日本の人種差別は減少、反ヘイト口実の言論圧迫が心配


山田 寛

 ヘイトスピーチ対策法施行から1年。先月、記念集会が東京などで開かれ、より包括的で強力な「人種差別撤廃法」を求めるアピールが採択された。右翼団体の在日たたきデモは減ってきた。でも左派陣営は、「彼らは『××国死ね』などと、より巧妙に政治的意見の様に装っている」「対象者が侮辱や恐怖を感じればヘイトだ」とし、法強化を主張する。

 私もヘイト大反対だ。大学の授業でも「朝鮮学校女児のチマチョゴリの切り裂きなど、事実なら最低の行為だ」と力説してきた。だが、強力な撤廃法はちょっと待て、と言いたい。


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