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家族、私有財産、国家の破壊
大月短大名誉教授 小山 常実 公民教科書の三つの特徴 マルクス主義思想と親近性 筆者は中学校公民教科書における内容史を研究し始めて30年近くなる。平成17(2005)年版からは、教科書改訂のたびに各社の教科書を比較検討…
米政権、新START延長拒否か
トランプ米政権高官は、ロシアが武器管理条約を順守していないことに懸念を表明、政権が2010年に締結された新戦略兵器削減条約(新START)の延長拒否に傾いていることを明らかにした。その一方で国防総省は、ロシアが中距離核…
LGBTへの「共感」に惑わされ疑問追及を放棄した「深層NEWS」
◆深層迫らず広告塔に 多くのメディアが煽(あお)る“LGBT(性的少数者)ブーム”の中で、国文学研究資料館長で東京大学名誉教授のロバート・キャンベルがゲイ(男性同性愛者)であることを自身のブログで公表した。 BS日テ…
海自潜水艦訓練の戦略的意味
インタビューFOCUS 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏 海上自衛隊の潜水艦「くろしお」と護衛艦「かが」など3隻が今月13日、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で訓練を実施した。防衛省が秘匿性の高い潜水艦の行動を…
災害派遣で訓練に支障も
災害大国・日本にとって、災害への対処は戦争と同じぐらい重要だ。「災害(天災)は忘れたころにやってくる」という警句があるが、今年の夏は「災害は忘れる前にやってくる」という状態が続いている。『大阪府北部地震』(6月18日)…
引退した安室さんを巻き込んだ沖縄県知事選での謀略戦を伝える新潮
◆“小泉効果”吹っ飛ぶ 1週間後(9月30日)に迫った沖縄県知事選挙。さる関係者が「いつも最後に何か出てくる。事故だったり、事件だったり」と顔を曇らす。事故・事件で一気に選挙戦の流れが変わってしまうということが過去、何…
セッションズ米司法長官、トランプ政権は大学の言論の自由を抑圧する連中に立ち向かうと主張 Sessions: Trump administration to stand up to college free speech ‘bullies’
ジェフ・セッションズ米司法長官は17日、大学で言論の自由を抑えつける「キャンパスのいじめっ子たち」にトランプ政権は立ち向かうと表明した。一方、共和党の上院議員幹部はセッションズ氏に対し、強気の発言だけでなく、もっと法的…
イドリブ総攻撃前夜のシリア
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 事前に化学兵器排除へ 反政府勢力壊滅目指す政府軍 鶏を捕獲するときには鶏小屋の隅に鶏を追い込み捕獲する。これと同じようにシリア政府は反政府勢力をシリア北西部のイドリブ県に追い込んだ。 …
LGBTへの「共感」に惑わされ疑問追及を放棄した「深層NEWS」
◆深層迫らず広告塔に 多くのメディアが煽(あお)る“LGBT(性的少数者)ブーム”の中で、国文学研究資料館長で東京大学名誉教授のロバート・キャンベルがゲイ(男性同性愛者)であることを自身のブログで公表した。 BS日テ…
各党首選に注目度の差 支持率に繋がらぬ国民民主
ネットや青年動員も実らず 9月は国民民主党代表選、自民党総裁選が行われたが、双方の注目度の差は大きかった。 国民民主党の機関紙「国民民主」(9・21)は、4日の代表選結果を受けて「玉木雄一郎新代表を選出」の見出しで結…
「公明」の日中40年特集 駐日中国大使が米国批判
対米統一戦線形成に加担 このところ公明党の機関誌「公明」には日中平和友好条約締結40周年の特集が目立つ。同誌9月号の特集「恒久平和への潮流を促進」には、山口那津男代表インタビュー「東アジアの安定を目指し幅広い交流が必要…
