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アフリカの軍事・政治情勢 激しさを増す中露の挑戦
日米豪印の「自由で開かれたインド太平洋」構想にも、中国の「一帯一路」にも、西のアフリカ大陸は重要な意味を持つ。だがそこでは今、欧米の存在と影響力が中露側から厳しい挑戦を受けている。 目につくのはロシアの動きだ。特に中…
米の生物兵器使用説を拡散、中国 朝鮮戦争ドラマで偽情報
中国国営テレビは昨年末から、米軍が朝鮮戦争中に中国に対し生物兵器を使用したという偽情報を、再び放送を通じて拡散させている。新型コロナウイルスの発生源として中国を非難する米政府を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる一…
孔子廟訴訟、那覇市の違憲状態の解消は困難
儒教の祖・孔子をまつる久米至聖(しせい)廟(びょう)(以下、孔子廟)の用地を那覇市が無償提供することは違憲かを争う住民訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)はこのほど、宗教的活動の援助にあたり違憲だと判断…
中国へのおかしなコロナ対策費供与は止めよ Batty funding for the coronavirus: China should get no more U.S. dollars for dangerous research
米国人の税金が、命取りのコロナウイルスのパンデミック(感染病の世界的大流行)を招いたと思われる中国のコウモリのウイルス研究への資金援助に使われたことは、よく知られている。驚いたことに、今、その危険な研究への米国のカネの…
多様な根深い差別を抱える米国
アメリカンエンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき テニスの四大大会の一つである全豪オープンの準決勝で大坂なおみが女子テニスの女王、セリーナ・ウィリアムズを負かした。次の女王が誕生した、とみるとともに、セリーナなく…
随所で脱北者冷遇 韓国・文政権
韓国入りする脱北者が至る所で冷や飯を食わされている。金正恩朝鮮労働党総書記をできるだけ刺激したくない文在寅政権が水際で強制送還したり、高位脱北者たちが定着後にまともな仕事に就けないといった事態が発生、その噂(うわさ)は…
OCVBがコロナ禍で新たな平和学習を模索
コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行で沖縄を訪れる学校が激減している。沖縄戦の真の姿を学ぶ機会が少なくなっていることから、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は海軍司令部があった旧海軍司令部壕(ごう)(豊見城…
沖縄「孔子廟」違憲判決、中国の「見えない手」に触れぬ平和ボケの各紙
◆政教分離のみに焦点 「見えない手」。オーストラリアの作家、クライブ・ハミルトン氏は中国共産党のスパイ工作をそう呼んでいる。至る所に浸透しているのに人々は気づかない。いや、気づこうとしない。だから「見えない」のだ。 …
新渡戸稲造と『菜根譚』のことば
メンタルヘルス・カウンセラー 根本 和雄 今こそ融和・寛容の精神を 退歩は前進、利他は自利へ導く 国際人として、国際連盟事務次長の任に7年間携わり、その間に「知的協力委員会」(ユネスコの前身)を担当し、アインシュタイン…
脱炭素でEU・中国の後塵を拝する日本の起死回生策を特集した3誌
◆試練迎える基幹産業 このところ日本社会において「脱炭素」が頻繁に取り上げられるようになってきた。もっとも脱炭素に今、敏感に反応しているのは産業界で危機感すら持っている。脱炭素への取り組みは欧州連合(EU)が先陣を切っ…
茶番劇だったトランプ弾劾裁判
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 後回しにされた経済対策 逆に存在感を強めた前大統領 米連邦議会上院は2月13日、大統領選挙の結果認定中の1月6日に起きた連邦議会議事堂への襲撃事件を扇動し…
バイデン米政権の対話重視のイエメン政策の危うさ指摘したWSJ
◆攻勢強めるフーシ派 バイデン米大統領は今月に入って行った演説で、外交・安全保障の柱として中露の覇権主義への対抗とともに、中東イエメンの内戦への対応を表明した。対話による解決がその主眼だが、攻撃は激化、出口は見えない。…
保守系メディアの排除を主張する民主党に共和党が反論 Republicans rebut Democrats’ call to oust media outlets
米民主党はFOXニュースやニュースマックスなどのメディアを「偽情報」を拡散していると非難し、排除しようと急いでいる。だが、共和党や言論の自由擁護派は24日、こうした取り組みは国家が統制する検閲へと滑り落ちることになると…
日本独自の「女性活躍」を、「ジェンダー平等」
「森発言」をきっかけに、「ジェンダー平等」が注目を集めている。森氏の後任として新会長に就任した橋本聖子氏は就任会見で、今後の重点政策の一つに「ジェンダー平等の推進」を挙げ、早速推進チームを発足させた。 こうした動きを…
東京五輪の中止を狙う左派勢力
“森バッシング”と人権、北京ボイコットはなぜ言わぬ? 東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長、森喜朗氏の「森発言」騒動。多くの新聞・テレビが「女性蔑視」と、“森バッシング”とも受け取れるほど、同氏を痛烈に批判してきた…
「Go Toトラベル」は“悪者”だったのか?
《 記 者 の 視 点 》 前年末で停止、感染拡大との因果関係は依然として不明 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い発令されている緊急事態宣言で、政府は26日に大阪や京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡の6府県の解除を決定。残る…
一クラス35人学級
自己研鑽の気構え必要に 北海道教育大学札幌校学校臨床教授 横藤 雅人氏に聞く 政府は2月2日、公立小学校の一クラス当たりの上限人数を35人とする義務教育標準改正法案を閣議決定した。40年ぶりとなった大規模な引き下げによ…
比大統領 全国的規制緩和却下
フィリピンではコロナ禍で高い失業率が続くなど早期の経済復興が期待されているが、感染対策の移動制限などが足かせとなり経済回復とは程遠い状況が続いている。政府内では全土を対象に規制緩和を行い、観光などを促進し経済復興に弾み…
FOIPと価値観外交
東洋大学教授 西川 佳秀 腰の引けた日本政府 積極的に発信し具体策示せ 2月18日、日米豪印の4カ国外相会合が開かれ、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)構想の推進で一致、アメリカは4カ国の首脳会談初開催にも意欲…
新型コロナ感染1千万人突破のブラジル
ブラジルの新型コロナウイルス感染者数が1000万人を超えた。感染拡大の「第2波」は、昨年の第1波を超える勢いでブラジル全土に広がっており、医療崩壊を防ぐために厳しい隔離措置を取る自治体も増えている。感染力が格段に強いブ…
米中首脳会談をいち早く取り上げるも論調の違い際立つ産経と朝日
◆世界情勢への影響大 「米国と中国の2大国の関係は、今世紀の世界のありようを左右する。不毛な対立ではなく、健全な共存をめざす対話を心がけてほしい」(朝日13日付社説)。 「習氏に直接、中国の非を戒め、米国の立場を明確…
サイバー人材養成する北朝鮮
米司法省は今月17日、世界各地の銀行や企業から計13億㌦超の現金や暗号資産を窃取しようとした北朝鮮の人民軍偵察総局傘下の「ラザルスグループ」所属のハッカー3人を起訴した。 昨年8月には、米連邦捜査局(FBI)などが国…
9月8日を「クバの日」に、条例制定を求める
沖縄の神木とされるクバ(ヤシ科、和名ビロウ)の有用性や価値を見直すとともに、持続的発展する社会に取り組む運動が始動した。持続可能な開発目標(SGDs)に取り組むに当たり、適切な樹木として、今後、注目を集めそうだ。(沖縄…


