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「武州里神楽」の伝統と革新
神と人をつなぐ伝統芸能 十世家元 石山裕雅太夫に聞く 埼玉県新座市野火止に、無形文化財「武州里神楽」石山社中がある。石山裕雅さんは、この関東でも最も古い正統神楽太夫一家の十世家元。伝統を守る一方で、令和の時代に革新し続…
ロシアがBRICS維持に全力
ロシアがメンバーの一角を占める新興5カ国(BRICS)の先行きに、不透明感が漂っている。親米路線を打ち出すブラジルのボルソナロ政権が米国との関係を強化する中で、BRICSメンバーとしての立ち位置に変化が生じているためだ…
「認知症時代」とどう向き合うか
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 三大生活習慣を見直そう 「生きがい」持ち脳を活性化 超高齢化社会を歩み続けるわが国は、2019年に65歳以上は3588万で、総人口に占める割合は28・4%である。また、内閣府の推…
米企業への中国の圧力に対抗を、NBA問題で専門家
米プロバスケットボール協会(NBA)の人気チームの幹部が先月初め、ツイッターで香港の反政府デモを支持した後、NBAが釈明に追い込まれた問題で、その対応に米議員らから批判が相次いだ。一方、中国の圧力に一企業だけで対抗する…
共産党綱領改定案 中国の問題は共産主義の所産
日本共産党が党大会で採決する党綱領一部改定案をまとめ、中国をベトナム、キューバとともに「社会主義をめざす新しい探求が開始」されていると規定した一文を削除し、中国の最近の覇権主義的動向を非難する姿勢を打ち出した。立憲民主…
ラグビーW杯の大成功で各紙は代表強化の継続と競技普及の必要指摘
◆日本中を熱狂に包む 「想像がつかなかったラグビーのうねりを巻き起こした。日本のみなさんがスクラムを組んで成し遂げたオールジャパンの成果」(ラグビー・ワールドカップ<W杯>日本大会組織委の御手洗富士夫会長)と語れば、同…
「世界の交流拠点都市」へ邁進 金沢市
地方創生・少子化対策 首長は挑む 金沢市長 山野之義氏 北陸新幹線開業で内外の観光客が増加するなど活況を呈する石川県金沢市。「世界の交流拠点都市」を掲げユニークな街づくりを進める山野之義市長に話を聞いた。 (編集局長・…
民主党指名争い、バイデン氏に急進左派2氏挑む
米大統領選まで1年 トランプ政権の攻防(下) 20人以上が大統領選に出馬表明した民主党は、中道左派のバイデン前副大統領(76)が一歩リードし、その後を急進左派のウォーレン(70)、サンダース(78)両上院議員が追う展開…
すすり泣きと共に終焉 It ends with a whimper
「かくして世界は終わる」「爆音と共にではなく、すすり泣きと共に」と、T.S.エリオット(1888年~1965年:英国の詩人、小説家)は『空(うつ)ろな人間』の中で書いている。第1次世界大戦後のヨーロッパ大陸を覆った絶望…
男性既婚者の叙階公認を、バチカン公会議が提言
ローマ・カトリック教会総本山、バチカンで3週間にわたって開催されたアマゾン公会議は10月26日、最終文書を公表して閉幕した。注目は、「遠隔地やアマゾン地域のように聖職者不足で教会の儀式が実施できない教会では、司教たちが…
北の「北極星3号」開発に思う
元統幕議長 杉山 蕃 巨費を投じてもペイせず 射程短く限定的な攻撃可能域 10月初頭、北朝鮮は水中発射の中距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星3号」の発射に成功したとし、その画像を公表した。国連決議を欺くその行動は誠に…
沖縄県浦添市、深夜の子連れ飲食に制限を検討
「キッズファーストで」と松本哲治市長、条例案を模索 沖縄県浦添市は、深夜の子連れ飲食を制限する条例を検討している。松本哲治市長は、子供たちをどのように守り、健全育成していくか、世論喚起を図る狙いがあり、おおむね市民の支…
