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テキサス州の停電は人災である Not a natural disaster: Texas cold snap exposes state government folly
テキサス州で今週、少なくとも30人の死者を出し、数百万人を極寒の闇に陥れた突発的寒波に関しては、知っておく、また、記憶しておく価値のあることが幾つかある。 1番目に、一番重要なこと:それは、これは自然災害ではなく、テ…
バイデン米政権の対中政策
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 当面は強硬姿勢を継続か 日本は米国の頼れる同盟国に アメリカの大統領選は難産であったがジョー・バイデン氏が第46代大統領として1月20日正式に誕生した。日本国内では私を含…
コロナ免疫証明書、欧州に慎重論
先月下旬、欧州では新型コロナウイルスのワクチン接種をした証明書導入の議論が浮上し、アイスランドは独自のシステムを導入した。観光業の経済への依存度の高いギリシャやイタリアは欧州連合(EU)の統一した規格の導入を求めている…
「原発賛成6割」との注目に値する世論調査結果を地味に報じた毎日
◆“常識”ひっくり返す 「犬が人を噛(か)んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」 最近は誰も言わなくなった報道に関する「ことわざ」だ。犬が人を噛むのは当たり前(今では事件だが)、人が犬を噛むのは珍…
消防団の歴史と共助の担い手
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 明治の近代化と共に始動 地域防災力の中核として育成を 消防団の歴史は古く江戸時代、徳川幕府第8代将軍の徳川吉宗が、江戸南町奉行の大岡越前に命じ、町組織としての火消組…
弱り目に祟り目、政権の浮沈占うワクチン接種
喜寿を過ぎた今も、時折、魘(うな)されることがある。実家近くの低空から怪鳥のような米軍戦闘機に機銃掃射を受ける夢である。せいぜい1、2歳の記憶である。今となっては夢か現(うつつ)かさえ定かではない。 物心ついてからの…
「宗教2世」への社会の介入をあおる「ハートネットTV」の危うさ
◆ネットで体験を発信 NHKEテレ「ハートネットTV」は障害、LGBT(性的少数者)、貧困などさまざまな問題に福祉の視点から解決策を探る番組だ。9日放送のテーマは「“神様の子”と呼ばれて~宗教2世 迷いながら生きる~」…
現実化する『1984年』の世界
大月短期大学名誉教授 小山 常実 米国が「第二の中国」になる トランプ派の再教育求める声も テレビや新聞の報道を信ずるならば、1月21日午前2時前(ワシントン時間1月20日正午前)、ジョー・バイデン米大統領が誕生した。…
「シェークスピアを教えるな」と主張する教師たち Woke teachers want Shakespeare cut from curriculum
教師たちが英国の劇作家ウィリアム・シェークスピアにかぶせていた金冠は今、頭から落ちそうだ。人種や性、ジェンダー、階級などの問題に鈍感なシェークスピアの姿勢を責める教師たちの攻撃にさらされているのだ。新しいタイプの教師た…
常軌逸した森叩きに違和感示し思考放棄の後任選びを叱責した新潮
◆言い方間違えた森氏 いつの間にか「女性蔑視(べっし)」発言問題が、単なる個人攻撃に変わって、それがなかなか収まらないことに“おかしさ”を感じている人は少なくないだろう。森喜朗前五輪組織委員会会長のことだ。 「女性が…
「政権交代」を書く「赤旗」
市民連合介して参加模索、補選・衆院選「申し入れ」で 今年は衆院選、東京都議選がある選挙イヤーだが、政府・与野党とも新型コロナウイルス感染への対応に追われ、各党機関紙上に選挙ムードはあまりない。が、菅義偉内閣の支持率が低…
五輪成功期す「自由民主」
コロナ克服がバロメーター、SDGsなどソフト面を強調 新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で延期された東京五輪・パラリンピックを7~8月に控える中、菅義偉首相はコロナ克服と東日本大震災復興の証しとなる大会を世…
ワクチン先行接種 率先希望する医師の思い
《 記 者 の 視 点 》 新型コロナワクチンの先行接種が17日始まった。対象は全国の病院100カ所の医療従事者約4万人。18日付本紙に掲載された医師のコメントが目に留まった。 「接種の機運を高めるため、率先して受け…
EU、バイデン氏歓迎の一方で難しい課題も Biden administration faces litany of thorny issues despite optimistic embrace from EU
バイデン大統領の就任によって、欧州との関係は大幅に改善することが期待されているが、トランプ政権時に米欧間の対立につながった課題が消えるわけではない。 欧州各国の多くは、バイデン氏とブリンケン国務長官を歓迎。ブリンケン…
インド太平洋構想の意味・意義とこの地域の安全保障-香田洋二氏
世日クラブ講演要旨 日米豪印で海洋進出抑えよ 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が13日、動画サイト「ユーチューブ」…
米国 DNA情報狙う中国に警戒
NEWSクローズ・アップ 米国では、中国企業が米国人のDNA情報など個人情報を取得しているとして警戒感が高まっている。中国政府はすでに国内でウイグル族への監視強化などの目的でDNA情報を採取しており、監視や脅迫などに悪…
脆弱化した北朝鮮・金正恩体制
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 経済政策の失敗を認める 空念仏の「人民大衆第一主義」 北朝鮮の冬の寒さは厳しいと、前回も書いたが、この時期の朝鮮半島や中国東北部はいわゆる「三寒四温」がはっきりしている。「3日間耐える…
イスラエル 3度目ロックダウンを解除
経済活動、段階的に再開へ 新型コロナウイルス感染拡大阻止のためにイスラエル全土で昨年12月25日から始まった3度目のロックダウン(都市封鎖)が2月7日、解除となった。ネタニヤフ首相は8日、ワクチン接種センターでの記者会…
株価3万円で「景気映さぬカネ余り相場」と皮相的分析に終始の毎日
◆GDPはマイナスに 15日、東京株式市場の日経平均株価の終値が、バブル期以来、30年半ぶりに3万円の大台を超えた。 同じ日に発表された2020年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比3・0%増、…
カメラも返してもらえない、日本が影響力を持てるか ミャンマー
ミャンマーのクーデターは、国軍が「この国は軍が柱」という、1962年のネウイン将軍のクーデター以来の強い信念で断行したのだろう。一方、民衆は熱い思いで、全土で10万人以上もの抗議デモを続ける。「強い信念」側は中国の「内…
クオモ・ニューヨーク州知事は辞職せよ Resign, Gov. Cuomo
アンドリュー・クオモ氏(注)は、これまで、ニューヨーク州知事としてうまくやってきた。トランプ大統領に対しては厳しい態度を取り、新型コロナウイルス対策には精力的に取り組み、そして、CNNのニュースアンカーを務める弟のクリ…
中国海警法施行と日本の対応
東洋学園大学教授 櫻田 淳 「態勢固め」を行う好機 尖閣「回収」は中国に負の効果 去る2月1日、中国共産党政府は、海上警備を所掌する海警局に武器使用の権限を付与することを趣旨とする「海警法」を施行した。 中国共産党政…
仮想通貨の窃取に拍車、北サイバー攻撃
制裁やコロナで外貨不足 核・ミサイル開発の資金源に 北朝鮮がサイバー攻撃を通じた仮想通貨の窃取に拍車を掛けている。国際社会による制裁や新型コロナウイルスの感染防止に向けた中国との国境封鎖などに伴う外貨不足を補うのが狙い…


