[会員向け] 

中国強軍体制、近代化の足縛る「党の私兵」 茅原郁生氏
危機のアジア 識者に聞く(9) 拓殖大学名誉教授 茅原郁生氏(上) 中国の強軍体制をどう見るのか? 中国は昨年10月の共産党大会で、21世紀中葉を目指した覇権戦略と一体となった強軍戦略の追求を表明した。 習近平思想が…


口の中には「宇宙」がある
口腔からの「根本健康(R)」提唱 医学博士・歯科医師 岡村興一氏に聞く 人生100年時代に改めて注目されているのが口腔ケア。食物を咀嚼(そしゃく)し、声を発する口は生命活動の中心ともいえ、中高年になると歯のメンテナンス…


プーチン氏、17年自賛の総括に疑問の声
ロシアの年末年始にさまざまなメディアが「2017年のロシアの総括とトップ5の成果」を報じた。政府のプロパガンダでありどれも内容は同じで、経済危機を克服し安定成長のステージに入った――など、五つの成果が列挙されているが、…


日韓慰安婦合意、新方針は弾劾デモの延長線 陳昌洙
危機のアジア 識者に聞く(8) 韓国世宗研究所所長 陳昌洙 まず昨年末の韓国作業部会による合意の検証結果について。日本側の反応は厳しかった。 国内プロセスを踏まなかった、つまり被害者である元慰安婦の意見を十分聞きながら…


エルサレム首都認定にパレスチナ反発、EUに仲介要請か
国連総会の緊急特別会合で昨年12月21日、トランプ米大統領による「イスラエルのエルサレム首都認定宣言」の撤回を求める決議案が賛成多数で採択された。トランプ大統領は前日、決議案に賛成する国に対し経済援助を削減すると警告、…

米政権ロシア疑惑の行方
ロシア研究家 乾 一宇 SNS駆使の実態判明 外国の代理人指定で米露応酬 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)はネット上で社会的なつながりを持つことができるサービスで、フェイスブックやユーチューブ、インスタ…


北朝鮮高官、露との首脳会談断る
「米大統領以外意味ない」 北朝鮮外務省の申紅哲次官が昨年7月、訪朝したロシア外務省のブルミストロフ特任大使に対し、最高指導者の金正恩朝鮮労働党委員長が会談する外国首脳は「米大統領以外は意味がない」と伝えていたことが分か…

経済社説で今年を課題解決の好機と強調し取り組み訴えた日経、産経
◆就労と年金を再検討 2018年最初の東京株式市場は、日経平均株価(終値)が741円高の2万3506円と26年ぶりの高値を付けるなど、幸先の良いスタートを切った。そんな新年の経済社説で、今年を課題解決の「好機」と捉え、…

歴史戦も将来を見すえ、客観的歴史教育で応戦しよう
昨年、韓国は日韓慰安婦合意NGを明言し、慰安婦記念日を制定、慰安婦像は世界で増殖した。カナダの州議会は、中国系議員の「南京大虐殺記念日制定」動議を採択した。対日歴史戦は今年も一層広がりそうだ。日本は個別対応の“もぐらた…


米政権の対北政策、正恩氏に知略争いで敗れる 千英宇氏
危機のアジア 識者に聞く(7) 元韓国青瓦台外交安保首席補佐官 千英宇氏(下) 昨年、北朝鮮の核・ミサイル脅威はかつてなく高まった。トランプ米政権の対北政策を疑問視する向きもある。 金正恩委員長との間で激しい言葉の応酬…


「オール沖縄」VS自公、3週連続 選挙イヤー 17市町村長選、30市町村議会選
沖縄県は2018年、11月の実施が予定されている県知事選をはじめ、名護市や那覇市を含め17の市町村長選挙、さらには、30の市町村で議会議員選挙が行われる「選挙イヤー」だ。知事選や市長選は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の…

