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「Go Toトラベル」は“悪者”だったのか?
《 記 者 の 視 点 》 前年末で停止、感染拡大との因果関係は依然として不明 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い発令されている緊急事態宣言で、政府は26日に大阪や京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡の6府県の解除を決定。残る…
一クラス35人学級
自己研鑽の気構え必要に 北海道教育大学札幌校学校臨床教授 横藤 雅人氏に聞く 政府は2月2日、公立小学校の一クラス当たりの上限人数を35人とする義務教育標準改正法案を閣議決定した。40年ぶりとなった大規模な引き下げによ…
比大統領 全国的規制緩和却下
フィリピンではコロナ禍で高い失業率が続くなど早期の経済復興が期待されているが、感染対策の移動制限などが足かせとなり経済回復とは程遠い状況が続いている。政府内では全土を対象に規制緩和を行い、観光などを促進し経済復興に弾み…
FOIPと価値観外交
東洋大学教授 西川 佳秀 腰の引けた日本政府 積極的に発信し具体策示せ 2月18日、日米豪印の4カ国外相会合が開かれ、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)構想の推進で一致、アメリカは4カ国の首脳会談初開催にも意欲…
新型コロナ感染1千万人突破のブラジル
ブラジルの新型コロナウイルス感染者数が1000万人を超えた。感染拡大の「第2波」は、昨年の第1波を超える勢いでブラジル全土に広がっており、医療崩壊を防ぐために厳しい隔離措置を取る自治体も増えている。感染力が格段に強いブ…
米中首脳会談をいち早く取り上げるも論調の違い際立つ産経と朝日
◆世界情勢への影響大 「米国と中国の2大国の関係は、今世紀の世界のありようを左右する。不毛な対立ではなく、健全な共存をめざす対話を心がけてほしい」(朝日13日付社説)。 「習氏に直接、中国の非を戒め、米国の立場を明確…
サイバー人材養成する北朝鮮
米司法省は今月17日、世界各地の銀行や企業から計13億㌦超の現金や暗号資産を窃取しようとした北朝鮮の人民軍偵察総局傘下の「ラザルスグループ」所属のハッカー3人を起訴した。 昨年8月には、米連邦捜査局(FBI)などが国…
9月8日を「クバの日」に、条例制定を求める
沖縄の神木とされるクバ(ヤシ科、和名ビロウ)の有用性や価値を見直すとともに、持続的発展する社会に取り組む運動が始動した。持続可能な開発目標(SGDs)に取り組むに当たり、適切な樹木として、今後、注目を集めそうだ。(沖縄…
テキサス州の停電は人災である Not a natural disaster: Texas cold snap exposes state government folly
テキサス州で今週、少なくとも30人の死者を出し、数百万人を極寒の闇に陥れた突発的寒波に関しては、知っておく、また、記憶しておく価値のあることが幾つかある。 1番目に、一番重要なこと:それは、これは自然災害ではなく、テ…
バイデン米政権の対中政策
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 当面は強硬姿勢を継続か 日本は米国の頼れる同盟国に アメリカの大統領選は難産であったがジョー・バイデン氏が第46代大統領として1月20日正式に誕生した。日本国内では私を含…
コロナ免疫証明書、欧州に慎重論
先月下旬、欧州では新型コロナウイルスのワクチン接種をした証明書導入の議論が浮上し、アイスランドは独自のシステムを導入した。観光業の経済への依存度の高いギリシャやイタリアは欧州連合(EU)の統一した規格の導入を求めている…
「原発賛成6割」との注目に値する世論調査結果を地味に報じた毎日
◆“常識”ひっくり返す 「犬が人を噛(か)んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」 最近は誰も言わなくなった報道に関する「ことわざ」だ。犬が人を噛むのは当たり前(今では事件だが)、人が犬を噛むのは珍…
消防団の歴史と共助の担い手
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 明治の近代化と共に始動 地域防災力の中核として育成を 消防団の歴史は古く江戸時代、徳川幕府第8代将軍の徳川吉宗が、江戸南町奉行の大岡越前に命じ、町組織としての火消組…
弱り目に祟り目、政権の浮沈占うワクチン接種
喜寿を過ぎた今も、時折、魘(うな)されることがある。実家近くの低空から怪鳥のような米軍戦闘機に機銃掃射を受ける夢である。せいぜい1、2歳の記憶である。今となっては夢か現(うつつ)かさえ定かではない。 物心ついてからの…
「宗教2世」への社会の介入をあおる「ハートネットTV」の危うさ
◆ネットで体験を発信 NHKEテレ「ハートネットTV」は障害、LGBT(性的少数者)、貧困などさまざまな問題に福祉の視点から解決策を探る番組だ。9日放送のテーマは「“神様の子”と呼ばれて~宗教2世 迷いながら生きる~」…
現実化する『1984年』の世界
大月短期大学名誉教授 小山 常実 米国が「第二の中国」になる トランプ派の再教育求める声も テレビや新聞の報道を信ずるならば、1月21日午前2時前(ワシントン時間1月20日正午前)、ジョー・バイデン米大統領が誕生した。…
「シェークスピアを教えるな」と主張する教師たち Woke teachers want Shakespeare cut from curriculum
教師たちが英国の劇作家ウィリアム・シェークスピアにかぶせていた金冠は今、頭から落ちそうだ。人種や性、ジェンダー、階級などの問題に鈍感なシェークスピアの姿勢を責める教師たちの攻撃にさらされているのだ。新しいタイプの教師た…
常軌逸した森叩きに違和感示し思考放棄の後任選びを叱責した新潮
◆言い方間違えた森氏 いつの間にか「女性蔑視(べっし)」発言問題が、単なる個人攻撃に変わって、それがなかなか収まらないことに“おかしさ”を感じている人は少なくないだろう。森喜朗前五輪組織委員会会長のことだ。 「女性が…
「政権交代」を書く「赤旗」
市民連合介して参加模索、補選・衆院選「申し入れ」で 今年は衆院選、東京都議選がある選挙イヤーだが、政府・与野党とも新型コロナウイルス感染への対応に追われ、各党機関紙上に選挙ムードはあまりない。が、菅義偉内閣の支持率が低…
五輪成功期す「自由民主」
コロナ克服がバロメーター、SDGsなどソフト面を強調 新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で延期された東京五輪・パラリンピックを7~8月に控える中、菅義偉首相はコロナ克服と東日本大震災復興の証しとなる大会を世…
ワクチン先行接種 率先希望する医師の思い
《 記 者 の 視 点 》 新型コロナワクチンの先行接種が17日始まった。対象は全国の病院100カ所の医療従事者約4万人。18日付本紙に掲載された医師のコメントが目に留まった。 「接種の機運を高めるため、率先して受け…
EU、バイデン氏歓迎の一方で難しい課題も Biden administration faces litany of thorny issues despite optimistic embrace from EU
バイデン大統領の就任によって、欧州との関係は大幅に改善することが期待されているが、トランプ政権時に米欧間の対立につながった課題が消えるわけではない。 欧州各国の多くは、バイデン氏とブリンケン国務長官を歓迎。ブリンケン…
インド太平洋構想の意味・意義とこの地域の安全保障-香田洋二氏
世日クラブ講演要旨 日米豪印で海洋進出抑えよ 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が13日、動画サイト「ユーチューブ」…