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野党の「統一候補」戦略は怖い

“驕り”で長期政権に北風も  八百万の神々が在(おわ)す日本のことだから、永田町に「選挙の神様」がいたとしてもなんら不思議はない。戦前、政友会が定数466中304議席を獲得した選挙(1932年)を主導した辣腕(らつわん)…

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台湾危機救った旧日本軍中将

NEWSクローズ・アップ 「古寧頭戦役」  中国福建省アモイの対岸に浮かぶ台湾の離島、金門島。国共内戦でこの島に上陸してきた共産党軍を撃退した1949年の「古寧頭(こねいとう)戦役」で、国民党軍の作戦を影で指揮したのが旧…

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GSOMIA失効停止で文政権の戦略ミス指摘した日本の専門家たち

◆もともと公約が破棄  「文在寅政権としては、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を失効させた方が支持率が上がる。今回ここまで降りた(妥協した)のは日韓関係と日米関係を大事にしたいという戦略の上に立っているから。(同政権…

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再認識される消防団の必要性

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 災害時の共助の中核に 課題は団員の減少と高齢化  火災の消火活動や、全国各地で地震や風水害(気象災害)などの災害が起きた場合、消防団が出動する。今後、首都直下地震や南…

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AERAで「条件付き記述式問題は自由な発想せばめる」と日大教授

◆似て非なる記述式?  大学入試改革の目玉の一つ国語・数学の記述式問題(2021年1月開始の「共通テスト」)の導入についても、反対や批判の声が出ている。  AERA11月25日号では、「『国語の記述式』に第一人者が中止を…

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台風災害と与党紙 支援、視察を連続トップで

台風災害と与党紙 支援、視察を連続トップで

八ツ場ダム治水効果に注目  台風の猛威で東日本が甚大な災害に見舞われて1カ月余り経ち、各党のメディアでも被災地視察や災害対策に関する内容が多く取り上げられた。困ったときの人助けも政治家ならなおさらのことであり、被災地は選…

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「性の多様性」の暴走 「命」への感性麻痺させる

《 記 者 の 視 点 》  「GOLDFINGER’99」として郷ひろみさんがカバーしたことで知られる「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」を世界各国でヒットさせたリッキー・マーティンさんが10月末、第4子が出産し…

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イスラム国は依然として脅威、クルド外交官が警告 ISIS remains threat despite losses, Iraqi Kurds warn

 過激派組織「イスラム国」(IS)は、イラクとシリアで築いていた広大な「カリフ制国家」すべてを失ったにもかかわらず、依然としてテロ組織としての能力を持ち、この地域に大惨事を引き起こす能力を持っている。イラクのクルド自治政…

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「赤旗」で8中総報告 綱領改定案示し中国批判

野党共闘のため「障害」除く  共産党の機関紙「しんぶん赤旗」6日付は、来年1月の党大会に提案する党綱領一部改定案などを了承した第8回中央委員会総会(8中総)について報告した。中国などを「社会主義をめざす新しい探究が開始さ…

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憎悪は愛によって消える

スリランカと日本の仏教交流 平和寺住職 タランガッレー・ソーマシリ師に聞く  千葉県香取市にある蘭華寺(らんかじ)は、スリランカの上座部仏教を日本に広めるために創建され、日本で暮らすスリランカ人の心のオアシスになっている…

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フィリピンで麻薬対策トップ人事、野党の副大統領を責任者に

 フィリピンで、ドゥテルテ大統領が驚きの人事を発表した。国内外で物議を醸している麻薬戦争に対して人権批判の急先鋒である野党のロブレド副大統領を、麻薬取り締まりの責任者に任命したのだ。野党陣営からは懸念の声も挙がったが、ロ…

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ボリビア・モラレス大統領辞任

長期政権崩壊で混沌  南米ボリビアの反米左派エボ・モラレス大統領が今月10日、不正選挙疑惑の抗議デモが高まる中で辞任を発表し、メキシコに亡命した。盤石と思われたモラレス氏の長期政権が崩壊、その後のボリビアの状況は混沌(こ…

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中国の「威圧と検閲」に抗う意味

東洋学園大学教授 櫻田 淳 問われる日本の対中忖度 「自由」を脅かす北大教授拘束  「北海道新聞」(10月24日配信)記事は、北海道大学で教授職を務める中国近代史研究者が、その事由を開示されないまま、9月上旬に訪問先の上…

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首相在職歴代最長を評価しつつも、長期政権の緩みを戒めた日経など

◆二分された各紙論調  「首相が重点政策や憲法改正の実現を訴えていくうえでも、国民の信頼が基礎となる。自ら好んで使う『築城三年、落城一日』の戒めを改めて胸に刻むべきだ」(日経20日付社説、以下各紙同)。  安倍晋三首相の…

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オールジャパンで焼失した首里城の再建を

オールジャパンで焼失した首里城の再建を

日本沖縄政策研究フォーラムの仲村覚代表らが提言  火災により多くの被害が出た首里城(沖縄県那覇市)再建のため、沖縄県と国の連携が求められる中、玉城デニー知事は「首里城の国から沖縄への所有移転の議論も必要」との考えに言及し…

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先入観に基づいた弾劾 Impeachment prejudice

 美は見る人次第で違ってくるというのは、当然である。しかし、意味も聞く人次第なことも、記憶を呼び戻そうとする人は覚えておく必要があるかもしれない。なぜなら、先入観という心の中の世界でフィルターにかけられた言葉には、驚くべ…

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米の「航行の自由」作戦の意義

日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決  長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…

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パリの治安悪化に懸念広がる

 フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…

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日本人拘束は小さく、解放は大きく扱う朝日はまるで中国の機関紙

◆二重基準露わな朝毎  新聞はニュースの順位付けをする。1面に載せるのは重要なニュース、さほど重要でなければ中面や短報。そんな具合に振り分ける。紙面という限られたスペースと、日刊なら1日という区切られた時間枠の中で、ニュ…

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能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」

能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」

稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」  神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…

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迷走気味の日米金融政策

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 FRBに大統領の圧力 さらなる緩和の余地ない日銀  日米の金融政策決定会合が相次いで開かれた。10月29~30日の米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOM…

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岸田自民政調会長にインタビューし無理やりエールを送るサンデー毎日

◆「覚悟足りぬ」と不満  “文春砲”の直撃弾を受けた森田健作千葉県知事ばかりが目立って、他の記事が砲撃の土埃(つちぼこり)の中で霞(かす)んでいるようだ。そのタイミングで岸田文雄自民党政調会長に次期総裁選への意欲を聞いた…

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私立高の祈祷を拒否した地裁判決を破棄 Court overturns dismissal of private school prayer case

 連邦高裁は今週、フットボール選手権の試合の前にスタジアムの放送設備を通じて祈祷をすることを求めたキリスト教系高校2校の信教の自由を侵したとしてフロリダ州当局者らを訴えた裁判で、訴えを棄却した地裁判決を覆す判断を示した。…

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