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安保めぐる憲法論議 脅威対処の現実的答えを

間抜けな失策が目立つ  またもや問題発言である。安全保障関連法案について「法的安定性は関係ない」と礒崎首相補佐官が講演で述べたことが物議を醸している。参院平和安全法制特別委員会に招致された礒崎氏は「大きな誤解を与えてしま…

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国連憲章以前に自然権ですでに確立

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(2) 日本大学名誉教授 小林宏晨  筆者が集団的自衛権と取り組んだ時期は、防衛研修所(現防衛研究所)の西岡朗氏を座長とする自衛権に関する1983年の「共同研究」においてであった。そ…

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揺らぐ米国の時代 悪夢の「超大国・中国」

再考 オバマの世界観(26)  オバマ米大統領は米国の「例外主義」を否定する超リベラルな世界観に基づき、「米一極世界から多極世界への移行を志向」(リー・エドワーズ・ヘリテージ財団特別研究員)してきた。  過激派組織「イス…

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次は「性」差別の非合法化 新たな闘争を開始した米LGBT勢力

 米連邦最高裁判所は6月に同性婚を全米50州で合法化させる判決を下したが、同性愛者ら性的少数者(LGBT)勢力は早くも新たな闘争に着手している。それは、性的指向や性自認(ジェンダー・アイデンティティー)に基づくあらゆる差…

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安保法制は妥当な「憲法の変遷」

詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(1) 日本大学名誉教授 小林宏晨  安倍晋三政権の平和安全法制案の審議が佳境に入っている。しかし、限定的とはいえ集団的自衛権の容認を盛り込んだ同法案は、戦後安保政策の大転換ともいえ…

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白昼に北朝鮮を逃げる幹部

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 中国も一目置く情報源 女性集団派遣で外貨稼ぎも  北朝鮮の対外に向けての声明は虚勢を張った、弱者の恫喝(どうかつ)が見え見えのものばかりである。イランと米国など国連安保理常任理事国および…

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Islamic State attacks beyond Syria, Iraq prompt U.S. concern 米、シリア・イラク外での「イスラム国」の攻撃に懸念

Islamic State attacks beyond Syria, Iraq prompt U.S. concern A surge in attacks claimed by Islamic State fight…

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「核なき世界」構想 逆に拡散のリスクを高める

再考 オバマの世界観(25)  オバマ米大統領はノーベル平和賞の受賞につながった「核なき世界」の理想に基づき、核兵器削減を最優先課題の一つに位置付けてきた。  2010年にロシアと戦略核弾頭の配備上限を1550発に減らす…

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朝日慰安婦報道取り消し1年/産経が植村元記者インタビュー詳報

◆読みごたえある特集  そうか、もう1年になるのか。すっかり忘れていた――。  朝日新聞が自社の慰安婦報道に関する記事の一部の誤報を認め、関連記事を取り消してから5日で1年となる――と書き出す産経新聞(4日)の記事で、そ…

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正恩氏が広島にやって来る日

外国人青少年を被爆地に  8月6日を前に広島に行った。平和記念公園と資料館は、山口で開催中のボーイ&ガールスカウト世界大会の参加者が団体で訪れていて、外国の少年少女がいっぱいだった。  外国人、特に若者が大勢見学に来てく…

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Drifting toward crisis on Taiwan 危機に向かって押し流されている台湾

Drifting toward crisis on Taiwan Xi Jinping, the president of the People’s Republic of China and the cha…

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士気低下する米軍 リベラルな政策を押し付け

再考 オバマの世界観(24)  米軍がオバマ政権下で苦しんでいるのは、国防費の大幅削減による戦力低下だけではない。士気やモラルも著しく低下している。  「兵士たちの目には、オバマ大統領は戦争に勝つことよりも、政治課題の押…

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避難受けたシリア難民支援

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 大虐殺逃れたユダヤ人 キリスト教徒救出で恩返し  【ワシントン】キリスト教徒は、イスラム教徒より600年も前から中東に存在していたが、中東から一掃されかねない事態に直面している…

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「日本型福祉社会」の実現を

弁護士 秋山 昭八 大切な世代間扶養の摂理 家庭基盤が充実する政策に  社会保障制度が充実した結果、高齢期の生活保護を国に頼ることとなり、家族による生活保障の時代には意識されていた「世代間扶養の摂理」(子どもを産み育てる…

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民意に沿わない報道

 安全保障関連法案(以下・安保法案)の審議が参議院で7月27日から始まった。 次世代の党、新党改革を除く野党(維新の党は中途半端な態度)は相変わらず「安倍政権=戦争推進政権」のような質問を繰り返している。  国会の外でも…

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沖縄紙の「銃剣とブルドーザー」の軍用地報道に不都合な政府答弁書

◆基地必要多い高校生  今年6月、沖縄の県内高校生が中心となって沖縄平和フォーラム2015が開催された。その中で県内28高校の生徒1046人を対象に行った米軍基地に関するアンケートの結果が発表された。地元紙、琉球新報(以…

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国防費の強制削減 惨事ではなく業績と認識か

再考 オバマの世界観(23)  米国の超大国の地位を支える米軍が、急激な戦力低下を強いられている。その元凶となっているのが、2013年に発動された大規模な強制歳出削減だ。  下院軍事委員会のランディー・フォーブス海軍力・…

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メルケル独首相「意識不明」の波紋

後継問題、思わぬ浮上 大衆紙誤報が発端  ドイツのメルケル首相(61)が意識不明に陥ったというニュースが流れた。発信源は独大衆紙ビルト(電子版)だ。メルケル首相は観賞中のオペラ第1幕後の休憩の時、「突然、意識不明」となっ…

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中国の動向 心の拠り所求める指導者たち

香港誌「前哨」編集長 劉 達文氏に聞く(上)  中国の習近平政権は汚職取り締まりを断行するため、江沢民派の周永康氏が無期懲役となり、胡錦濤派の令計画氏が拘束されるなど、習近平総書記の求心力が強まる一方、江沢民派、胡錦濤派…

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「言葉の壁」越える若者たち 日台友好の輪を広げる

札幌で台湾華語スピーチコンテスト  ここ数年、台湾から日本を訪れる観光客が増えている。とりわけ、北海道は人気の的で、来道する台湾人観光客の数はうなぎ上り。それに伴い、日本と台湾でスポーツや教育分野で相互訪問するケースも拡…

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ラオス・中国と結ぶ鉄道

地球だより  タイのプラチン・チャントーン運輸相は7月27日、記者会見の席でタイとラオス2国が、中国と結ぶ鉄道路線の建設を年内にも開始することで基本合意したと明らかにした。  建設される路線は、中国南部の昆明とラオスを結…

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大手メディアの「偏愛」 過激な過去を追及せず

再考 オバマの世界観(22)  2008年米大統領選投票日の数日前、テレビ番組で著名なベテランジャーナリストのトム・ブロコー氏(NBCテレビ)とチャーリー・ローズ氏(PBSテレビ)が、次期大統領に選出される見通しのオバマ…

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