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令和時代の暗い未来像を描きながら解決策は何も示さぬ現代と朝日
◆地方の現状を知らず 「これから3年で起きること」という見出しに引かれて週刊現代(5月25日号)を手にした。「昭和・平成時代の常識はもう通用しない」とある。「令和」になったからといって、くっきりと時代が変わるわけではな…
敗訴した日韓WTO水産物係争
東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之 実効ある安全対策を示せ すべきだった日米共同の調査 2011年3月に発生した東日本大震災による福島第1原子力発電所の炉心のメルトダウン以来、韓国が福島県など8県の水産物の輸入停…
ロー対ウェイド判決の破棄を目指し、最高裁向けの中絶禁止法で競い合う共和党州 Red states compete to topple Roe with pro-life bills aimed at Supreme Court
もし米連邦最高裁が1973年の(女性の中絶権を認めた)ロー対ウェイド判決に対する異議申し立てを審理する時は、アラバマ州の訴訟であってほしい。テリー・コリンズ同州下院議員はそう望んでいる。 コリンズ氏が提出した、事実上…
女性カップル出産も令和時代の「家族」とした「ニュースウォッチ9」
◆養子縁組と同列扱い NHKの看板報道番組「ニュースウォッチ9」は令和初日(5月1日)、「新たな“家族のカタチ”」をテーマに特集を組んだ。時代が変われば、家族も変わるというわけだ。 「広辞苑」によると、家族とは「夫婦…
「立憲民主」の草の根主義 根付く労組的平等体質
不況時にウケた格差問題 立憲民主党の機関紙「立憲民主」(月刊)は、今月で13巻目になるが、主に「多様性を誇りに、分かち合うことを力に、支えあうことを安心に」(4・19号)などの言い方で「まっとうな政治」を訴える。安倍政…
御即位儀式を「赤旗」が批判 反宗教反天皇の革命が源流
野党共闘の本質的な争点に 皇位継承、令和時代の幕開けとなった5月、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は1~3日付で、「新天皇即位の儀式/憲法の国民主権と政教分離原則に抵触」(見出し、2日付2面)、「異常な報道が繰り広げられ…
巨人・中国の金融リスク 不良債権膨張で危機寸前
《 記 者 の 視 点 》 国際通貨基金(IMF)は先月10日、金融安定性報告の中で「金融リスクの脆弱(ぜいじゃく)性が高まっている」とした。新興国からの資金流出や中国の不良債権急増が主因だ。とりわけ懸念されるのが、昨…
武器管理条約めぐり民主が追及 U.S., Russia arms treaty scrutinized
米議会は15日、懸案となっているロシアとの核兵器条約をめぐって政府の武器管理当局者らに詰め寄った。トランプ政権の大量破壊兵器削減と核拡散抑制に関する交渉で不透明感が強まっているためだ。 上院外交委員らは、新戦略兵器削…
「象徴」としての天皇と日本人
秩父神社宮司 薗田 稔氏に聞く 平成から令和への御代代わりと、それに際しての上皇陛下、天皇陛下のお言葉は多くの日本人に好感をもって受け止められ、日本人としてのアイデンティティーを高めた。民俗学にも詳しい薗田稔秩父神社宮…
フィリピン中間選挙で大統領派が圧勝
フィリピンで13日に中間選挙の投開票が行われ、ドゥテルテ大統領の高い支持率を背景に与党が圧勝した。政権運営の要となる上院選では、ドゥテルテ氏の側近とも言える候補が多数当選。野党は完全に敗北を喫した状況で、さらに強権体制…
長崎キリシタンの反ユダヤ主義
獨協大学教授 佐藤 唯行 イエズス会通じ偏見抱く 異端審問激化した16世紀末 われわれ日本人が近代以後、ユダヤ人迫害に手を染めず、反ユダヤ主義勢力を国内に抱え込まなかった事実は、世界に向かって誇るべきところである。しか…
