「ゼロ成長」とアベノミクス


鈴木 淑夫

投資・ベア抑える企業

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 アベノミクスの下で、最近2年間の日本経済はまったく成長していない。2014年第2四半期から16年第1四半期までの8四半期(2年間)の間に、実質GDPはマイナス0・9%減少した。年度ベースで見ても、本年3月に終わった15年度の実質GDP平均は、2年前の13年度平均に比してマイナス0・1%減少した。

 実質GDPの内訳を見ると、減少したのは、家計消費、住宅投資、公共投資である。


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