[会員向け] rss

フィリピンで麻薬対策トップ人事、野党の副大統領を責任者に

 フィリピンで、ドゥテルテ大統領が驚きの人事を発表した。国内外で物議を醸している麻薬戦争に対して人権批判の急先鋒である野党のロブレド副大統領を、麻薬取り締まりの責任者に任命したのだ。野党陣営からは懸念の声も挙がったが、ロ…

続き

ボリビア・モラレス大統領辞任

長期政権崩壊で混沌  南米ボリビアの反米左派エボ・モラレス大統領が今月10日、不正選挙疑惑の抗議デモが高まる中で辞任を発表し、メキシコに亡命した。盤石と思われたモラレス氏の長期政権が崩壊、その後のボリビアの状況は混沌(こ…

続き

中国の「威圧と検閲」に抗う意味

東洋学園大学教授 櫻田 淳 問われる日本の対中忖度 「自由」を脅かす北大教授拘束  「北海道新聞」(10月24日配信)記事は、北海道大学で教授職を務める中国近代史研究者が、その事由を開示されないまま、9月上旬に訪問先の上…

続き

首相在職歴代最長を評価しつつも、長期政権の緩みを戒めた日経など

◆二分された各紙論調  「首相が重点政策や憲法改正の実現を訴えていくうえでも、国民の信頼が基礎となる。自ら好んで使う『築城三年、落城一日』の戒めを改めて胸に刻むべきだ」(日経20日付社説、以下各紙同)。  安倍晋三首相の…

続き

オールジャパンで焼失した首里城の再建を

オールジャパンで焼失した首里城の再建を

日本沖縄政策研究フォーラムの仲村覚代表らが提言  火災により多くの被害が出た首里城(沖縄県那覇市)再建のため、沖縄県と国の連携が求められる中、玉城デニー知事は「首里城の国から沖縄への所有移転の議論も必要」との考えに言及し…

続き

先入観に基づいた弾劾 Impeachment prejudice

 美は見る人次第で違ってくるというのは、当然である。しかし、意味も聞く人次第なことも、記憶を呼び戻そうとする人は覚えておく必要があるかもしれない。なぜなら、先入観という心の中の世界でフィルターにかけられた言葉には、驚くべ…

続き

米の「航行の自由」作戦の意義

日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決  長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…

続き

パリの治安悪化に懸念広がる

 フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…

続き

日本人拘束は小さく、解放は大きく扱う朝日はまるで中国の機関紙

◆二重基準露わな朝毎  新聞はニュースの順位付けをする。1面に載せるのは重要なニュース、さほど重要でなければ中面や短報。そんな具合に振り分ける。紙面という限られたスペースと、日刊なら1日という区切られた時間枠の中で、ニュ…

続き

能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」

能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」

稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」  神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…

続き

迷走気味の日米金融政策

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 FRBに大統領の圧力 さらなる緩和の余地ない日銀  日米の金融政策決定会合が相次いで開かれた。10月29~30日の米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOM…

続き

岸田自民政調会長にインタビューし無理やりエールを送るサンデー毎日

◆「覚悟足りぬ」と不満  “文春砲”の直撃弾を受けた森田健作千葉県知事ばかりが目立って、他の記事が砲撃の土埃(つちぼこり)の中で霞(かす)んでいるようだ。そのタイミングで岸田文雄自民党政調会長に次期総裁選への意欲を聞いた…

続き

私立高の祈祷を拒否した地裁判決を破棄 Court overturns dismissal of private school prayer case

 連邦高裁は今週、フットボール選手権の試合の前にスタジアムの放送設備を通じて祈祷をすることを求めたキリスト教系高校2校の信教の自由を侵したとしてフロリダ州当局者らを訴えた裁判で、訴えを棄却した地裁判決を覆す判断を示した。…

続き

トランプ米大統領「再選」分析に当惑したかの「サンモニ・風をよむ」

◆弾劾調査でも「優位」  来年11月3日投票の米大統領選挙まであと1年となったが、再選を目指す共和党のトランプ大統領に対し、民主党は多数を握る下院を舞台にウクライナ疑惑の大統領弾劾調査で打撃を与える一方、候補者乱立の予備…

続き

1年を切った米大統領選挙

エルドリッヂ研究所代表 政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 改革できず苦境の民主党 トランプ氏の再選が濃厚に  来年11月3日に行われる、4年に1度のアメリカ大統領選まで1年を切った。候補者の数や発言、激しいやりとり…

続き

韓国の最新「広場の政治学」

「中高年」と「壮年」の競い合い 集会参加者は発表の10分の1  「書を捨てよ、町へ出よう」と寺山修司は言った。最近のソウル市内を埋めるデモ群衆を分析してみると、若者が少ないことが分かった。若者は何処(いずこ)へ行ったのだ…

続き

停滞する憲法審査会 早急に改正原案の討議に入れ

《 記 者 の 視 点 》  衆院憲法審査会が今月7、14の両日開かれ、欧州視察(9月下旬)の報告に関する自由討議を行った。立憲民主党の枝野幸男代表がこの場で山尾志桜里氏が国民投票に関するCM規制の議論と「合わせて憲法の…

続き

イランの挑発的記念日 Iran’s anniversary provocation

 イランには特に悪いことに対する長年の記憶―1979年のテヘランの米国大使館への襲撃と、444日間の人質危機の勃発―がある。現行の(イスラム聖職者)ムッラーによる政権は、あの騒がしかった日の40周年記念日を、米国その他、…

続き

ロシアの違反で新たな火種、米はオープンスカイ条約離脱か

 トランプ米政権は1992年に締結した「オープンスカイ条約」にロシアが違反しているとして離脱する計画を進めている。ロシアとの中距離核戦力(INF)全廃条約が失効したばかり。両国間の緊張が高まるのは必至だ。  米政府高官は…

続き

明智光秀を祀る御霊神社

「怨霊」を鎮め「御霊」に 御霊神社宮司 足立 常秋氏に聞く  来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は戦国の知将・明智光秀。本能寺の変で主君・織田信長を討ったことから逆臣とされてきたが、近年、その功績が再評価されつつある…

続き

記紀神話と大嘗祭

哲学者 小林 道憲 太陽神の命受け穀霊降臨 五穀豊穣約す太陽の霊力崇拝  わが国の最も古い歴史書『日本書紀』や『古事記』にある天孫降臨神話は、大体次のような話になっている。  ようやく平定された葦原(あしはら)の中つ国(…

続き

3年ぶりの経済対策にバラマキにならぬようにと注文付ける日経、毎日

◆台風被災地復興が柱  政府が新たな経済対策づくりの作業に入った。甚大な被害をもたらした台風19号などで被災した千葉、長野両県など被災地域の復旧・復興が大きな柱である。  経済対策の策定は2016年8月以来約3年ぶりで、…

続き

赤旗“パワハラ”勧誘 徳島の鳴門市役所でも管理職30人購読

NEWSクローズ・アップ  全国の自治体で、日本共産党の地方議員による党機関紙「しんぶん赤旗」の購読勧誘が相次いで問題となる中、徳島県鳴門市役所でも課長級以上の管理職員少なくとも30人が昇格時に共産党市議から「赤旗」購読…

続き