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正恩氏に核放棄の意思なし
米コラムニスト マーク・ティーセン 米朝首脳会談で圧力を 限定的な攻撃も トランプ大統領がマイク・ポンペオ氏を国務長官に指名し、今後、承認手続きが進められる。北朝鮮の独裁者、金正恩氏との会談を控えるトランプ氏に間もなく…

明治維新150年の回顧で負の部分を前面に出し解説するアエラ特集
◆和魂洋才の楽観主義 今年は明治維新から150年。アエラ3月12月号は「明治150年と言わないで」のタイトルで特集を組んでいる。 その中で政治学者の姜尚中さんが、今年各地で開催予定の記念行事や「明治の精神」について「…


ウィルソンの理想主義と決別 アーサー・ハーマン氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(6) 米ハドソン研究所 上級研究員 アーサー・ハーマン氏(上) トランプ米大統領は世界をどう見ているのか。 我々(われわれ)はこれまでとは全く異なる世界に向かっているというの…

士気の低下した米外交官、ティラーソン氏退任でポンペオ氏に新たな期待を寄せる With Tillerson departure, demoralized diplomats put new hope in Pompeo
彼はトランプ大統領の耳を得ているが、国務省の背中を得るだろうか? これは士気の低下した国務省の職員たちがマイク・ポンペオ氏に対して抱いている疑問だ。トランプ氏は、共和党の下院議員からCIA長官になったポンペオ氏を、解…

中国のアフリカ進出は現地経済に貢献せず足かせになると専門家警告
◆権益確保へ軍を投入 「一帯一路」の旗の下、ユーラシア大陸への経済進出を進める中国は、アフリカへの進出をも意欲的に進めている。だが、開発に伴う巨額の融資は現地の経済の足かせとなる可能性がある一方で、権益保護のため軍事力…


失われた競争力を取り戻す ダニエル・トワイニング氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(5) 米国際共和研究所所長 ダニエル・トワイニング氏 トランプ米大統領の対外政策の柱は。 米国の強さの一つは競争力だ。トランプ氏は、過去8年間で米国の競争力が失われたと感じて…

南北首脳会談後の朝鮮半島 北提案は「米韓離間」戦術
“ビフォー平昌”に戻る可能性 平昌冬季オリンピック開会式に登場した北朝鮮の金与正(キムヨジョン)労働党中央委第1副部長。金正恩(キムジョンウン)委員長の妹だ。金日成(キムイルソン)一族で初めて公式に韓国の地を踏んだ。南…

韓国でも「ミー・トゥー」旋風 背景に80年代の性解放思想
渦中の加害者は皆、左派陣営 韓国で「私もセクハラを受けた」という「ミー・トゥー」旋風が吹き荒れている。政治家からノーベル賞候補にも擬された高名な詩人までが追及を受けている。儒教社会である韓国では女性の性にはことさら厳し…

サリン事件から23年 変わらぬ危機管理音痴
日本人の非合理的発想 この3月21日で地下鉄サリン事件から23年になる。世界でも珍しい特殊なテロ事件を経験した日本で、その後に何かが変わっただろうか? 例えば東京メトロは全ての駅に駅員の数だけ防毒マスクを配布すること…

学校の安全を守るため年5000万㌦を承認-米下院 House OKs $50 million to help keep schools safe
下院は14日、学内の安全性を評価するための年間5000万㌦の連邦予算を承認した。フロリダ州パークランドの学校で先月、銃撃事件が起きたことを受けて高まっている銃をめぐる議論に連邦議会がまず小さな一歩を踏み出した格好だ。 …


明治の国づくりと神道、不可欠だった精神的支柱
生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く 明治維新150年の今年、明治の国づくりへの関心が高まっている。そこから、今の日本を見直そうとの思いもあろう。そこで、明治の国づくりと神道について加藤隆久・生田神社名誉宮司に伺った。 …


今も世界の基礎は国民国家 ヘンリー・ナウ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(4) 米ジョージ・ワシントン大学教授 ヘンリー・ナウ氏(下) トランプ米大統領の「米国第一」は、日本を含む同盟国に大きな衝撃を与えた。 国家主権が国際社会の基盤だからだ。国民…


凶悪犯罪が深刻なリオデジャネイロ
治安権限の軍移管から1カ月 2016年夏季五輪の開催地ブラジル・リオデジャネイロで、州の治安権限が警察から軍に移管されてから約1カ月がたった。「犯罪組織を撲滅する」(テメル大統領)ための非常事態だが、徹底した取り締まり…

人口減少は安全保障にも打撃
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 自衛隊の兵力維持困難に 給料増や最新技術でも補えず 日本では、少子化および高齢化の両方の問題が進んでおり、先進国の中で最も深刻だ。実は日本は「超高齢化社会…


同盟国に平等な負担求める ヘンリー・ナウ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(3) 米ジョージ・ワシントン大学教授 ヘンリー・ナウ氏(上) トランプ米大統領の「米国第一」は、日本を含む同盟国に大きな衝撃を与えた。 第2次世界大戦後に米国が築いた民主主義…

佐川氏招致は同じでも、全容解明を求める産経と倒閣第一の朝日
◆公文書書き換え糾弾 「行政への信頼を失墜させた」(読売・社説13日付)、「行政の信頼損なう『森友文書』の解明急げ」(日経・同)、「国民への重大な裏切りだ」(産経・主張同)、「信頼損なう言語道断の行為だ」(小紙・社説1…


尖閣防衛、陸上自衛隊の配備実現へ前進
石垣市長選は保守系・中山義隆氏が3選 陸上自衛隊の配備が最大の焦点となった石垣市長選が11日、投開票され、保守系現職の中山義隆氏(50)が3選を果たした。中山氏は「安全保障と国防は国の専権事項」とし、自衛隊配備を事実上…

労働組合と言論の自由 Union dues and free speech
最高裁判所は、言論の自由を保障する米国憲法修正第1条に活を入れるのに歓迎すべきチャンスに目下、近づいている。最高裁は、「ヤヌス対AFSCME(米国州郡市町村職員組合)裁判」の口頭弁論を行った。これは、公務員に、彼らを代…

北の偽装平和戦術は不変
北朝鮮の積極的な融和姿勢は、国際社会の制裁と米軍戦力の最大の圧力が効果を発揮していることの証である。北朝鮮は住民の生活難による不平不満が爆発することへの恐れから融和路線に舵(かじ)を切ったと考える。 73年間の金王朝…

台湾アイデンティティーに陰り
平成国際大学教授 浅野 和生 背景に習近平政権の圧力 当局のネット管理に不安抱く 旧正月の行事が続く2月24日、台北郊外にある道教の古刹(こさつ)、指南宮に初詣(はつもうで)をした馬英九元総統(大統領)に新聞記者が「あ…


韓国保守派、特使団報告は「詐欺」と批判
北の真意ぼかし真相封印 南北・米朝首脳会談の開催合意で朝鮮半島情勢が大きく揺れ動く中、韓国では保守派の論客たちが北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と米国のトランプ大統領の間を仲介した文在寅政権の特使団による報告を「詐欺」…


超国家機構から主権を防衛 ジョン・フォンテ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(2) 米ハドソン研究所上級研究員 ジョン・フォンテ氏(下) トランプ米大統領は「国家主権」の重要性を強調することが多い。なぜ今、国家主権なのか。 主権とは、物事を決定するのは…
