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望ましい日韓関係をつくるには
“誠信外交”キーワードに 元駐日韓国大使 申珏秀氏 講演要旨 “戦後最悪の状況”が続く日韓関係。北朝鮮の核問題や中国の海洋覇権などによって、東アジア情勢が揺らぎを見せ、さらに自由主義に基づいて価値を共有してきた日韓両国…


国を守るという意味
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 民間防衛の先進国スイス 見習うべき国民の国防意識 日本ではスイスを非武装中立国と思っている人が多い。しかし、スイスは武装中立と徴兵制(国民皆兵制)を国防戦略の基本に…


LGBT差別禁じる「平等法案」米下院で可決
「信教自由の危機」保守派が猛反発 性的少数者(LGBT)に対する差別を禁じる「平等法案」が17日、米下院を通過した。推進派はLGBTが医療行為を拒絶されたり、不当に解雇されないように保護するものだと主張するが、その一方…


中朝周辺で異例な軍事動向
現代戦は武力戦争だけでなく、テロ戦、情報戦、心理戦、サイバー戦、貿易戦などさまざまである。米中貿易戦争は北朝鮮の後ろ盾、中国を屈服させ、北核問題の解決を目指す、新たな戦争の様相とも言える。 米国は基軸通貨ドルの威力に…

裁判員制度10年、量刑など踏み込んだ主張の産経と及び腰だった朝日
◆各紙とも肯定的評価 「裁判に『国民の健全な社会常識』を反映させるという制度導入時の狙いは確実に浸透していると言えるのではないか」「裁判がはるかに分かりやすくなったのも確かだ」(毎日・20日付社説。以下、日経と朝日・同…


韓国与党、20年政権構想に意欲
親北反日 固定化の恐れ 親北反日路線を敷く左派系の韓国与党・共に民主党が20年政権構想を推し進めている。来年4月の総選挙で与党が勝利した場合、それを足掛かりに憲法改正を行い、大統領任期を現在の「5年再任なし」から「4年…


オール沖縄・高良氏と自公維態勢・安里氏の一騎打ち
参院選まであと2ヵ月、単純な「保革対立」からの脱却なるか 7月に予定されている参議院選挙まで残り約2カ月と迫ってきた。沖縄選挙区(改選1)では、「オール沖縄」勢力が支援する琉球大法科大学院名誉教授で憲法学者の高良鉄美氏…


金融政策の路線修正図る米欧
鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 日本の課題は潜在成長率 邪魔になる2%の物価目標 米欧の金融政策が、正常化路線(非伝統的金融政策からの出口政策)から外れてきた。米連邦準備制度理事会(FRB)は2019年…

「血のコスト」を顧みず日米地位協定の不公平の是正を主張する左派紙
◆欧州で徴兵制が復活 「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもなくないですか」。北方四島の「ビザなし交流」の訪問団に顧問として参加した丸山穂高衆院議員の発言である。 これを聞いて…


中国への強硬姿勢は正しい
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 貿易戦争は好景気の米有利 問題抱える中国経済 トランプ大統領が中国製品数十億ドル分に25%の関税を掛けると発表する前、意外なところから支持を受けていた。トランプ氏について批判ばかりして…


地方交流の深化で末永く良好な台日関係を
台北駐日経済文化代表処 謝長廷代表 蔡英文総統は5月20日に就任3周年を迎えました。蔡総統はこの3年間、重要課題の解決のために果敢に取り組み、着実に成果を挙げてきました。 中国からの台湾に対する圧力が強まる中、米国や…


蔡英文・台湾総統、就任3周年 米国の台湾シフト鮮明に
台湾の蔡英文総統は20日、就任3周年を迎えた。来年1月には、総統選が行われる。とりわけ中国が現在、台湾統一に向けた攻勢を強化し、台湾への圧力を強めつつ南シナ海の聖域化を図るなど、その覇権的動きがアジア太平洋の平和と安定…


