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「BRあづま2017」を研修して
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 「公助」に備え真摯な準備 災害時の「最後の砦」自衛隊 梅雨明け前の北九州での豪雨など日本はその地勢から自然災害の多発地帯である。実際、地震から火山爆発、風水害などに毎年のように見舞われてい…
英イスラム過激派に流れるサウジの資金
英シンクタンクが報告書 英シンクタンク、ヘンリー・ジャクソン・ソサエティーが5日、海外から英国内のイスラム過激派に流れる資金のほとんどはサウジアラビアからのものだとの報告書を公表した。一方、カタールが、サウジやアラブ首…
米国内の中国スパイ2万5千人、中国人実業家語る
米国内の中国のスパイネットワークは、最大2万5000人の工作員、米国で勧誘された要員1万5000人以上を擁し、2012年以降、攻撃的なスパイ活動に転じた。中国の軍・情報機関幹部らと交流があるとされる中国人実業家、郭文貴…
7年ぶり税収減で「成長頼みの財政」に警鐘ならす読売社説の先走り
◆成長途上でブレーキ 7年ぶりの税収減少に、読売新聞が8日付社説で「成長頼みの財政への重い警鐘だ」(見出し)と政府に注意を喚起している。 2016年度の国の一般会計税収がこのほど、前年度比0・8兆円減の55・5兆円と…
日本の人種差別は減少、反ヘイト口実の言論圧迫が心配
ヘイトスピーチ対策法施行から1年。先月、記念集会が東京などで開かれ、より包括的で強力な「人種差別撤廃法」を求めるアピールが採択された。右翼団体の在日たたきデモは減ってきた。でも左派陣営は、「彼らは『××国死ね』などと、…
那覇市議選は翁長知事派が過半数割れ、3市に続き地元でも敗北
自民除名の現職4人落選、メディアと結託も奏功せず 任期満了に伴う那覇市議会議員選挙(定数40)が9日、投開票され、翁長雄志知事を支持する与党が過半数を割った。翁長派に打撃となったばかりでなく、知事と連携する城間幹子那覇…
法律順守の聖域を Sanctuary for the law-abiding
記念日は、思い出とお祝いの機会であり得るが、中にはただ、痛みや後悔を思い起こさせるだけのものもある。土曜日は、ケイト・シュタインレさんが殺されてから2年に当たる日であった。彼女は、サンフランシスコの海岸通りを父親と散歩…
ドイツ同性婚法、下院では可決
ドイツ連邦議会(下院)で先月30日、同性愛者の婚姻を認める法案(全ての人のための婚姻)の採決が実施され、賛成393票、反対226票、棄権4票の賛成多数で可決された。連邦参議院(上院)の審議後、年内にも同性婚が施行される…
アフリカ発展に資する支援を
評論家 太田 正利 人材の育成と技術移転 日本は額より高い質で競え 相当前のことになるが、第6回「アフリカ開発会議」(TICAD)がケニアの首都ナイロビで昨年8月27日から2日間開催された。人口12億を擁するアフリカは…
自主防衛力の増強進めよ
インタビューfocus トランプ外交とアジア安全保障拓殖大学海外事情研究所所長 川上高司氏に聞く(下) 日本は「トランプ時代」をどう生き抜くべきか。 現在、次期中期防衛力整備計画の策定と防衛大綱の見直しに向け、侃々諤々…
「自ら問い続ける生徒の育成」主題に研究会
「自ら問い続ける生徒の育成~新しい時代を生き抜くための『実践知』を培う授業のあり方~」を主題とする千葉大学附属中学校教育研究会がこのほど開かれ、関東近県だけでなく、全国から教育関係者300人が参加。生涯にわたって使える…
土器づくりで体感する古代の世界
