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「自由民主」緊急事態宣言 都市封鎖できないのは弱点
感染抑制に移動制限の法整備を 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、わが国で初めて7日に緊急事態宣言が発令された。自民党の機関紙「自由民主」4月21・28日合併号は、「未曽有の国難に打ち勝つ」「特措法に基づき…
警戒要する中国「マスク外交」
NEWSクローズアップ 一帯一路の関係国中心に支援 新型コロナウイルスが世界中に拡散する中、発生源となった中国は感染拡大国へマスクや医療器具を送るなど支援外交に動いている。しかし、過去の歴史から見ても善意から困窮国に支…
病院再編と社・共誌 コロナ事態で反対に追い風
虚を突かれた厚労省の計画 新型コロナウイルスの感染拡大で攻守逆転の様相となったのが、厚生労働省の公立病院統廃合計画だ。昨年9月、「過剰な病床数」「医療費圧迫」などを理由に424の病院名を公表し、各都道府県の取り組みを今…
新型コロナとの戦争
《 記 者 の 視 点 》 管理社会と違う勝利の方式示せ 先週金曜の朝、何気なく見ていたテレビ(NHK放送)で衝撃的な画面を見た。 中国・上海で行われた男女数人ずつがテーブルを囲む飲み会で、皆が一斉にスマホに表示され…
体制で違う感染拡大への対応 Political scientists get real chance to compare world’s governments
世界中の国が同じ危機にこれほどまでに真剣に取り組むのを、政治科学者らが実際に、リアルタイムで経験できる機会はそれほどあるものではない。 政治科学は以前から、一つの学問であり、混沌とした政治の現実とは無縁だとの非難を受…
世界に誇れる日本のデザイン
需要に応え柔軟に進化 d47 MUSEUM館長 黒江 美穂さんに聞く 「日本初のデザイン物産美術館」が、東京・渋谷のd47(でぃーよんなな) MUSEUM(渋谷ヒカリエ8階)にオープンして8年がすぎようとしている。「4…
新型コロナ 比政府、ロックダウン延長
感染増加に歯止めかからず フィリピンで新型コロナウイルス対策が難航している。他のアジア諸国に比べ早い時期にロックダウン(都市封鎖)を決断し、すでに1カ月以上が経過したが感染の勢いは減速せず、感染者はすでに5000人を超…
金正恩政権の“貧者の虚勢”
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 「コロナ感染ゼロ」と吹聴 実際は病死者・餓死者続出か 中国武漢市で発生した新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、やがて地球の全国家・地域にまで感染する勢いだ。テレビや新聞に感…
ブラジルのコロナ対策 政府と自治体、足並み揃わず
南米のブラジルで新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。感染者はすでに2万人を超えており、医療崩壊も近づいている。感染抑止には明確な指導力が必要だが、政府と地方自治体の対立が続き、国内の足並みが揃(そろ)わないのが実…
緊急経済対策の現金給付に保守系紙でもスピード感重視を強く注文
◆規模は評価した日経 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は事業規模で108・2兆円の緊急経済対策を閣議決定した。過去最大規模となった今回の対策に、毎日と読売、産経の3紙が通常2本立ての枠に1本のみの大社説で臨むな…
新型コロナ研究 中国が公開を制限
中国政府は、新型コロナウイルスの発生源に関する研究の公開を制限する新たな規制を研究所、大学などに通告したことが明らかになった。隠蔽(いんぺい)の新たな兆候とみられ、中国当局が発表した感染・死者数も実際よりも大幅に少ない…
玉城沖縄県知事、不要不急の週末外出自粛を要請
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県の玉城デニー知事は、国の緊急事態宣言が発令されている間は、宣言の対象地域の7都府県をはじめ県外からの沖縄訪問を自粛するよう呼び掛け、11日と12日の週末には不要不急の外出を控え…
「あの方たちは何を考えているのだろうか」 A penny for their thoughts
死のウイルスが、津波のように全地球を襲い、姿を現してから、あっという間に米国の1万3000人強を含め、8万人以上の人命を奪った。このような招かれざるチェンジエージェント(時代の変革を促すような事件)と格闘しつつ、2人の…
コロナ禍の国際政治への影響
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米の対中抑止力が低下も 中国、海軍演習行い挑発的行動 中国武漢市を発症源とする新型コロナウイルスによる肺炎(コロナ禍)は、今日100カ国以上に伝播(でんぱ)が拡大し、感染者180万人、死者…
コロナ禍長引けばEU崩壊
悲観的な発言域内から出始める 新型コロナウイルスが他の欧州諸国に先駆けて拡大した欧州南部イタリア、スペインは逼迫する財政難に対して欧州連合(EU)ユーロ圏によるコロナ債発効を要請している。南欧に不信感を抱く欧州北部のド…
コロナで問われる報道の自由
抑圧は論外、人命最優先を もし中国に報道の自由があったなら、世界的コロナ大感染は多分起きていなかっただろう――国際NGO「国境なき記者団」(RSF)は、感染の経過やシミュレーションの研究などをもとにこう主張している。 …
重要性が高まる、地域と連携し開かれた学校教育
北海道教育大、「拓北・あいの里教育フォーラム」を開く 地域に開かれた学校づくりが叫ばれて久しいが、子供の安全や地域おこし、さらに防災などの観点から学校教育と地域の連携の重要性は以前にも増して高まっている。そうした中で北…
「信頼の礎は情報開示」と論じながら身内の感染情報開示に消極的な朝日
◆「責任と義務」自覚を 安倍晋三首相は先週、「緊急事態宣言」を発令した。緊急事態? そんなの憲法にないぞ、と護憲学者も言わなくなった。戦後憲法は実に影が薄い。言わずもがな緊急事態条項を設けない「平時憲法」は用なし、なの…
真実追究を怠る日本メディア
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 中国政府の主張垂れ流す 新型コロナ蔓延の責任追及を 世界中が中国発の新型コロナウイルスに侵され、国家・民族を超えて人類は大きな危機にさらされている。日本でも感染拡大に伴い…
外出制限は対コロナの最善策ではないと専門家 Scholars: Stay-at-home orders not best approach to pandemic
公衆衛生の一部専門家から、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応策として、米経済を急停止させている自宅待機命令よりも、もっと良い方法があるかもしれないとの指摘が出ている。 彼らの見解は、現在の医療界の主流からは外れ…
新型コロナは中国の進出著しいアフリカで爆発すると楡周平さん警告
◆途上国の経済は脆弱 新型コロナウイルス感染拡大関連で、興味ある3本の記事を取り上げておきたい。一つは作家・楡周平さんの「『東京五輪』は来年も開催できない!」(週刊新潮4月9日号)という寄稿記事。「(今後)感染が広がる…
精度に難ある世論調査
候補者選びで不服事例続出 世論調査は実施業者によって出てくる数字が著しく違うことがある。違いの原因はサンプル集団の偏りがほとんどだ。しかし、その結果が人生を大きく左右するとなれば、正確性が問われる。 韓国は総選挙を迎…
文大統領の親衛隊「文派」
極端な「排他性と選民意識」 与党内の異見も徹底糾弾 韓国で昨年、文在寅大統領が最側近・曺国(チョグク)の法務長官任命を強行したところ、数々の疑惑が明るみに出て、彼を辞めさせざるを得なくなった。これを切っ掛けに、文在寅支…