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独のイスラム頭巾信教論議
日本大学名誉教授 小林 宏晨 特殊なベルリン中立法 公務で全宗教の着用物禁止 最近のドイツでは、信教の自由と国家の宗教的中立の関係をめぐる論議が深刻な問題となっている。この問題は同時にドイツ社会の約5%の少数派であるイ…


危険なトランプ氏の孤立主義
オバマ外交と次期米大統領の課題(下) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 米民主党のクリントン前国務長官が大統領になった場合、外交政策はどうなるか。 オバマ大統領よりはわずかにタカ派になるかもしれないが、大…

移民2世がテロリスト供給元に Ultimate sleeper cell: U.S.-born kids of immigrants are fertile jihadist recruiting grounds
移民が大きな注目を浴びる一方で、米国の移民2世らが急進的な聖戦要員の格好の供給元となっていることが浮き彫りになった。過去10年間の破壊的攻撃の少なくとも半数がこれに当たる。 週末にフロリダ州オーランドで移民2世による…

増税の再延期「連載」で財務省悪玉論を掲載した産経の「主張」に注目
◆よく言い切った連載 「財務省がこの国をだめにしてきた」――安倍晋三首相が1日に消費税増税の19年10月まで2年半の延期を表明したのを受け、産経が翌2日付から始めた連載「再延期の波紋」㊤での冒頭で、よくぞ、ここまで言い…

中国ルールに対抗 日本は開発支援と台湾との協力強化を
今月、シンガポールでのアジア安保会議で、孫建国・中国軍副参謀長は、ハーグの仲裁裁判所から南シナ海問題で判断が出ても、「そんなものには従わない」と明言した。昔、「おれがルールブックだ」と言ったプロ野球名審判がいたが、中国…


日本の憲法改正を支持する時
オバマ外交と次期米大統領の課題(中) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 不安定化するアジアの安全保障環境をどう見る。 第2次世界大戦以降、特にトルーマン、レーガン両元大統領の下でそうだったが、米国は世界の…


伊波陣営内に不協和音も、参院選公示まで1週間
革新色強まる「オール沖縄」 7月10日投開票の第24回参院選は22日の公示まで残り1週間となった。沖縄選挙区は、沖縄北方担当相で自民現職の島尻安伊子氏(51)と、革新勢力が推す元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)、幸福実現…

実現不可能な「グリーン」の夢 The impossible green dream
信条を持っていることは素晴らしい。それが、皮肉を込めた激論でもなく、突拍子もないものでもない限りは、ほとんどどんなものでも良い。環境保護の過激主義者らは、いつしか、今のような信条を持つようになった。「グリーン」アジェン…

共和幹部がトランプ氏支持
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 保守勢力の分断を回避 人種差別など暴言やまず 【ワシントン】夜が明けて、全米が驚いた。「どうなってしまったのか」と。 民主、共和両党は選挙を放り出そうとしているように見える。…


オバマ氏は「米衰退が世界の利益」と認識
オバマ外交と次期米大統領の課題(上) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く オバマ米大統領の下で、米国の指導力・影響力は大幅に低下し、世界は不安定化した。オバマ外交の背後にあるドクトリンと次期米大統領が直面す…

トランプ、クリントン両氏への反対票で投票率上昇か Voters expected to flock to polls in record numbers to vote against Trump, Clinton
2016年大統領選は、11月選挙でどの候補を支持するかではなく、民族差別主義者、うそつきと呼ばれている2人の候補者のうちどの候補に反対するかの戦いになる。この2候補が大統領になることに懸念を抱く有権者らが大挙して選挙に…

4野党野合の参院選統一候補に「わかりやすい」と気安く誘う朝日
◆公約破り薦めた例も 誰が言ったのか、「理屈と膏薬(公約)はどこにでも付く」。「張り替えるほど効く」とは著名な政治家の弁とか。そんな「公約」を嫌って登場したのが「マニフェスト」。元来、声明文や宣誓文を指すそうだが、わが…


天安門事件27周年で記念集会
「中国の人権状況、大きく後退 元学生リーダー王丹氏が講演 「希望は市民社会にある」 中国の天安門事件(1989年)で民主化運動の学生リーダーだった王丹氏は5日、新宿の四ツ谷区民ホールで行われた27周年記念集会で講演し、…

野党一本化の参院選を予測する各氏に共通する「共産党の“大躍進”」
◆「共産党抜き」を転換 伊勢志摩サミットが終わり、オバマ広島訪問を成功させ、消費増税延期を発表して、その勢いで参院選に突入した安倍晋三首相。「安倍一強」と言われる現状で、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くのが「参院」で…

沖縄県議選で自公野党健闘
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 翁長派新風会2人落選 「オール沖縄」陰で“内ゲバ” 本紙既報のとおり、任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙(定数48)の投開票が6月5日に実施され、県政与野党勢力が確定した。…

ヒズボラ、南米のコカインでテロ資金を調達 Hezbollah moving ‘tons of cocaine’ in Latin America, Europe to finance terror operations
ヒズボラは、テロ資金調達活動を中南米全域で活発に行っている。数カ月前、麻薬取締局(DEA)が、イランの支援を受けたレバノンの民兵組織ヒズボラと中南米の麻薬カルテルとの関連を指摘した。議会に8日、報告された。 DEAの…

月刊朝鮮の米大統領広島訪問評、日米関係深化に複雑な韓国
「愚を犯さない」対応と指摘 オバマ米大統領の広島訪問は日米関係で画期的歴史的なものとなった。かつて戦った者同士が戦争の最大の傷跡である被爆地を共に訪ね、犠牲者を慰めた。互いを非難することなく謝罪を要求することもなく、た…

韓国各誌がトランプ氏分析、動乱の再発誘う米孤立主義
中国の出方にも強い関心 米大統領選では共和・民主両党の候補が固まった。共和党はドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン元国務長官がそれぞれ党大会を経て、大統領選を戦うことになる。 「核保有国」を宣言した北…

エストニアのサイバー防衛 小国のデジタルイノベーション
大国不利な非対称空間 現代、コンフリクトが起こるところにサイバーオペレーションあり、といっても過言ではないだろう。 今日の戦いでは、サイバーパワーを発揮することで、小国でもタイミングを見計らい、意表を突くことで、大国…


米で「原爆神話」めぐる議論が続く
オバマ大統領の広島訪問 日米で概ね評価の一方 オバマ米大統領が先月27日、現職米大統領として初めて、広島を訪問した。1945年8月の原爆投下以来、71年ぶりだ。日本では被爆者の9割からもオバマ大統領の広島訪問は歓迎と評…

「ゼロ成長」とアベノミクス
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 投資・ベア抑える企業 売上数量見通し好転に策を アベノミクスの下で、最近2年間の日本経済はまったく成長していない。2014年第2四半期から16年第1四半期までの8四半期(…

中国軍の目標・能力に対する米の「危険な」誤算 Obama, Pentagon ‘dangerously’ miscalculating China’s military goals and capabilities
米中両国が戦略的に重要な南シナ海の支配をめぐって、互いに出し抜こうと危険な駆け引きを繰り広げる中、防衛評論家やアナリストらは、米国の取り組みが、中国の拡大する軍事力、経済力を前に長期的には徒労に終わるのではないかと懸念…

アイドル刺傷事件でストーカー規制法の不備や警察ミスを各紙批判
◆4紙社説で警察追及 アイドルとして活動している女子大生(20)が先月21日に東京・小金井市のイベント会場入り口で、ファンからストーカー化したとみられる京都市の男(27)に襲われ刺されて意識不明の重体に陥った事件から3…