極めて危険な幕引きとなった旧年 A deadly end to the old year
悪党がいない世界では、過ぎ去る年は、子羊のようにおとなしく、遮るものといえば、偶発的な事件とか失望感だけで、消えていく。極めて特定な種類に属する厳粛な警告のように、2017年の最後の日は暴力、悲しみ、そして警報で終わっ…

とマクロン氏-150x150.jpg)
偽ニュースは民主主義の危機 仏大統領、露メディア名指し非難
フランスのマクロン大統領は3日、アメリカやフランスの大統領選挙でフェイク(偽)ニュースが民主主義を脅かしたとして、フェイクニュース対策のためメディア法の改正を年内に行う考えを表明した。世論に強い影響を及ぼしているソーシ…

より良い日本国憲法実現へ
平成国際大学教授 浅野 和生 改正は国民の継続的課題 重要なのは成功体験持つこと 日本国憲法施行から満70年を経て、ようやく憲法改正が現実の議論の対象となってきた。 国立国会図書館が発表した「諸外国における戦後の憲法…


「読む楽しさ、調べる喜び」を児童に 東京都荒川区立赤土小が研究発表
「読む楽しさ、調べる喜び」を味わえる学校図書館利用活動に取り組む、東京都荒川区立赤土小学校は(小島武志校長、1・4年生は2クラス、他各学年3クラス16学級517人)このほど、学校図書館利活用の公開授業・研究発表会を開い…


南北対話再開、北の術中にはまる恐れも 千英宇氏
危機のアジア 識者に聞く(6) 元韓国青瓦台外交安保首席補佐官 千英宇氏(上) 北朝鮮の最高指導者、金正恩労働党委員長による1月1日の新年辞から何が読み取れるか。 韓国を完全に愚弄(ぐろう)したものだ。新年辞の核心は韓…

憲法改正論議で俎上に上げるべき家族条項に触れようとしない各紙
◆優しさと力の源泉に お正月が過ぎると毎年、歌手の中島みゆきさんの『帰省』が心に響いてくる。 ♪遠い国の客には笑われるけれど、押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れないまるで人のすべてが敵というように肩を張り肘を張り 押…


中国、パキスタンに大規模基地
中国は、パキスタンのイラン国境に近いジワニに二つ目の海外軍事基地を建設する計画を進めている。戦略的に重要な航路に沿って戦力投射能力を強化する取り組みの一環。 ジブチに続き2カ所目 シーレーン確保が狙いか 情報筋による…

ビタミンDで骨粗鬆症を予防
桜美林大学老年学総合研究所長 鈴木隆雄氏 老年学・老年医学公開講座(主催・東京都健康長寿医療センター)が、東京都北区王子の北とぴあ さくらホールでこのほど開かれた。身体に必要不可欠なビタミンと健康長寿との結び付きについ…

変化求めたイラン国民
米コラムニスト デービッド・イグナチウス 反政府デモを力で鎮圧 対応割れた欧米諸国 2013年にイランを訪れた後、首都テヘランは平壌とロサンゼルスの中間のようだと書いた。世界はこの1週間に、イランの人々は平壌ではなくロ…


中国の政治改革、原動力は金回りの悪化か 川島博之氏
危機のアジア 識者に聞く(5) 東京大学大学院准教授 川島博之氏(下) 中国の経済はある程度自由があってこそ活性化すると思うが、強権で縛るのは圧力釜の爆発力を高めるだけでは。 長い目で見れば、中国がやっていることは…

水産の本質論じぬ改革会議
東京財団上席研究員 小松 正之 漁業法改正に全く触れず 漁業権は非現実的な「縄張り」 昨年9月29日から内閣府の規制改革推進会議の水産ワーキング・グループの検討が始まった。主な審議事項は①漁業の成長産業化に向けた水産資…

今年の日本経済を楽観的に予測するも「地政学的リスク」を指摘する3誌
◆株価は今後も上昇か 年明けから株高が続いている。1月4日の東京株式市場大発会では日経平均株価の終値が前年末比741円39銭高の2万3506円33銭と大幅に上昇。1992年1月7日以来26年ぶりの高値となった。そして翌…