罪重い犠牲者数捏造、住民死者は最大5万5000人
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (23) 「平和の礎(いしじ)」の隠された真相については初めて明らかにした。そこに刻印された沖縄出身者のほとんどが沖縄戦とは関係ないことも理解できたものと思う…
過剰摂取と自殺で平均余命短く Overdoses, suicides cut national life expectancy
薬物と自殺が米国人の平均余命を引き下げている。 米疾病対策センター(CDC)の特別報告によると、心臓病やがんなど死につながる病気の生存率が高まる一方で、過剰摂取による死、自殺、慢性肝疾患が増加している。 国立健康統…
損失大きいブラックアウト
9月6日早朝の震度7の大地震となった北海道胆振(いぶり)東部地震は、死者41人を出した。北海道全域で停電(ブラックアウト)となり、商店街はもちろん、新千歳空港の飛行機も飛ばず、JR各線もストップ、住民や旅行者を2日間、…
覇権狙う中国型資本主義
産業革命の本質 元道都大学教授 佐藤義信氏に聞く 人類史的メガトレンド 18世紀後半から19世紀初頭にかけて起きた英国の産業革命。綿産業における機械化、蒸気機関の発明による動力革命、さらにそれを利用した鉄道建設にみられ…
異次元金融緩和の副作用修正を
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 債券・株式市場が官製化 銀行収益悪化し仲介機能低下 金融緩和の強化か、出口政策への第一歩か、どちらを向いているのか分からない政策変更が7月31日に発表されてから1カ月余り…
沖縄知事選で「辺野古」を争点とする朝日・産経とあるべき姿を説く読売
◆保革一騎打ちの構図 自民、公明、維新など4党が推薦する佐喜真淳・前宜野湾市長と、共産、立憲民主、自由など「オール沖縄」が擁立した玉城デニー・前衆院議員の事実上の保革一騎打ちとなった沖縄県知事選挙(13日告示)は30日…
サウジアラビアで行き詰まるムハンマド皇太子の構造改革
サウジアラビアのムハンマド皇太子が進める脱原油などの経済・社会構造改革が逆風にさらされている。強権を行使し、改革に反対する宗教勢力などを抑え込んできた皇太子だが、国内からの反発は強く、改革が頓挫する可能性も指摘され始め…
北朝鮮報道史の二つの汚点
先月、脱北者5人が東京地裁に北朝鮮政府を人権侵害で初提訴した。1959~84年に、在日朝鮮・韓国人と日本人妻ら約9万3000人を虚偽宣伝で騙(だま)し、帰国させる「国家的誘拐」を行った。朝鮮総連が「地上の楽園」と宣伝し…
沖縄統一地方選26市町村で実施、保守系が微増
翁長雄志氏の死去の影響なし、名護市は保革同数に 統一地方選が26市町村で実施された。翁長雄志(おながたけし)知事の死後、初の県内選挙となったためその影響度が注目されたが、米軍基地問題を抱える宜野湾と名護の両市議選で革新…
ポトマック河畔のパラノイア(注) Paranoia on the Potomac
ポトマック川のように深く、幅広い疑心が、首都ワシントンの権力の回廊を流れつつある。米国の選挙を混ぜっ返すことに打ち込んでいたロシア人との共謀疑惑が浮上したのを良いことに、ますます強くなったトランプ大統領の敵対者と、トラ…
子供と親が抱える悩みに対処
フィンランド100年の児童支援 「ネウボラ」の現場 (下) ファミリー・ネウボラ 「ファミリー・ネウボラとは、ファミリー・カウンセリングセンターです」。フィンランド首都圏、エスポー市(人口約28万人)のファミリー・ネウ…
仏とシリアのIS戦闘員往来減少
フランス南部ニームで14日、車がバーに突入する事件が起き、9日にはパリ北部19区で男が路上で凶器を振り回し、7人を負傷させる事件が発生した。先月には首都パリ南西約30キロの郊外で男が刃物で2人を殺害、1人に重傷を負わせ…