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オバマは何を待っているのか What is Obama waiting for?
54歳で、そして、間もなく失業する(もっとも、素晴らしい年金と旅行特典のごちそう付きだが)バラク・オバマが、前途に政治の世界でまだ何かあると信じるのも無理からぬことである。連邦議会は辞めた大統領には関心はない――するこ…
米国の命運は大統領選次第
【ワシントン】誰にでもそれぞれの季節感というものがある。私の場合は、4月の初め、朝になるとすぐにワシントン・ポスト紙の1面を飛ばして、スポーツ面に行くようになると春を感じる。野球のボックススコアを楽しんでから、観念した…
世界の軍事技術移転の潮流
元統幕議長 杉山 蕃 コピーで改造は困難に 「共同」「ライセンス」が堅実 今年の米韓共同軍事演習は、例年になく激しいやり取りがあったが間もなく終了する。米韓側は、新たな共同作戦計画5015に基づき、一旦発動されたら北朝…
平和国家構築への必須条件
憲法改正 ここが焦点(2) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(下) 護憲派は、日本がずっと戦争することなく平和国家でいられたのは現行憲法のおかげだというが。 そんなことはない。日米同盟を選択した結果だ。戦後、米国の同盟国…
軍を左へ誘導するオバマ大統領 President Obama marches armed forces leftward
オバマ大統領は、リベラル派が戦っている一つの戦場で最大の勝利を上げた最高司令官の一人だ。 オバマ氏は残り少ない任期で、レガシー(遺産)として、かつてないほど差別のない軍隊を実現しようとしている。軍の幹部らもこれを堂々…
米軍熊本被災地支援に誤報に基づく反オスプレイ報道する朝日など
◆嘆く元海兵隊関係者 「はあー、情けない、情けない。政治的な主張と、災害対応は分けて考えるべきです。少なくとも今くらいは、意味のない議論はやめなさいと言いたいです」 こんな嘆息を漏らすのは東日本大震災で米軍「トモダチ…
対インド外交、新幹線と原発で関係深化を
大阪国際大学名誉教授 岡本幸治氏に聞く 昨年12月、安倍首相とモディ首相との会談で、インド西部のムンバイとアーメダバードを結ぶ505㌔の高速鉄道建設に日本の新幹線の採用が決まり、原子力発電に関しても核兵器に転用しないこ…
息巻くネオナチの“亡霊”、スロバキア総選挙で極右政党躍進
スロバキアでネオナチ政党が3月実施された総選挙で議席を獲得した。欧州連合(EU)の加盟国スロバキアは今年下半期の議長国だ。難民・移民の受け入れを拒否するスロバキアが議長国に就任することで、EUの難民政策が一層難しくなる…
人命より理念優先?
4月14日に熊本で震度7の地震が発生。16日にはそれを上回るマグニチュード7・3、震度7の地震が熊本を襲った。その後も余震が続いている。 熊本では阿蘇山の噴火による被害や、梅雨の時期の長雨、台風による河川の氾濫や土砂…
米貧困層に潰されるかTPP
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 大統領選左右する不満 変化した自由貿易への世論 本年2月環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の基本合意が締結されると、日本ではすぐにでも正式に発足するかのよ…
「前文」に反する9条は憲法違反
憲法改正 ここが焦点(1) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(上) 今年、日本国憲法は連合国軍占領下の公布から満70年を迎える。既に公布当時とは劇的に変化した内外情勢と憲法条文との乖離(かいり)が多くの弊害を生んでおり、…
高校教科書検定、沖縄の記述でまたも波紋
「基地依存」に2大紙など反発 2017年度から高校で使われる教科書の検定結果がこのほど公表された。沖縄に関する記述では、米軍基地に対する経済依存がクローズアップされ、県内では反発の声が上がっている。一方、沖縄戦における…
比大統領選、ドゥテルテ氏が首位維持
5月9日のフィリピン大統領選挙まであと2週間となり、大統領候補たちの動向や支持率に注目が集まっている。世論調査ではミンダナオ島ダバオ市の市長であるロドリゴ・ドゥテルテ氏が順調に支持率を上げているが、不謹慎な発言が相次ぎ…
仏教を利用する中国共産党
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 宗教無視できない現実 チベットの活仏制度に介入 1848年の共産党宣言以来、宗教はアヘンであるという前提の思想が世界中に広がり、宗教が政治の場から排除される傾向が続いた。日本でも…
精子提供で出産するレズビアンの倫理無視に「NO!」と言わない日経
◆現状容認に傾く論調 同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する、東京都渋谷区のパートナーシップ条例を施行してから4月で1年になる。これに合わせて、過去1カ月間は、いわゆる「LGBT」(性的少数者)に…
国防総省、極超音速ミサイルにレーザー兵器で対抗 Pentagon to counter hypersonic missiles with lasers
米国は、中国とロシアの極超音速兵器にレーザー光で対抗しようとしている。国防総省ミサイル防衛局の局長が先週明らかにした。 しかし、ジェームズ・シリング局長(海軍中将)は下院軍事委員会戦略軍小委員会で、予算不足で極超音速…
共産党に破防法答弁書 暴力革命闘争に頬被り
警官殺害など流血は史実 日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」3月23日付に、「日本共産党と『破壊活動防止法』に関する質問主意書」(鈴木貴子衆院議員提出)への政府答弁書(3月22日閣議決定)に対する反論が載った。 山下芳…
アップル・FBI論争 官民に課題残すテロ対策
脆弱性に対峙する米国 米国で昨年末に発生したテロ事件の犯人の1人が持っていたiPhone(アイフォーン)のデータにアクセスできるよう、米連邦捜査局(FBI)がロック解除を求めるという事態が物議を醸している。アップル(A…
プーチン大統領の「国民とのテレビ会見」 高支持率を生み出す演出
賃金未払いや道路整備問題など直訴に即対応 ロシアのプーチン大統領は14日、国民の質問に直接答える恒例のテレビ会見を行った。国際政治から大統領の私生活、賃金未払い問題の解決や道路工事の陳情に至るまで、極めて多様な質問それ…
人気を保つプーチン大統領
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 「再選」期待も7割前後 露世論調査が示す国民意識 本邦のメディアはあまり伝えないが、ロシアでは、国民の大まかな思考傾向を知るため、複数の専門調査機関によって頻繁に世論調査が実施されてい…
各紙、クリントン氏支持を続々表明 More newspapers endorsing Clinton over rival Sanders
バーナード・サンダース氏は事実上、米主要紙から締め出された。米メディアが一斉にヒラリー・クリントン氏支持に回ったためだ。この元ファーストレディーに強い支持が集まる一方で、対抗馬サンダース氏の主張は非現実的と非難されてい…
「パナマ文書」でG20に焦点ぼけの構造改革一般論になった各紙社説
◆日経も税逃れに重点 米ワシントンで開かれていた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が閉幕した。 開幕前、不確実性が増し低成長にあえぐ世界経済をいかに立て直すかがG20会議の大きな焦点だったが、突如、…
「セウォル号」沈没事故2年、反政府教材を全国に配布
親北朝鮮の韓国全教組 意図的誘導で生徒の同調狙う 親北朝鮮の偏向理念を教育現場に持ち込むことで知られる韓国の全国教職員労働組合(全教組)が大型船「セウォル号」沈没事故から2年に合わせ、朴槿恵政権が事故の真相を隠し、責任…