「実績作り」急ぐトランプ氏、共和党との結束に苦心
米大統領選まで1年 トランプ政権の攻防(中) 大統領選が近づく中、トランプ氏は「実績作り」に動き始めている。先月のシリアからの米軍撤収もその一つとみられる。 「米国の戦闘部隊は、古代から続く宗派紛争の中心にいるべきで…
親子の関係に通じるモルモットの飼育
元横浜国立大学附属鎌倉小学校の教諭と卒業生 動物飼育を通して、子供の情操教育を目指す全国学校飼育動物研究会の21回目の大会が東京都文京区の東京大学弥生講堂で行われた。口頭発表で元横浜国立大学附属鎌倉小学校教諭の加藤直子…
ドイツの改憲の意義を歪曲し改憲無用論を展開する朝日の同行取材記
◆自ら水差す安倍内閣 わずか1週間で閣僚が2人も辞め、加えて萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言と大学入試の英語民間試験の延期。安倍内閣、負の連鎖である。9月の内閣改造が本当に適材適所だったのか、長期政権の緩みなのか。…
野球は特別な「国民的娯楽」
米コラムニスト ジョージ・ウィル 最も重要なルールは不文律 対戦相手に敬意 スポーツの記憶は、慌しくシーズンが過ぎてしまうと、長い間日光に当てられた写真のように色あせていく。しかし、10月29日のワールドシリーズ第6戦…
国連IPCC報告と海洋の危機
東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之 温暖化進み生態系悪化 漁獲量の大幅な減少を予測 台風15号と19号が続けて日本を襲い、多数の地域で水害をもたらした。その後、10月25日には低気圧が千葉県を中心に水害をもたらし…
米大統領選まで1年、異例の広告戦略で支持層の拡大に動く
米大統領選まで1年 トランプ政権の攻防(上) 2020年の米大統領選(11月3日投票)まであと1年。再選を目指すトランプ大統領は、すでに選挙戦に本腰を入れて取り組みだした。一方、4年ぶりの政権奪還を目指す民主党は来年2…
ユダヤのチリ征服計画
ピューリタン革命を指導し英国の最高権力者となったクロムウェルは、かつての敬虔(けいけん)な軍人から「最初の帝国主義者」と呼ばれるまでに変身を遂げていた。彼は「斜陽の列強」スペインが新大陸と西インド諸島に領有する植民地を…
対中国で「老いぼれ」戦闘機のハイテク化を目指す米空軍 Air Force looks for high tech fixes to ‘geriatric’ fleet of fighters in race vs. China
米空軍は、21世紀の最先端戦闘機を5年以内に開発し、試験し、配備できると信じている。 その後の5年間で、これを再びやるという計画だ。 明日の技術を今日の航空機に組み込むために、米空軍は過去数十年で最大の抜本改革の一…
アフリカでの「グレートゲーム」はロシアの負けと指摘する米FP誌
◆先行の米を中国急追 ロシア政府は10月24日、南部ソチで、初のロシア・アフリカ首脳会議を開催、全54カ国が参加した。プーチン大統領は「偉大なロシアの復活」を求めて、アフリカ進出をもくろむが、米誌「フォーリン・ポリシー…
山火事防止へ再生エネ基準の停止を/加州共和議員 Republicans target green-energy funding to prevent California wildfires, blackouts
カリフォルニア州は気候変動問題に意欲的に取り組んでいるが、毎年発生する山火事で大量の温室効果ガスが排出され、州の気候変動対策の効果が失われている。ジェームズ・ギャラガー州議会議員はこの点を問題視している。 ギャラガー…
「アジアと欧州の同盟」を研究 笹川財団
笹川平和財団は10月24日、「日米同盟は不公平か?」をテーマにパネル講演会を開催。昨年から1年かけて「アジアと欧州の同盟」を比較研究した結果を報告し、対中国で対峙(たいじ)する台湾と日本の間で公的な協力関係が結べない基…