務と他のいずれかの国際協定に基づく義務…

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篠原章氏「信頼できぬ」 県の基地経済データ

沖縄・那覇でシンポ開く  今年1月16日に発売されて以来、沖縄県内でベストセラーを続けている『沖縄の不都合な真実』(新潮新書)の著者、篠原章氏を招いた講演会・シンポジウムが9日夕、那覇市の沖縄県立博物館・美術館講堂で開か…

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「沖縄の不都合な真実」直視せよ

篠原章・エルドリッヂ両氏がシンポジウムで講演  今年1月16日に発売されて以来、沖縄県内でベストセラーを続けている『沖縄の不都合な真実』(新潮新書)の著者、篠原章氏を招いたシンポジウムが9日、那覇市で開かれた。篠原氏は基…

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