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北朝鮮で建国70年行事、後ろ盾に中露 「核強国」主張
北朝鮮で9日、建国70年を祝う行事が行われたが、中国、ロシアから政府要人を迎え入れ、「核強国」入りを主張するなど非核化の意志を疑わせる強硬姿勢が目立った。一方、軍事パレードでは大陸間弾道ミサイル(ICBM)級を登場させ…
北朝鮮の脅威に重点を置く平成30年版防衛白書を素っ気なく報じた朝日
◆対照的な読売の報道 「白書」。政府が外交・内政など各分野の現状を明らかにし、将来の政策を述べるために発表する報告書のことだ。英国政府の報告書が白い表紙を付け「ホワイト・ペーパー」と呼ばれたことから、わが国では「白書」…
台湾をTPPに迎え入れよ
平成国際大学教授 浅野 和生 国交国数が史上最少に 中国の「文攻武嚇」傍観するな 去る8月21日、中米エルサルバドルが台湾と国交を断絶するとともに、中国と国交を樹立した。これで2016年5月の民進党、蔡英文政権の発足以…
学校で動物を飼う意味とは?
新潟県獣医師会会長・宮川 保氏 「動物飼育を通して生命を実感させ、情愛豊かな子供を育てたい」という趣旨で行われている全国学校飼育動物研究大会が第20回を迎えた。「学校で動物を飼うことの意味を改めて考える」と題して、この…
暮らしの中のメンタルヘルス
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 「心の免疫力」高めよう 感情調整力生かし回復力養う 「メカ化社会」の昨今、これまでとは異なる〈テクノ・ストレス〉(新型ストレス)によって人々の心は萎(な)えて、傷つきやすく(バル…
器問われるトランプ大統領
米コラムニスト マーク・ティーセン マケイン氏攻撃に終始 経済好調も支持率は低迷 建国以来、合衆国上院議員は1974人いる。大統領と副大統領以外で、議会議事堂に遺体が公開安置された上院議員は、ジョン・マケイン氏が8人目…
米国防総省、ミサイルの宇宙配備検討
米国防総省は、中国とロシアからの高速ミサイルの脅威に対抗するため、宇宙へのミサイルと新型センサーの配備を検討している。国防総省幹部が4日、議会で開催されたミサイル防衛に関する会合で明らかにした。間もなく公表される国防総…
中国の合成麻薬輸出取り締まり本格化 DEA: 175 fentanyl ingredients were banned in China
中国は米国への合成麻薬オピオイドの輸出取り締まりを本格化した。米政府当局者が6日、議会で明らかにした。一方で、郵便への監視を強化し、メキシコのカルテルと協力関係にあるネット密輸人らを取り締まるためにさらに対策を強化する…
女子体操界パワハラ騒動の背景に「日体大」対「朝日生命ク」の構図
◆全く視点の違う両誌 同じことでも視点を変えると全く違って見えてくる。人間は感情の動物だから、事実よりもいったん抱いた感情の方が勝り、ものの見方が歪(ゆが)むのだ。その歪み方は白が黒と見え、黒が白と見えることはしばしば…
デタラメな調査で大広告、生存者も戦没者名簿に
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (21) 1995年1月16日、前代未聞の大広告が沖縄タイムスと琉球新報に出た。48ページにわたる「平和の礎(いしじ)に刻銘する沖縄県出身戦没者名簿」の広告だ…
辺野古埋め立て承認を「撤回」
《 沖 縄 時 評 》 県の撤回事由に根拠なし、知事選へのパフォーマンス ◆反辺野古派の断末魔 翁長雄志沖縄県知事の死去に伴う県知事選が13日に告示され、30日に投開票が行われる。自民、公明、維新が推す佐喜真淳氏(前宜…
対中警戒に揺れた北戴河
毎年夏に中国共産党幹部や長老たちが河北省の避暑地、北戴河に集って非公式・非公開で行う「北戴河会議」が終わったが、今夏は米中貿易戦争の激化や、悪評高き「一帯一路」構想など、難題山積で紛糾したとみられている。 難題といえ…
党公約から逸脱する左派候補ら Liberal Democrats in upset primaries veer from platform
マサチューセッツ州の民主党予備選でアヤンナ・プレスリー氏が、10期目の現職下院議員を下し、予想外の勝利を獲得した。プレスリー氏は「移民税関捜査局(ICE)」の廃止、政府が運営する医療保険の創設、大学の無料化を公約として…
ウイグル人抹殺を謀る中国、強制収容300万人に「政治学習」
東トルキスタン共和国亡命政府大統領 アフメットジャン・オスマン氏に聞く 中国共産党によるウイグル人への弾圧が厳しさを増している。国内に多数の強制収容所を設置し、多くのウイグル人を拘束して「政治学習」を行っているという。…
売電で外貨獲得、「バッテリー国家」ラオスのリスク
ラオス南部のアッタプー県で死者39人など多大な犠牲者を出した水力発電用ダム決壊事故から40日が経過した。この事故で浮き彫りになっているのは、建設技術不備による人災という安全リスクとともに、「債務の罠(わな)」回避のため…
米、パレスチナ難民機関への拠出停止
トランプ米政権は先月31日、既に大部分を凍結している国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出を停止すると発表。一方で、国連や難民受け入れ国などと、パレスチナへの直接支援を含む「新しいアプローチ」について協議…
辺野古埋め立て移設の承認撤回で沖縄県の手法を疑問視する読、産経、小紙
◆何が何でも移設阻止 沖縄県による承認の「撤回」と「取り消し」。いったい何が違うのか。米軍普天間飛行場(沖縄・宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、沖縄県は先月末に、仲井真弘多前知事が行った辺野古沿岸部の埋め立て承認を…
急減する日本沿岸のサケマス
東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之 大堤防建設などが拍車 生態系の維持と回復が急務 地球環境の異変が日本中と世界中に多く発生しているが、これが海の中でも起こっている。人類の世紀(Anthropocene)が地球の…
フェイク退治を名分に、世界で報道の自由抑圧が進む
世界流行語大賞があれば、今年の1位は「フェイク(偽)ニュース」だろう。 報道を「国民の敵」と呼ぶトランプ米大統領は、先日も「報道の80%はフェイク」と決め付けた。 日本にも例の慰安婦報道などがあるから、トランプ流毒…
行動する大統領 The do-something president
アイオワ大学の学生、モリー・ティベッツさん(20)は7月18日、ジョギングに出掛けたが、再び生きた姿は見ることができなくなった。彼女は、かつて、クロスカントリーのランナーで、優秀なアスリートだった。8月21日、遺体は回…
CTBT採択から22年、米トランプ政権の批准遠ざかる
ジュネーブ軍縮会議で包括的核実験禁止条約(CTBT)が採択され、ニューヨーク国連本部で署名が開始されて今月で22年目を迎えるが、CTBTの発効は遅れている。CTBT機関準備委員会のあるウィーンから核軍縮の現実を報告する…
再認識される学校図書館の重要性
北海道北広島市で読書活動活性化フォーラム スマートフォンやインターネットなどの普及で児童生徒の本離れ、活字離れが進んでいる。その一方で子供たちの読書習慣を育てる学校図書館あるいは公立図書館の役割の大きさが再認識されつつ…
歴史教科書「大誤報」を認めず「書き換えさせた」と言い募る毎日・伊藤氏
◆外交問題にまで発展 いまだ、こんな誤報がまかり通っているのかと、いささか憂鬱(ゆううつ)になった。 毎日9月1日付の「時の在りか」と題するコラムで、編集委員兼論説委員の伊藤智永氏が「80年代、文部省が歴史教科書の『…