首相在職歴代最長を評価しつつも、長期政権の緩みを戒めた日経など


◆二分された各紙論調

 「首相が重点政策や憲法改正の実現を訴えていくうえでも、国民の信頼が基礎となる。自ら好んで使う『築城三年、落城一日』の戒めを改めて胸に刻むべきだ」(日経20日付社説、以下各紙同)。

 安倍晋三首相の首相在職日数が20日で、短命に終わった第1次政権と合わせた通算で2887日となり、戦前の明治、大正時代に3回政権を担って1位だった桂太郎首相を抜き歴代最多となった。政権は長ければいいというものではないとはいえ「長期政権が日本の政治を安定させ、外交を有利に導いてきたことは間違いない」(産経・主張)。まずは評価すべきである。


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