北海道博物館などがワークショップ 1万年以上続いたといわれる縄文時代が静かなブームとなっている昨今、実際に縄文土器を作って「縄文の世界」を体験する「ちゃれんがワークショップ」(主催、北海道博物館など)が、このほど江別市…
都議選で「受け皿」になれなかった民共路線の「大」惨敗に沈黙する朝日
◆来る総選挙に関心 都議選から1週間、自民党の歴史的惨敗の余波はまだ続いている。都議選は地方選とはいえ、有権者は1000万人を超え、しばしば国政選挙の先行指標となってきた。それだけに来る総選挙にどんな影響を及ぼすのか、…
情勢一変させた北ICBM
アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー 米国の締め出し狙う中露 米国は25年間、5代の政権にわたって北朝鮮が正しい道を進むよう圧力をかけてきた。だが、手に負えなくなっている。 北朝鮮は7月4日、米国を攻撃できる…
香港の一国二制度支える台湾
平成国際大学教授 浅野 和生 「人民化」されぬ香港人 30年後には中国の香港化も 20世紀日本の中国研究の泰斗、桑原壽二氏は、香港返還直前の1997年6月27日、「香港返還と日中関係」と題する論説を発表し、中華人民共和…
トランプ外交とアジア安全保障、中国主導で南北統一の恐れ
インタビューfocus トランプ外交とアジア安全保障拓殖大学海外事情研究所所長・川上高司氏に聞く(上) トランプ米政権の対外政策はアジア太平洋地域の秩序をどう変えようとしているのか。日本は「トランプ時代」をどう生き抜く…
反・脱原発をフォローする週刊金曜日が太陽光発電の不都合をリポート
◆「太陽光発電は汚い」 実用的な再生可能エネルギーのトップランナーの一つである太陽光発電。発電ためのパネル設置という比較的小さい初期投資で済むことから、同業界へ参入する事業者も少なくない。ところが、施設の設置をめぐって…
軽視される北のEMPの脅威
北朝鮮の長距離ミサイルの脅威に関して米国の政府、ミサイル専門家らにほとんど見落とされていることがある。北が電磁パルス(EMP)爆弾による攻撃を行う危険性があるという点だ。 国防総省は当初、北朝鮮の新型ミサイル「火星1…
国の在り方、真剣に論議を
元統幕議長 杉山 蕃 憲法改正の動きを歓迎 縮小の感を拭えない「加憲」 待望の憲法改正の動きが進みつつあるようである。安倍首相は、自民党総裁として、秋の臨時国会で「憲法審査会に自民党の改正案を提出したい」旨発言し、これ…
時の党首人気が生む「チルドレン」議員問題を案じた「時事放談」など
◆豊田議員の声を分析 今回の東京都議選に与えたテレビの影響は大きかったと言えよう。例えば、週刊誌が告発報道した豊田真由子衆院議員の秘書に浴びせた暴言は、活字で表現するには限界がある。テレビでは生声が伝わりインパクトは数…
沖縄闘争の系譜 源流は「コミンテルン」
《 沖 縄 時 評 》 今も「渋谷暴動」を継続 「星一つ 落ちて都の 寒椿」 沖縄の人々が上京した折に、ぜひ訪ねてほしい場所がある。東京都渋谷区にある小さな慰霊碑である。 JR渋谷駅のハチ公前から、通称「文化村通り…
米国人とは誰か? 国・社会に愛着あってこそ
「ケイト法」下院通過 7月4日は米国が建国された記念日だった。そこで米国人とは誰か? 更に日本人とは誰か?―という本質的な問題を考えてみよう。 米国憲法第2章第1条には、大統領になる条件に関して“出生による米国民であ…
G20各国、パリ協定離脱批判も化石燃料を支援 Critics of Trump on Paris accord also big investors in fossil fuels
有力環境保護グループは5日公表した調査報告で、トランプ大統領の「パリ協定」離脱決定を強く批判している国々は、エネルギー政策をめぐる最大の偽善者でもあると主張した。報告は、排出削減を訴える多くの国で、予算の使い方と主張と…