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保守とリベラルのねじれをグローバル化をめぐる対立軸で説明する毎日
◆逆転した保革の主張 サンデー毎日(12月23日号)がトップ記事で「ねじれる保守とリベラル」を載せていて目を引いた。改正入国管理法が成立したことについて、「永田町関係者」が同誌に、「安倍首相という保守政治家が外国人の受…

辺野古移設、加速を期待
防衛省は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設するため、埋め立て海域への土砂投入を開始した。日米両国政府による普天間飛行場の返還合意(沖縄県内移設で合意)から22年が経(た)つ。移設に向けての動…


米ユダヤ教会堂襲撃の背景
獨協大学教授 佐藤 唯行 根強く残る白人優越主義 陰謀論を信じ難民を蛇蝎視 10月27日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ市東郊のユダヤ教会堂(シナゴーグ)に男が押し入り、安息日礼拝を行っていた信徒めがけ発砲。11人を殺…

20人以上の候補者に公平な討論会を模索する米民主党 Democrats try to level debate playing field for two dozen candidates
民主党は2020年大統領選でトランプ大統領と戦う対抗馬を選ぼうとしているが、討論会の枠を求めて競い合っている20人以上の民主党候補者たちを囲い入れる仕事に比べれば、猫の群れをまとめる方がたやすいかもしれない。 民主党…

カショギ氏殺害でサウジ非難も戦略的重要性に言及しない米WP紙
◆皇太子の「責任」主張 米上院は13日、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害をめぐって、ムハンマド皇太子の「責任」を主張する法案を通過させた。同時に、イエメン内戦に介入するサウジへの米国からの軍事支…


史実確認怠った林教授、日本軍と防衛隊員混同
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (34) 筆者はバックナー中将の遺族と石原正一郎大尉本人に会い、さまざまな文献に接し、ようやく事の真相に辿(たど)り着くことができた。これが、筆者の沖縄戦に対…

韓国「次期大統領候補」特集 李総理1位も対日問題触れず
国内と北を向いた「積弊清算」 朝鮮半島出身の戦時労働者(いわゆる「徴用工」)の「補償」について韓国大法院(最高裁)が10月30日、新日鉄住金に賠償判決を出してから日韓関係はかつてなく悪化している。 安倍政権は、196…

「高句麗の夢」追う韓国
統一国家実現し勢力均衡へ 米中貿易戦争が「米中新冷戦」の様相を呈してきているが、その中で揺れているのが韓国である。新東亜(12月号)に「朝貢秩序復活を夢見る中国…韓国は四面受敵」の記事が掲載された。書いたのは現役外交官…

韓国は法治国家たれ
約束は守らなければいけないことは小学生でも知っていることである。一私人においても契約書に署名捺印すれば、その約束を履行しなければならない。約束事を守らない者は社会的制裁を受け、何よりも大切な信を失うことになる。こんな当…

「女性たちの行進」リーダーら反論 Women’s March leaders blame bigotry for issues
「女性たちの行進」のリーダーらは12日、反ユダヤ主義者だと強い非難にさらされていることについて、その一部は人種差別と性差別のせいだと反撃するとともに、白人男女よりも高い基準を要求されてきたと訴えた。 4人の全米共同議…


ロシア、ビジネス課税強化
原油などエネルギー輸出から得られる収入が減少する中、ロシア政府はビジネスに対する課税を強化し、その穴埋めをする方針だ。しかし、制裁により経済が低迷する中での課税強化は、国民生活にさらに大きな負担を強いることになる。一方…


明治維新150周年 利己的資本主義克服する契機に
岩国市議会議員 前野弘明氏に聞く 2018年は、明治元年(1868年)から満150年の年に当たる。各メディアはそれぞれ特集を組んだり、地方自治体ではゆかりの人物像を軸に式典やイベントをこなした。維新発祥の一つの地である…


恒例となった北朝鮮漁船漂着
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 “絶対命令”の漁獲量増 増加の一途たどる違法操業 北朝鮮の晩秋から初冬にかけての風物詩は、全国各地にある協同農場での「生産分配」の行事であった。秋祭りよろしく各協同農場では1年の収穫を…


混迷するレバノン政局 組閣を妨害するヒズボラ
主要な18の宗教・宗派が混在する「モザイク国家」レバノンで、5月6日に実施された総選挙の議席が確定し、イスラム教スンニ派のハリリ首相の続投が決まっているにもかかわらず、7カ月以上たってもなお、新内閣が発足できない状態が…

米政権の中国製通信機器締め出し包囲網に各紙、中国同情論は皆無
◆日本政府も米に同調 政府は10日に、情報漏洩(ろうえい)やサイバー攻撃など国の安全保障や防衛上の懸念が指摘されることから、各府省庁や自衛隊などの使用する情報通信機器の調達先について中国企業を締め出す方針を打ち出した。…


ブッシュ父大統領の米国、勝ち誇らない外交の力
先日94歳で死去したブッシュ父41代米大統領。その在任時に駐米記者だった私なりの思いをつづりたい。あの時代、米国は東西冷戦終結と湾岸戦争勝利で自信と誇りを取り戻したが、ブッシュ氏は誇っても勝ち誇らない外交大統領だった。…


核固執は金体制崩壊の火種
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が今年6月12日、米朝首脳会談に応じた狙いは米国から体制を保証してもらうことだった。 年初、金委員長は「米国の全域がわれわれの核攻撃の射程圏内にあり、核のボタンは私の事務室の机に常に置か…


辺野古埋め立て問う県民投票に宜野湾市議会も反対
米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票条例をめぐり、同飛行場を抱える宜野湾市議会(上地安之議長)は、同条例に反対する意見書を賛成多数で可決した。反対は石垣市議会、うるま市議会と合わせて3…


「慰安婦」「元徴用工」韓国・文政権ジレンマ
日韓関係が急速に冷え込んでいる。元徴用工だったと主張する朝鮮半島出身者が起こした賠償請求訴訟で韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償命令を言い渡す判決を下し、韓国政府がいわゆる従軍慰安婦問題をめぐる2015年末の日韓合意…

行方が知れぬ癒着捜査 The missing collusion investigation
友達だったら、友達を刑務所に送りたくはない。国は目下――ヒラリー・クリントンとその取り巻きに対してはより親切で特権的な制度を、ほかのすべての人に対しては、厳しく、容赦しない制度を使うという――二重の司法制度を使って走っ…


フランス 燃料増税断念もデモ鎮静化せず
年金・最低賃金の改善要求 欧州の他国にも抗議の渦広がる フランスで起きている「黄色いベスト抗議運動」は、4週目を迎えた。政府は世論を読み間違えたことを認め、燃料増税を引っ込め、協議での妥協点を探り始めた。自然発生的に集…


長蛇の列となった台湾選挙
平成国際大学教授 浅野 和生 複数地方選と10公民投票 民主主義への強固な意志示す 11月24日(土曜日)に投票が行われた台湾の統一地方選挙の結果は、全国22の県市の首長のうち与党の民進党が選挙前の13県市から6県市へ…


アフリカ開発と日本 投資や消費に高まる関心
インタビューfocus 日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟会長 逢沢一郎氏 日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟の逢沢一郎会長(衆議院議員)はこのほど、本紙のインタビューに応じ、高い経済成長が続くアフリカに対し日…
