国際
高位脱北者増加の背景
駐英北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使が韓国に亡命してソウル入りした。 今年5月には人民武力部(同6月、部を省に改称確認)の上将、同6月は金正恩の統治資金を管理する39号室の副部長と幹部2名が韓国に亡命した。このほか、最高…
「ニンジャ」逮捕に報奨金
地球だより 毎日のニュースでドゥテルテ大統領が話題にならない日はない。一国の元首なので当たり前かもしれないが、アキノ前大統領に比べて圧倒的に多い気がする。政治家らしからぬ過激な発言がメディアのネタになりやすいからだと推…
NATO首脳会議の焦点、 狙われるバルト3国の一角
「ハイブリッド戦争」の脅威(上) 日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く ロシアの仕掛ける「ハイブリッド戦争」、中でもサイバー攻撃への対策が北大西洋条約機構(NATO)の懸案となっている。7月の首脳会議…
懸念は中国への軍事技術流出
米ケント・カルダー教授が講演 東アジアの国際関係を専門とした米ジョンズ・ホプキンス大学のケント・カルダー教授は先月24日、「中国・欧州関係の進展とその世界的影響」と題して講演した。主催したのは笹川平和財団で外交官や教授…
北朝鮮SLBM、中国が提供の可能性
米専門家がラジオで発言 北朝鮮が先月24日に発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、中国が提供したものだとする見方が浮上している。北朝鮮専門家で米アンジェロ州立大学のブルース・ベクトル教授は1日、ラジオ番組に出演…
ルセフ氏罷免、前途多難のブラジル経済改革
ブラジルで「政府会計を不正操作した」として5月から職務停止中だった左派の労働党政権のルセフ大統領が弾劾裁判で罷免された。 貧困対策や手厚い労働者保護を重視してきたルセフ氏は、経済悪化の責任を問われる形で政権から追放さ…
トランプ氏、メキシコの人々を「非常に尊敬」 Donald Trump recedes: ‘Great respect’ for Mexicans
ドナルド・トランプ氏は31日、不法移民に関するこれまでの主張を変えないと約束したが、世界の舞台に上がると、これまでのメキシコに対する暴言をトーンダウンさせた。一方で、初めての外国の元首を訪問し、自由貿易で譲歩を勝ち取っ…
河回仮面の帰郷
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 仮面劇は人が仮面をかぶって他の人物や動物、超自然的な存在などに扮装(ふんそう)して踊り、歌い、セリフを交わす歌舞劇だ。庶民の生活経験を劇にして、特権階層に対する鋭い風刺と形式的な倫…
南米初開催の夏季五輪に思う
地球だより 南米初開催の夏季五輪となったリオデジャネイロ五輪が成功裏に幕を閉じた(パラリンピックは今月開催)。 開催国のブラジルでは、スポーツ報道の多くがサッカーに割かれるが、五輪開催を通じて得意とするバレーや柔道だ…
トランプ氏「国境に壁」強調
移民政策で強硬姿勢崩さず 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は31日、西部アリゾナ州で不法移民政策に焦点を当てた演説を行った。この中でトランプ氏は、メキシコとの国境沿いに「強固な壁を建設する」と訴えたほか、大統…
福祉拡大が「結婚離れ」の一因に、米研究機関が報告書
「結婚罰」に直面する低中所得層 家庭を強化する制度が必要 米国で進む「結婚離れ」の背景として、政府の社会福祉政策の影響が指摘されている。米民間研究機関は、結婚して世帯の総所得が増えると福祉手当がカットされる「結婚ペナル…
サード配備する敷地の最終確定は可能なのか
韓国紙セゲイルボ 7月13日のサード(THAAD=高高度防衛ミサイル)配備敷地確定発表以後、韓国国防部は1カ月以上、敷地問題で迷走を続けている。 当初、国防部は慶北星州砲台が「最適の適合地」と強調したが、こっそりと「…
情報の収集・分析、北の立場で「内在的接近」を 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(9) 先入観や願望排する心掛けで 坂井 両氏とも長年、金正恩情報を収集・分析してきた。心掛けてきたことは。 柳東烈 その前に指摘しておきたいのは北朝鮮体制は決して「合理的」とは言えな…
「核保有国」に近づく北朝鮮
韓国紙セゲイルボ 非対称兵器活用が不可欠に 北朝鮮が24日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射に成功し、北東アジア安保地形が揺れている。北朝鮮が予想より早く核保有国のステイタスに近づく可能性が高まり、韓国軍の韓…
パリ協定批准に上院の承認は不必要-ホワイトハウス White House defends Obama evading Senate on Paris climate deal
ホワイトハウスは29日、上院の承認なしで「パリ協定」を批准するとしたオバマ大統領の決定を擁護したが、今週の中国訪問中に批准を発表するとの中国の報道を確認することはなかった。 しかし、オバマ氏と中国の習近平国家主席が、…
「アフリカ開発会議」とナイロビ宣言に対する各紙の着眼点に特色
◆影響力強める欧米中 基調講演で安倍晋三首相が表明したのは、3年間で官民総額3兆円規模の投資をするほか、約1000万人の技術者らを育成する人づくりに取り組む方針であった。 初めてアフリカ開催となり、日本主導でアフリカ…
「財団」通じ巧妙な資金集め
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー クリントン家復活へ 根深い電子メール問題 バーニー・サンダース氏は、ヒラリー・クリントン氏のスキャンダルの本質がまったく分かっていない。1回目の討論会でサンダース氏が、電子メ…
拉致と日朝、二国間で困難なら大局的に 坂井氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(8) 強まる北朝鮮の対日工作 柳 日本人拉致被害者の再調査などを約束した日朝ストックホルム合意から2年以上が経過したが、成果を上げられずにいる。日本はどうしたらいいか。 坂井隆 外交…
クリントン陣営、トランプを国家反逆罪呼ばわり Hillary and treason
とんでもなく恥知らずな話に聞こえるが、日曜日、クリントン陣営の選挙参謀ロビー・ムックは、ABCニュースで、ドナルド・トランプが「この選挙戦においてクレムリンの単なる操り人形に成り下がっているというのは、本当かどうか」と…
北朝鮮市場経済、富裕化で勤労意欲喚起の効果 坂井氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(7) 闇市拡大しても統制に自信 柳 経済に話を移したい。近年の目新しい傾向の一つに首都・平壌の高層ビル建設がある。ここには新興の富裕層が関わっているとの指摘もあるが。 坂井隆 いわゆ…
核合意後もイランの態度は変わらず Confrontations reveal Obama’s nuclear deal having little effect on Iran’s behavior
イラン核合意が鳴り物入りで交わされ、イラン政府・軍の行動が穏健化するとオバマ政権高官らが希望を表明してから1年、イランと米国の海軍がペルシャ湾で今週、2度にわたって危険なほど接近したことで、イランが何を意図しているのか…
トランプ氏が晒したアメリカ
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 差別や怒り抱え自己中心 国民の気持ち代弁した暴言 アメリカの大統領選挙戦は残すところ2カ月余りとなったが、ここにきて共和党候補ドナルド・トランプ氏は民主党候…
対中・対米関係、次期大統領誰でも大差ない 柳氏
どう見る金正恩体制 日韓専門家対談(6) 中国、北の核で韓国取込めず 坂井 北朝鮮の金正恩委員長は伝統的な友誼(ゆうぎ)の関係を強調しながら核・ミサイル問題で近年ぎくしゃくしていた中国、また表面的には非難しながら実は最も…