濃霧の中の中国「一帯一路」
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 戦略目的はなお不明確 抑制的な姿勢見せた習演説 米中角逐が貿易問題から安全保障や次世代技術の国際規格争いに拡大する中で、去る4月26日に「一帯一路」戦略第2回国際フォーラムが北京で閉幕した…

令和時代の暗い未来像を描きながら解決策は何も示さぬ現代と朝日
◆地方の現状を知らず 「これから3年で起きること」という見出しに引かれて週刊現代(5月25日号)を手にした。「昭和・平成時代の常識はもう通用しない」とある。「令和」になったからといって、くっきりと時代が変わるわけではな…


敗訴した日韓WTO水産物係争
東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之 実効ある安全対策を示せ すべきだった日米共同の調査 2011年3月に発生した東日本大震災による福島第1原子力発電所の炉心のメルトダウン以来、韓国が福島県など8県の水産物の輸入停…

ロー対ウェイド判決の破棄を目指し、最高裁向けの中絶禁止法で競い合う共和党州 Red states compete to topple Roe with pro-life bills aimed at Supreme Court
もし米連邦最高裁が1973年の(女性の中絶権を認めた)ロー対ウェイド判決に対する異議申し立てを審理する時は、アラバマ州の訴訟であってほしい。テリー・コリンズ同州下院議員はそう望んでいる。 コリンズ氏が提出した、事実上…

女性カップル出産も令和時代の「家族」とした「ニュースウォッチ9」
◆養子縁組と同列扱い NHKの看板報道番組「ニュースウォッチ9」は令和初日(5月1日)、「新たな“家族のカタチ”」をテーマに特集を組んだ。時代が変われば、家族も変わるというわけだ。 「広辞苑」によると、家族とは「夫婦…

「立憲民主」の草の根主義 根付く労組的平等体質
不況時にウケた格差問題 立憲民主党の機関紙「立憲民主」(月刊)は、今月で13巻目になるが、主に「多様性を誇りに、分かち合うことを力に、支えあうことを安心に」(4・19号)などの言い方で「まっとうな政治」を訴える。安倍政…


御即位儀式を「赤旗」が批判 反宗教反天皇の革命が源流
野党共闘の本質的な争点に 皇位継承、令和時代の幕開けとなった5月、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は1~3日付で、「新天皇即位の儀式/憲法の国民主権と政教分離原則に抵触」(見出し、2日付2面)、「異常な報道が繰り広げられ…

巨人・中国の金融リスク 不良債権膨張で危機寸前
《 記 者 の 視 点 》 国際通貨基金(IMF)は先月10日、金融安定性報告の中で「金融リスクの脆弱(ぜいじゃく)性が高まっている」とした。新興国からの資金流出や中国の不良債権急増が主因だ。とりわけ懸念されるのが、昨…

武器管理条約めぐり民主が追及 U.S., Russia arms treaty scrutinized
米議会は15日、懸案となっているロシアとの核兵器条約をめぐって政府の武器管理当局者らに詰め寄った。トランプ政権の大量破壊兵器削減と核拡散抑制に関する交渉で不透明感が強まっているためだ。 上院外交委員らは、新戦略兵器削…


「象徴」としての天皇と日本人
秩父神社宮司 薗田 稔氏に聞く 平成から令和への御代代わりと、それに際しての上皇陛下、天皇陛下のお言葉は多くの日本人に好感をもって受け止められ、日本人としてのアイデンティティーを高めた。民俗学にも詳しい薗田稔秩父神社宮…


フィリピン中間選挙で大統領派が圧勝
フィリピンで13日に中間選挙の投開票が行われ、ドゥテルテ大統領の高い支持率を背景に与党が圧勝した。政権運営の要となる上院選では、ドゥテルテ氏の側近とも言える候補が多数当選。野党は完全に敗北を喫した状況で、さらに強権体制…
