国際
進む「脱キリスト教化」
地球だより 米ニューヨーク州に人口約3万人のベスレヘムという町がある。そう、イエス・キリストの生誕地から付けられた町名だ。ところが、同町は昨年末のホリデーシーズンに「メリークリスマス」の横断幕を中心街の交差点に掲げるこ…
金正恩氏が核実験を決断するまで
北朝鮮は6日、4回目の核実験を実施した。北側の発表では初の水爆実験という。欧米諸国では「水爆実験説」には否定的な声が強いが、核実験であったことはほぼ間違いないとみている(爆発が核関連物質によるか否かを決定するのは、放射…
「慰安婦」カード喪失の波紋、韓日米と朝中露対立が加速か-韓国紙
韓国紙セゲイルボ 韓国と日本間の「慰安婦」合意で北東アジア構図に荒波が予想される。慰安婦問題というコントロールパネルが消えることによって、韓日米の南方3角安保協力が加速化し、これに対抗して、朝中露の北方3角協力が強化す…
北朝鮮主張の「水爆」実験、保有なら大きな脅威
宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄 中国の制裁で死活問題にも 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党第1書記は昨年12月10日、平川革命史跡地(事業地)を現地指導した時に、「水素爆弾の爆音を轟(とどろ)かせることができる」と発…
中国の軍事力増強 深刻な挑戦、理解せぬ米政府
2016 世界はどう動く-識者に聞く(4) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(中) 中国が米軍の戦力展開を阻害する接近阻止・領域拒否(A2AD)能力を増強している。 有力シンクタンク、ランド研究…
「米は憲法9条改正を支持せよ」―インドのチェラニー教授がWTに寄稿
積極的な日本はアジアの利益 インドの著名な戦略地政学者、ブラーマ・チェラニー政策研究センター(ニューデリー)教授は、4日付米紙ワシントン・タイムズへの寄稿で、中国の台頭で揺らぐアジアの秩序を維持するには、日本が防衛面で…
北東アジアの思想的リーダー国家となれ
韓国紙セゲイルボ 大韓民国は解放の混乱の中で、1948年、自由民主主義を国是とする政府を樹立し、成功的な産業化を経て、近代国家としての完成に向かう最後の課題である韓半島統一問題を控えている。 戦後に誕生した数多くの新…
米で薬物過剰摂取が深刻化
2014年の死亡者は過去最悪 米国で薬物の過剰摂取による死亡が最悪の状況になっている。米疾病対策センター(CDC)が先月発表した報告書によると、2014年の死亡者数は過去最多を記録。麻薬性の鎮痛薬を服用するうちにヘロイ…
あるマジシャンの謝罪
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 『Sorry States 国際政治における謝罪』という著書がある米ダートマス大のジェニファー・リンド准教授は謝罪する行動は二つの核心要素を含まなければならないと強調する。「是認」…
石油求めリビアを攻撃する「イスラム国」/Islamic State’s thirst for oil highlighted by attacks in Libya
テロ組織「イスラム国」のリビア支部が4日、地中海の主要石油輸出ターミナルへの攻撃を開始した。このところ、攻撃が激化しており、国家安全保障筋によると、これは、内戦で荒れた北アフリカのリビアで資金源になり得る地域を獲得し、…
北の核実験、座視できぬ対日核脅威の増大
北朝鮮が4回目の核実験を実施した。同国政府は「初の水爆実験」としているが、核実験に成功したことだけは間違いない。隣接国であり、かつ常識では考えられないような無法行為を継続してきた北朝鮮だけに、わが国にとっては脅威が増大…
金正恩氏よ、国民経済の発展は?
北朝鮮の朝鮮中央テレビは6日午後12時半、特別重大報道を通じ、「初の水素爆弾実験に成功した」と発表した。韓国聯合ニュースによると、「同日午前10時に北朝鮮北東部の咸鏡北道・吉州郡から北側49キロ地点で地震が発生した。規…
有効な手だてない北朝鮮の核膨張
北朝鮮が国際社会の監視の目をくぐり抜けるようにして電撃的とも言える核実験に踏み切った。仮に北朝鮮が主張する通り過去3回のプルトニウム型、ウラン型をはるかにしのぐ威力の水爆実験だったとすれば、日本や韓国など周辺国はこれま…
東欧の亡命活動家と韓国の「挺対協」
韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)とは、慰安婦問題で反日活動の先頭を切り、ソウルの日本大使館前に「少女像」を建立するなど、世界各地で慰安婦像の建立計画を進めている市民団体だ。 その団体が日韓両政府の慰安婦問題の「最終…
南シナ海人工島、周辺国の対中接近促す可能性
2016 世界はどう動く-識者に聞く(3) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(上) 中国が南シナ海で進める人工島の軍事化をどう見る。 米国の軍事専門家の間では、人工島の軍事化は象徴的なもので、大…
合法的銃所持支持への動き/Yes to legal guns
大統領は皆、名言と立派な行為の記録とともに、歴史に長く残る、強く印象的な刻印を残したいと思っている。ろくに十分な記録を持っていない大統領が出てくることもあって、うそっぱちの立派なレガシー(遺産)をでっち上げようとするが…
宇宙開発の民営化に期待する
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 発展を邪魔した政治家 火星への入植や宇宙観光も 【ワシントン】人それぞれ見方、考え方は違うものだが、一致できるものもある。2015年は惨めな年だった。喜ぶべきものがあるとすれ…
欧州の居住外国人
地球だより 欧州統計局が昨年12月公表した統計によると、欧州国民の93・3%は自国民で、2・8%が他の欧州連合(EU)諸国からであり、3・9%がEU外の住民という。統計を見る限りでは、通称外国人と呼ばれる分類の住民の数…
イラン核合意、中東核戦争の可能性高める-元米CIA長官
2016 世界はどう動く-識者に聞く(2) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(下) イラン核合意をどう評価する。 米国が今まで署名した合意の中で最悪を競うと言っていいほどひどいものだ。もし一番でなければ、少なく…
ピーターパン作戦
マイアミの風 数年前キューバ人の集まりでキューバ系米国人、フェルナンド氏と出会った。そこで「僕はね、ピーターパン作戦で米国に来たんだよね」と。それが私がピーターパン作戦を聞いた初めだった。 この作戦はキューバの子供た…
FN躍進、仏政治のカギに パリ同時テロ後の地域圏議会選
昨年11月13日に起きたパリ同時多発テロ後に行われたフランスの地域圏議会選挙では、国民戦線(FN)に大きな支持が集まった。テロの脅威の背後にある移民や高い失業率が挙げられる一方、フランス国民が自国の主権やアイデンティテ…
昆虫食堂
地球だより ハノイ法律大学の学生トンさんが、最近ハノイ市のダイラー通りに開いた昆虫食堂への人気が高い。食堂は午後4時頃に開店し、午後10時頃に閉店する夜のみの営業だが、1晩の売上高は数百万ドン(数万円)に上るという。学…
決然と「イスラム国」に対処を-元CIA長官
2016 世界はどう動く-識者に聞く(1) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(上) 7年間学習しないオバマ外交 オバマ米大統領の戦略で過激派組織「イスラム国」(IS)を打倒できるか。 現在の戦略では無理だろう。…