正念場のスーダン民主化
バシル氏失脚後、デモ隊と軍が対立 スーダンで30年間、長期独裁政権を率いてきたバシル前大統領は4月11日、同国軍による軍事クーデターにより失脚した。しかし民政移管をめぐり軍とデモ主導の民主化グループが対立、軍はイスラム…
米中対立を「覇権争い」の本質から中国に構造改革の確約求めた産経
◆世界に悪影響が波及 トランプ米政権が中国からの輸入品2000億㌦(約22兆円)相当に課している追加関税を10%から25%に引き上げた。これに対し、中国は6月1日に報復関税を実施すると発表すると、米国は中国からの輸入品…
自爆テロ犯とは違う、特攻隊員の名誉を守ろう
神風特別攻撃隊で戦死した若者たちの霊がさぞ嘆いているだろう。kamikazeが自爆テロとその犯人を表す名詞として、また大量に用いられたからである。 先月21日にスリランカで起きた同時多発テロ。「イスラム国」(IS)に…
沖縄県が祖国復帰47年、青年4人が弁論
沖縄県が日本に復帰してから15日で47年になるのを前に、「祖国復帰を祝う大会」が13日、那覇市で開かれた。復帰を経験した世代から復帰後に誕生した若い世代に至るまで約350人が集まり、喜びを共有した。(沖縄支局・豊田 剛…
自動運転車がやって来る Here come the driverless cars
米国と自動車との長年の熱愛が、試験台に乗せられようとしている。自動運転車、技術オタクの言葉を借りれば「高度自動走行車」が、急速に道路を席巻しようとしているからである。しかし、車のキーを精巧なコンピューターに渡してしまう…
「聞こえづらいと思ったら」講演会
東京都健康長寿医療センター老化脳神経科学研究チームの柳井修一氏 平成31年度科学技術週間参加行事「音が聞こえづらいと思ったら-耳寄りな耳の話-」と題した講演会が東京都板橋区の区立文化会館で行われた。東京都健康長寿医療セ…
「やみくもに間口狭めないで」
北海道教委 石狩管内の公立高等学校配置計画検討協議会 近年、人口減少が続く中、公立高等学校は学級減や学校の統廃合を余儀なくされている。高等学校の卒業生は、次世代の地域を担う人材となるだけに、高等学校の配置計画には、おの…
「ナラティブないのち」とは
名寄市立大学教授 加藤 隆 人間は「物語」を紡ぐ存在 「情報」は代役にはなり得ず 以前、大阪のホスピス病棟で得難い経験をしたことがあった。余命がわずかとなった中年の男性が、20年音信不通にしていた弟の連絡先を見つけ出し…
女性・女系天皇を容認した「有識者会議」答申の復活をもくろむ朝日
◆譲位通常だった日本 令和の時代が始まり、10連休も明けて1週間余。いつもの生活に戻ったようだ。とはいえ、新天皇の儀式は10月の即位の礼、11月の大嘗祭へと続き、御代(みよ)替わりの話題はまだまだ尽きない。 天皇の譲…
欧州議会選でEU懐疑派が台頭
欧州連合(EU)離脱を控えた英国のメイ首相が、今月下旬の欧州議会選挙への英国の参加を表明した。EUは非公式首脳会議で英国離脱後の将来を見据えた27カ国の結束を確認したが、EU懐疑派の台頭するEUでは、欧州議会選で、次期…
バイデン氏選挙戦に暗雲
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 立ちはだかる女性候補 アニタ・ヒル氏が最強の武器に 大統領選に出馬しているジョー・バイデン元副大統領の選挙戦は困難に直面する。おかしなことを言うと思われるかもしれない。ある世論調査によ…
「統一地方選挙」が示した危機
平成国際大学教授 浅野 和生 “無投票”多く低い投票率 民主主義が地方政治から腐朽 4月7日と21日、いわゆる「統一地方選挙」の投票が行われた。都道府県、市町村などすべての首長と議会の選挙が100%同時に行われるのが真…